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神世七代の編集履歴

2018-06-29 06:08:21 バージョン

神世七代

かみのよななよ

神世七代とは日本の創世神話において出現した神々である。

概要

『[[[古事記]]』においては別天津神の次に登場する。抽象的な原理を体現する別天津神よりも具体性の強い性質を帯びた神々。


日本書紀』の本書においては彼ら、彼女らが最初に出現する神々である。


メンバーと出現順

古事記

国土、大地の不動性、恒常性を体現する神。

豊雲とは「豊かな雲」の意。天から野に雨を降らす豊穣の神の意か。

  • 3:宇比邇神(ウヒヂニ)・須比智邇神(スヒヂニ)

宇(ウ)は、須(ス)はの意、原初的なの神。古事記では三番目、日本書紀本書では四番目から男女一対で「一代」とカウントする。

  • 4:角杙神(ツヌグイ)・活杙神(イクグイ)

「杙」とは「杭」の意。村や共同体の境界線を示す杭を表わすが、「ぐい(くい)」という読みには植物等の生育を示す語義もあり、豊穣神の側面も持つという。日本書紀では本書では七代のうちに数えられないが、引用される一書において「角樴尊」「活樴尊」表記でメンバー入りしている。

  • 5:意富斗能地神(オオトノヂ)・ 大斗乃弁神(オオトノベ)

大地が固まり凝固する様をあらわした男女神。オホトは「大所(おほと)」の意か。「ト」は所や戸に通じ、あるいは男女それぞれの性器を暗喩するとする解釈もある。

  • 6:淤母陀琉神(オモダル)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)

オモダルは日本書紀では「面足」と表記され、(地)面が足りる。すなわち大地の完成を意味する。アヤカシコは「あやにかしこし」という畏れ多いながらも賞賛する言葉を表わす。完成の対象を人体とする語義解釈もある。

神世七代最後のふたり。他のメンバーと異なり、感情を持って行動し、言葉を話す様が生々しく描写される。

日本書紀・本書

  • 1:国常立尊

国之常立神(クニノトコタチ)の別表記。

  • 2:国狭槌尊(クニサツチ)

古事記では神世七代に数えられないが、後の箇所でイザナギの子にあたる国津神オオヤマツミの子として「国之狭土神(クニノサツチ)」が登場する。

  • 3:豊斟渟尊

古事記では二番目に記される豊雲野神(トヨクモノ)の別表記。

  • 4:泥土煮尊・沙土煮尊

古事記では三番目に記される宇比邇神(ウヒヂニ)・須比智邇神(スヒヂニ)の別表記。

  • 5:大戸之道尊・大苫辺尊

意富斗能地神(オオトノヂ)・ 大斗乃弁神(オオトノベ)の別表記。角杙神(ツヌグイ)と活杙神(イクグイ)が居ない事で以降の記載順がズレず古事記と同じになる。

  • 6:面足尊・惶根尊

淤母陀琉神(オモダル)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)の別表記。

  • 7:伊弉諾尊・伊弉冉尊

伊邪那岐神(イザナギ)・伊邪那美神(イザナミ)の別表記。


関連タグ

別天津神 三貴子 火雷大神 宗像三女神

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