概要
クリプトン星出身の宇宙人であるスーパーマンの本名はカル゠エル(Kal-El)であり、スーパーガールなどのクリプトン星出身の人物からは「カル」と呼ばれている。
そのクリプトン星が滅亡してロケットで地球に飛ばされた赤ん坊の彼を、ケント夫妻が拾い養子として迎え入れ「クラーク・ケント」と名付け育てた。クラークという名前は育ての母親、マーサの旧姓クラークから。クラークは成長するとスモールヴィルから大都会メトロポリスへ移住しデイリー・プラネット新聞社へ入社、同社の記者となる。同僚のロイス・レーンと結婚し、2人の間に息子のジョン・ケントが誕生した。
スーパーマンはスーパーヒーローとしては珍しく、ヒーロースーツを着るのではなく、逆に普通の服を脱ぐことで変身(変装)するヒーローとなっている。ネクタイを外す仕草やシャツを胸元から破くポーズは「誰もが持つ内なるヒーロー(Inner Hero)」のイメージとして認知されている。
着替える場所については電話ボックスで変身する印象を持たれているが、回転式ドアや路地裏、さらにはタクシーの車内だったりと、そもそも目にも止まらない速さで着替えているため割と場所はどこでも良さそうではある。
また、普段は黒縁眼鏡をかけている。これは伊達メガネで、周囲から「あんな奴がスーパーマンなわけがない」と思わせるために着用している。その他にも髪型を変える、意図的に猫背の姿勢を取るなど、彼なりに正体がバレないよう工夫を凝らしている。過去には「催眠波を発して周囲の人々の認識に干渉している」といった設定もあった。