概要
「ブレイブ&ボールド#28」(1960年)にて初登場。同年10月に単独誌として連載スタート。DC最大最強のヒーローチームであり、DCコミックのビッグ3をはじめ、主だったヒーローのほとんどが参加した経験を持つ。
本拠地は宇宙にある衛星基地「ウォッチタワー」と地球にある「ホール・オブ・ジャスティス」。
正式名称は「ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ(The Justice League of America)」。頭文字をとって「JLA」とも呼ばれる。
メンバー
以上のメンバーはリンク先を参照。
- マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ)
優れた弓術を駆使して戦うクライムファイター。バットマンの盟友。
- ブラックカナリー(ダイナ・ローレル・ランス)
- 初代ブラックカナリーの娘。格闘技と超音波ボイスで戦う女性クライムファイター。グリーンアローの嫁。
- ザターナ(ザタンナ・ザタラ)
DCユニバース屈指の魔法使い。ステージマジシャンの父と異次元人の母を持つ。
言葉を逆さまから読む事で魔法を発動させる。普段はマジシャンをしている
- ホークマン
- 鷹をモチーフにしたマスクと反重力金属を留め具にした羽を纏ったヒーロー。武器は棘付き鉄球(メイス)。ゴールデンエイジから登場しているが、初代は古代エジプトのファラオの生まれ変わり、二代目は異星人の警察官とそれぞれの設定はバラバラ。さらに「初代と二代目の共演」すら、設定変更のあおりで「初代と二代目は同一人物でした。なので、何かの見間違い」とされる始末。
アニメに登場したホークガールは彼の相棒で、2代目が基になっている。
- アトム(レイ・パーマー)
- 白色矮星の破片から物質縮小の技術を発見したミクロヒーロー。別れた妻がとんでもない事件を起こした(アイデンティティ・クライシス参照)。
- レッドトルネード
- 悪の科学者:T.O.モロー教授が製作したアンドロイドの身体にラーン星の風の精霊が宿って誕生した存在。なので、風を自在に操る。ジョン・スミスという偽名がある。
主なヴィラン(敵役)たち
- スターロ
- 巨大な宇宙ヒトデ。アスペラックス星人と共に地球を侵略しジャスティスリーグ最初の敵となった。
- ダークサイド
- スーパーマンの宿敵にして惑星アポコリプスの支配者。DC世界で一、二を争うを実力者で神にも等しい力を持つ。配下やパラデーモンなどのいる巨大な軍を率いており、地球侵略も幾度か行われた。
- ドゥームズデイ
- こちらもスーパーマンの宿敵だが、初登場時にはスーパーマンも苦戦し、ジャスティスリーグから数多くの犠牲者を出した強敵。
- ブレニアック
- ダークサイド、ドゥームスディと同じスーパーマンの宿敵。アンドロイド。惑星の情報収集が目的で価値のある惑星、あるいは人物又は建物や町を圧縮光線で小さくしてボトルの中に保管している。アニメ版JLでは何とレックス・ルーサーと合体してしまう。
- マックスウェルロード
- 元はジャスティスリーグ・インターナショナル創設の立役者だが、父を能力者に殺された事で反超人主義者となってヒーロー、ヴィラン関係なく憎むようになった。強力なマインドコントローラー。
- ヴァンダル・サベッジ
- 落下した隕石の放射能でパワーと不老不死を手に入れたクロマニオン人。世界征服が目標で歴史の影で暗躍している。アニメ版JLでは歴史改変を行い、ヤング・ジャスティスでは恐ろしいことにジャスティスリーグをマインドコントロールして支配下に置いている。
- ウェザーウィザード
- フラッシュの敵。ウェザーワンドという武器で天気を操る。1997年のドラマ「Justice League of America」の敵。
- インジャスティスリーグ
- スーパーマンのライバル、レックス・ルーサーを初め様々なヴィラン達が手を組んで挑んだチームの名称。実写映画でも、エンドクレジット後に今後の登場を示唆するシーンが盛り込まれている。類似の組織として、ゴリラ・グロッドが組織した「シークレットソサエティ」、70年代のアニメ「スーパーフレンズ」でのヴィラン軍団:「リージョン・オブ・ドゥーム」などが存在する。
- クライムシンジケート
- 正義と悪の立場が逆転世界(パラレルワールド)のジャスティスリーグ。正式名称は「クライム・シンジケート・オブ・アメリカ(CSA)」。何度か設定を変えつつ登場し、最近では2014年、『NEW52!』の一環である長編企画「フォーエバーエビル」(FOREVER EVIL)にて再登場した。
- ジャスティス・ローズ
- アニメ版に登場したパラレルワールドのジャスティスリーグ。何もかも正反対な性格のシンジケートとは違い、こちらはどこかで道を間違ったJLAといった存在で恐怖の支配者と化している (ちなみにこの設定はコミックに逆輸入されマルチバースではアース50の世界になっている)。
- スーサイド・スクワッド
- バットマン等のヒーローに捕らわれ、刑務所や精神病院に収容されていたヴィランによるチーム。恩赦や待遇改善と引き換えに政府の汚れ仕事を引き受けている。実写版ではブルースがJLAを結成する理由の一つにこのチームに対する危機感があり、発起人のアマンダに対し、「俺達に潰される前に解散させろ」とまで言っている。
- ロイヤルフラッシュギャング
- トランプをモチーフとした悪党軍団。本来はバットマンの敵だが、アニメ版JLや『Justice League: Doom 』(日本未発売)ではJLと戦っている。
映像作品
アニメ
『ジャスティスリーグ』
2001~2006年に放映された作品。カートゥーンネットワークでも吹き替え版が放送された。
キャラクターデザインは、ブルース・ティム
『ヤングジャスティス』
原典はスーパーマン、バットマン、ザ・フラッシュのサイドキック(相棒)たちが結成したチーム。同名アニメ作品が同じく日本でも吹き替え版が放送。
『DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団』
秘密結社鷹の爪とのコラボ作品。
実写映画
『ジャスティスリーグ』パート1(2017年) / パート2(2019年)
DCエクステンディッド・ユニバースの作品の1つとして製作される。
パート1・2ともにザック・スナイダーが監督を務める予定だったが、途中降板して『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが監督を引き継いだ。
また、1と2の間に、『ザ・フラッシュ』(2018年3月23日)、『アクアマン』(同7月27日)、『シャザム』(2019年4月5日)が公開予定。
登場するヴィランは、パート1はステッペンウルフ。パート2は現段階では不明だが、ラストのとある描写からインジャスティスリーグではないかとする説がある。
関連タグ
アベンジャーズ(ライバル出版社MARVEL最大のヒーローチーム。JLAの人気にあやかった後追い企画だという噂があり、しばしば比較される。しまいには原作コミックで対決もした)
パワーレンジャー(日本のスーパー戦隊シリーズをアメリカでリメイクした作品。2017年に共演作『ジャスティスリーグ/マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』が制作される)