CV:加瀬康之
概要
世界経済新聞の社長。
ビッグニュースと異名がついており、立場上、新聞には出せない裏社会も含め、かなりの情報力を持つ。
一応はまっとうな社長ながら、裏社会の大物に数えられる人物。ステューシーには「情報操作屋」と皮肉られている。
見た目は鳥だが能力者かどうかは不明、ミンク族や魚人族に近い種族の可能性もある。
口癖は「これはビッグニュース」。
また、本人曰く飛べないらしい(一応、リアルにも作中にも飛ぶのが不得手な大型鳥は存在している)。
誕生日は7月14日(新聞配達の日)
人物
相手の素性や出身地に纏わる逸話を反芻しつつも、あくまで個人の内面を見定めようとする、自分なりの物差しを持つ。
あくまで「(世界政府の意向に反さない程度の)ビッグニュースを伝える」ことが好きであり、シャーロット・リンリンによる殺害の現場を見ても「珍しいものを見れた」ぐらいの認識で物おじしないなどよくも悪くも倫理観はあまりない。
一方、シャーロット・リンリンの恨みを買うことを承知で記事を載せるなど、かなりの胆力を持つ。
世界経済新聞は、ニュース・クーを通じて世界中に配られており、子供もそこに乗せられた絵物語を読むなど広く浸透し、またメールも当然無く電伝虫が一般的で、海だらけのため手紙を確実に届けることさえ難しいこの世界において、数少ない安定した情報源であり、世界経済新聞(と付属の指名手配書)はカイドウやリンリンといった四皇全員も目を通している。
世界中への伝達機構も含め、ある意味彼は海の王ともいえるかもしれない。
なお、CP‐0のステューシーには「情報操作屋」呼ばわりされているが、「サー・クロコダイル討伐者」「エニエス・ロビー壊滅」などお得意先の世界政府にとって都合の悪い情報は隠ぺいしているため、あながち間違っていない。
いくつもの大事件を起こしてきた最悪の世代を高く評価しており、「彼らの中から海賊王が出てくる」と予見している。
来歴
万国編
シャーロット・リンリン主催のお茶会兼サンジ&シャーロット・プリンの結婚式にゲストとして招待された。
その際、玉手箱をビッグ・マムが手にしたことを最初にきりだした。
茶会の場では、海物語のモデルであるジェルマ66の頭領ヴィンスモーク・ジャッジと談笑する場面も見られた。
カポネ・ベッジと同盟を結んだモンキー・D・ルフィの乱入やリンリンの発狂によってお茶会がパニックになった後、どさくさにまぎれて玉手箱の中身を記事にしようとしていたが、ステューシーがル・フェルドを射殺する場面に居合わす。
ステューシーとは旧知の仲だったため、「全部ル・フェルドの仕業という記事にする」という利害の一致で協定を結ぶも、肝心の玉手箱は城の根元へ落下、その衝撃で大爆発を起こす。
その後、大爆発や喰い患いのごたごたに乗じる形で、ルフィ・ベッジ一行とビッグ・マムの家族達の交戦について、指揮を執るシャーロット・モンドールのそばで電伝虫などを通じて聞きながら傍観しつつ、頃合いを見計らって逃避。
モンドールには、「ろくな記事が書かれない」と捕まえるように部下に指示を出したが、いくつもの鳥を使った空飛ぶ船で無事逃亡。
その間、ステューシーに最悪の世代の今後などについて、「最悪の世代の中から海賊王が誕生する」と自身の予見を述べる。
そして、新聞には爆発場所と起爆した原因などを隠しつつ、麦わらたちの騒動の内容を記載。
麦わらの一味を主犯として掲載(ファイアタンク海賊団・ジェルマ66はその場で参加扱いにされた)し、その戦果を大きく報告。
(戦いの詳細や犠牲については省かれたその内容は)「将星2つを落とし、ビッグ・マム海賊団に大損害を与えた麦わらの一味の事実上の勝利である」とルフィに大きく肩入れされたものであり(当然リンリンはこれに激怒していた)、「今や参加を抱え大組織となったモンキー・D・ルフィは海の5番目の皇帝である」と報じた。