アローラ外のラッタは→ラッタ
データ
進化
アローラコラッタ→アローララッタ(夜にLv20)
概要
ポケモンSMから登場する、アローラ地方の環境に適応する為に姿を変化させたラッタのリージョンフォーム。正式名称は「ラッタ(アローラのすがた)」。
街の中心で鮮度の良い食べ物ばかりを食べたことで、体が太ってがっしりとした体格になっている。巣穴にはたくさんの食べ物を溜め込んでおり、自分では集めず子分のラッタにエサの収集を行わせる。
鮮度の良い食べ物を判別できる目利きを持ち、一部の高級レストランではアローララッタに新作の料理の目利きを行わせているらしい。
このため、ラッタが住みつくアローラのレストランは当たりと言われている。
ムーン版では「しげみのどうくつ」のぬしポケモンとしてプレイヤーの前に立ちはだかる。
なおサン版ではデカグースが代わりに登場し、諸々の設定からも対の関係であることが伺える。
野生の個体は夜のみ出現し、日中は代わりにデカグースが出る。
進化条件は通常種同様にLv.20を超すことだが、夜行性という生態のためか夜間限定という条件付き。
性能
種族値比較
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原種 | 55 | 81 | 60 | 50 | 70 | 97 | 413 |
リージョンフォーム | 75 | 71 | 70 | 40 | 80 | 77 | 413 |
増減 | +20 | -10 | +10 | -10 | +10 | -20 | ±0 |
タイプは初のあく・ノーマルの複合。
かくとうを4倍で受けてしまうが、元々かくとうに対して突っ張るポケモンではないのでさほど気にはならず、むしろゴースト・エスパーの2タイプを無効にできるのが嬉しい。
性能面では隠れ特性のあついしぼうが目を引く。これは上述の設定にならったものだが、ノーマルタイプではカビゴン以来となり、あくタイプでは初。
原種と比較すると、耐久関連が上昇した代わりに特攻・素早さダウンならまだしも攻撃まで下げられてしまった。耐久が上がったといっても耐久型が務まるほどの数値ではなく、ゴウカザルやルカリオと大差はない。
下がったとはいえ77とそこそこに速い素早さとあついしぼうを活かし、サポートをやらせるのが無難かもしれない。
攻撃は下がり、サブウェポンも貧弱だが、一致技のみでも充分な範囲が確保できるため、はりきりと合わせれば種族値以上の攻撃性能を発揮できる。命中率低下もZワザなら問題ないのでアタッカーの性能もそこそこ。
幸いいかりのまえば・とんぼがえり・すりかえなどサポート向きの有力な技を使える上、不意のいのちがけやカウンターで手痛い一撃を与えることもできるので、侮れないポテンシャルを秘めている。地味にタイプ一致で使えるようになったふいうちは使えるポケモンの中でも上位の威力を有している。USUMでも待望のサブウェポンのじだんだを習得した。
余談
実は、シナリオ中の使いやすさはかなり高い。特性はりきりとZワザ(ウルトラダッシュアタック)の高火力で相手のポケモンをサクサク倒していける。進化・捕獲もしやすいこともあり、意外とオススメのポケモンでもある。問題はZワザのアニメを一々見ることになることか。
一方シナリオ終盤で出現する高レベルの野生個体はふいうち・いかりのまえば・すてみタックル・がむしゃらというまるでLv1戦法のような技を持っており、6Vだろうが攻撃面が育ちきっていないと一方的に狩られる危険性を持っている。
おまけにこちらが攻撃技を選ぶと高確率でふいうちを選択し、それ以外の技を選ぶと別の技を使ってくるという妙に賢いプログラミングもされているためデカグースよりはるかに厄介な存在である。夜限定とはいえ出現率が高いのも鬱陶しい。
レベルが十分に上がっていない段階では逃げる選択をしなければいけない場合も多く、プレイヤーの中にはその見た目だけでトラウマになってる人もいるとか。