概要
「ゾイドと人間の気持ちがシンクロし、互いの闘争本能が最大限に高まった時に発動する」と言われているゾイドのパワーアップ機能。
通常は「本能解放」に「ワイルドブラスト」とルビが振られる。
ゾイドに相棒と認められたライダーにそのゾイドから与えられる鍵状のアイテム「ゾイドキー」をライダーがコックピットに差し込むことで発動する。発動直後、ゾイドは普段は隠されている武器が展開してより戦闘に特化した姿へと変わり、ゾイドとライダーは片目が様々な色の炎に包まれる。
一度発動すれば、それまでとは桁違いの戦闘力を発揮できるようになるが、ゾイド・ライダー共にかなりの体力を消耗することになる。また、そもそも発動にするにはゾイドとライダーの心が一体になっていなければならず、単にゾイドキーを差しただけでは発動させることすらできない。
デスブラスト
デスメタル帝国のゾイドとライダーが使用する機能。帝国によって開発された短剣状のアイテム「デスメタルキー」をコックピットに差し込むことで発動する。
一見するとワイルドブラストと何ら変わらないように思えるかもしれないが、最大の相違点はデスメタルキーによってゾイドの力を無理矢理引き出している点であり、「強制解放」と称される。
実際ゾイドはこれの発動時には苦しそうな姿を見せる。
その性質上、ワイルドブラストと違い、ライダーの一方的な意思によって発動可能(作中ではなかなか刺さらないデスメタルキーを力ずくで押し込むというシーンがある)。また、これの発動後、ライダーが疲弊する事も無い模様。
余談
- 「ゾイドと乗り手の感情がシンクロする」という要素は過去のシリーズから存在する設定である(操縦に精神リンクという要素が存在し、あまりに凶暴すぎるゾイドだとゾイドの感情が逆流して乗り手の精神に異常をきたしてしまう事もある)。
- 過去のシリーズでは、例えばオーガノイド (オーガノイドシステムやアルティメットXに搭載されたものではなく)や上山道郎版に登場した「シャドーキー」がゾイドキーとデスメタルキーに近い性質を帯びる。