ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ターレスの編集履歴

2018-08-28 22:47:59 バージョン

ターレス

たーれす

ターレスとは、劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』に登場するキャラクター。原作の漫画『ドラゴンボール』には登場しない。

概要

CV:野沢雅子


TVアニメ『ドラゴンボールZ』の劇場版第6作目『地球まるごと超決戦』に登場するオリジナルキャラクターサイヤ人の生き残りである下級戦士一人で、宇宙を暴れまわるならず者集団「クラッシャーターレス軍団」のリーダー。本作における最大の敵役でもある。


名前の由来は「レタス」から。


人物像

容姿

悟空カカロット)と瓜二つの容貌をしているが、ターレス曰く「サイヤ人の下級戦士は顔のパターンが少ない」らしく、悟空と似ているのは飽くまでも同じタイプの顔で生まれたというだけで、血縁関係があるわけではないとのこと。相違点を挙げるとすれば、肌が色黒であることと、特徴的な髪のハネが少し多めであることぐらいである。


衣装は原作に登場したラディッツナッパに近いデザインの戦闘服姿で、カラーリングはグレースケール調。赤いレンズのスカウターを装着している。また、初登場時は白いマントを羽織っていた。


性格

外見こそ悟空によく似ているが、その性格はこれまでのサイヤ人の例に漏れず残忍で好戦的。

クールで落ち着いた言動を用いるが、相手を平然と殺し、ときには他人を利用して更なる混沌を引き起こさせるなど、冷酷無慈悲な殺し屋である。


加えて束縛を嫌い、己が思う欲するままに破壊や強奪、殺戮を繰り広げる自由主義者でもある。かつてはフリーザ配下の一軍だったが、決して彼に忠誠を誓っているわけではなく、いつか彼を出し抜き自らが宇宙を征服するという野心を抱いている。


一方で、一定の同族意識はあるらしく、同族の悟空やその息子である悟飯に対しては破壊の快楽を甘い言葉で語り仲間に勧誘している。

ただし、本来なら生き残り仲間であったはずの王子・ベジータ、エリート戦士のナッパ、同じ下級戦士のラディッツなどとは別行動をとっていたらしく、彼らの事についても作中では一切言及していない。ターレス自身、この時点で彼ら以上の戦闘力を身に付けていた。


戦闘力

悟空同様に下級戦士出身であるため生まれ持った戦闘力はサイヤ人としては決して高くないが、星の生命を吸い上げて成長する“神精樹の実”を食べることでパワーアップを繰り返している。

そのため、地球に降り立った時点で最低でも3万近い戦闘力を誇っており、作中で戦闘力1万8000とされたピッコロの攻撃を軽く弄び、フルパワーでないといえど「魔貫光殺砲」を片手で受け止めるなどの芸当を見せた。

サイヤ人の王子であるベジータですら地球襲来当時の戦闘力は1万8000だったことを考えると、この戦闘力は驚異的という他ない。


地球の栄養を吸った神精樹の実を食べた後は更に大幅なパワーアップを遂げ、10倍界王拳を使った悟空(推定戦闘力30万以上)すらも余裕の表情で圧倒した。


また、本来はエリート中のエリートにしか扱えないとされる「パワーボール」を使いこなし、同族であるサイヤ人に大猿変身を誘発させることもできる。


作中での動向

宇宙を暴れまわるクラッシャー軍団を率いるターレスは、星の生命を吸い上げて成長する「神精樹」の種を使って様々な星を荒らしつつ、その樹に実った果実を食べることで絶大な力を手に入れていた。


宇宙征服を目論む彼らはより多くの神精樹の実を欲し、新たな拠り所として地球に目を付け、密かに地球に潜伏し各地に種を撒く。神精樹はみるみる内に成長し、その影響で地球では天変地異が起き始め、その原因を突き止めた北の界王からの指令を受けた悟空たちと闘うことになる。


同族である悟空や悟飯に対し、現在の破壊や強奪に明け暮れる生活の魅力を語り仲間に引き入れようと勧誘するが、断った途端パワーボールを使って悟飯を大猿化させて、親子殺しをさせようと差し向ける(この時、自分が暴走するのを懸念しすぐにパワーボールを破壊するという気転の早さもみせた)。


怒りに燃える悟空に苦戦し戦況を不利と見るや、神精樹の実を食べてさらに力を手に入れてこれを覆す。彼が動けなくなるまで攻撃を続け、至近距離からエネルギー波による連射撃を行う。


界王拳10倍を発動した悟空を圧倒した上で一発目の元気玉を無効化するも、今度は神精樹から吸収した2発目の元気玉に直撃し、神精樹もろとも消滅した。皮肉にも自ら蔓延させた神精樹を利用されるという自業自得とも言える最期を迎えた。


ゲームでの活躍

ドラゴンボール関連のゲーム作品では、原作キャラの参戦が優先されている経緯もあり、ターレスをはじめとする劇場版オリジナルキャラクターたちは概ね続編タイトルでの登場となっている。


一部タイトルでは劇場版の再現として神精樹の実によるパワーアップが出来たりサイヤ人特有の大猿変身が出来る場合もある。


対戦モードでの個別会話イベントなどでは、劇場版で絡みのあった悟空や悟飯、ピッコロは当然ながら、王族であるベジータを揶揄うように「王子様」と呼んだり、逆にナッパからは「下級戦士」と軽んじられたりなど、サイヤ人同士との特殊会話が存在する。他にも、悟空を知る人物が一瞬勘違いをし、それを不敵に笑いながら訂正するという流れが定番となっている。


サイヤ人絶滅計画(FC/OVA)

原作ゲームでは中ボスとして、OVAでは前編にのみ登場。

フリーザクウラスラッグと共に、ツフル人の怨念増幅装置「ハッチヒャック」の力で蘇った。


自身もサイヤ人であるのだが、「サイヤ人に復讐だ」と主張するメンバーに混ざっている。ドクターライチーは恨んでいるサイヤ人を仲間にすることに抵抗はなかったのだろうか。

この事に付いて、「『サイヤ人に殺されたサイヤ人』である故に、悟空達への恨みは他の面々より深い」と発言している。


またFC版のゲーム本編には色違いの別キャラクターが登場する。

薄緑色の体色をした『ターレスミラージュ』は宇宙でザコ敵として出現するほか、オウター星ではスラッグマインドと2人で海の主を襲う中ボスとしても登場する。HPはターレスが750なのに対し1100に上がっているが、必殺技は単体攻撃用のエネルギー波と全体攻撃用の爆発波のみで、キルドライバーを持たない。

赤紫色の体色をした『ターレスファントム』は終盤にザコ敵として登場。HPは1500とターレス型の中では最も高いが、身に付けている技はミラージュ同様で、しかも使えるカード数が減っている。


ドラゴンボールゼノバース2(PS4)

暗黒魔界の科学者・トワの策謀によりスラッグなどの他の劇場版キャラクターと共に召喚される。いずれも別次元で悟空に恨みを持つ者たちであり、トワは彼らを各時代に送り込んで歴史を大きく変動させることで、これまで以上のより多くの「キリ(歴史改変により生じる強エネルギー)」を収集しようと目論んだ。


ターレスは主にサイヤ人襲来編~フリーザ編にかけて登場。

生き返った悟空がベジータたちと闘う仲間のもとへ向かうのを妨害し、結果的にベジータだけでなくナッパまで大猿化させる展開を誘発した。


ナメック星ではギニュー特戦隊に助力。ジースバータに神精樹の実を与えて強化した上でタイムパトローラー(主人公)に嗾け、ギニュー戦では悟空を背後から羽交い絞めにしてボディチェンジに協力した。その後はスラッグと共にトワから貰った暗黒魔界産の神精樹の種を食べパワーアップ。しかしトワが神精樹の種手を加えていたため暴走。最後はトランクスと主人公とのエネルギー波の撃ち合いに敗れ消滅した。


ドラゴンボールヒーローズ(AC)

他のゲームとは異なり「クラッシャーターレス軍団」全員が参戦している。

バーダックラディッツなどが超サイヤ人化する中、今のところ超化はしていないが、バビディによって洗脳された「破壊王ターレス」なる強化形態が登場している。


更にスーパードラゴンボールヒーローズでは4弾から暗黒ドラゴンボールが埋め込まれた「ターレス:ゼノ」が登場する。PVでは暗黒仮面王と互角に渡り合っている。戦いの最中、他の戦士達以上に浸食が激しくなり暴走するが最終的に鎮圧化され、そのドラゴンボールは暗黒仮面王たちに奪われた。


ドラゴンボールZドッカンバトル

イベント入手力属性SR1体、レアガシャ知属性SSR1体、天下一武道会イベント限定技属性SSR1体の合計3体が実装されており、SSR版2体はそれぞれドッカン覚醒(いわゆる進化)によって強力なカードに進化も実装されている。


知属性版は覚醒することで、HP50%以上で味方全体の必殺技発動に必要な気力を3も(基本12で発動)上昇させ、更にATKもUPするサポート能力を持っており、更に実装当初はリーダーにすることで属性を問わず味方全体の気力を3上昇させるスキルも持っていることからリーダーとしても重宝されていた。

また必殺技も確率で相手の行動を止める「気絶」状態にできるため、リーダースキルなどのインフレが進んだ今でもサポートキャラクターとして優秀に機能している。


技属性版も覚醒によって7ターンの間自身の気力とステータスを大幅に上昇し、知属性版と同じく必殺技効果に確率気絶があるので、属性デッキではやはり優秀な戦士。


人気とキャラクター性からフェス限定版があってもおかしくないが、3年を過ぎた今現在実装されていない。


余談

前述の「サイヤ人の顔の種類が少ない」という設定は原作者の鳥山明による公式の裏設定であり、それを聞いたアニメスタッフにより「悟空と同じ顔の敵は面白い」とノリ気になって本作のターレスや悟空の実父であるバーダックのイメージが生まれたという。


ターレスの人格は「もしも、悟空が赤ん坊の頃に頭を打って記憶をなくさず、サイヤ人の性格のまま育ったら」というコンセプトをもとに構想されたという経緯を持ち、作中でも悟空自身がターレスに対して「地球に着いた際に頭を打ったお陰で、お前の様にならなくて良かった」という旨の発言をしている。


担当声優は悟空と同じく野沢雅子。つまり野沢氏は本作で、悟空・悟飯・ターレスの一人三役をこなしている。

監督が野沢氏を困らせてやろうと冗談半分でキャスティングしたものだが、見事に演じ分けられてしまい、驚いたという。

関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦

悪役 サイヤ人 フリーザ軍 神精樹の実

悟空顔 カニ頭 そっくりさん

アモンド ダイーズ カカオ レズン ラカセイ

孫悟空 孫悟飯 ピッコロ


ゴクウブラック:同じく悟空の姿をした悪の戦士だが、誕生の経緯などは大きく異なる。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました