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星王バズーの編集履歴

2018-08-30 19:36:36 バージョン

星王バズー

せいおうばずー

『電撃戦隊チェンジマン』の敵組織・大星団ゴズマの首領である。

概要

 宇宙各地に侵攻し、あまたの星々を支配下に収めてきた大星団ゴズマの首領。

 機械と人間の上半身が融合したような怪異な風貌をしており、移動要塞ゴズマ―ドよりもいっそう巨大な姿で指令を発する。ただしこれが実体なのかどうかは定かではなく、所在も正体もずっと不明であった。その底知れなさがいっそう配下の者たちに恐怖を覚えさせている。


 これまで侵略した星々の戦士たちを幹部や宇宙獣士として徴発し、さらなる侵略の道具として働かせてきた。大幹部であるギルーク司令官や女王アハメスもかつては彼に反逆を試みた者だが、その圧倒的な力の前に平伏すことになった面々である。構成員たちには母星の再興を条件に、逆らったり失敗したりすれば彼らの母星を破壊すると脅迫することで絶対服従を強いており、ゴズマという組織を成り立たせていたのはひとえにパズーの圧倒的な力に対する恐怖であった。


 侵略活動を進めている限りは部下たちのやり方には干渉しないが、基本的に部下は使い捨ての存在としてしか扱っておらず、極めて冷酷。


 しかし侵略対象の一つでしかなかった地球で、アースフォースを浴びた戦士・電撃戦隊チェンジマンらによる思わぬ抵抗に手こずり、それが呼び水となって地球に差し向けていたギルークらの遠征軍に離反者まで続出するようになる。ついにこの方面軍が事実上壊滅すると、宇宙にいくつも展開していただろう他の軍勢を呼び寄せることもなく、自ら地球を滅ぼすために打って出たが……。



















その正体と末路(ネタバレ注意)

 当時地球に近づいていたハレー彗星の陰に隠れて地球に迫る謎の天体があった。

 それこそがパズーの正体・ゴズマスターであった。星々を貪り食うほどの超巨大な惑星型生命体であり、今度は地球そのものを食べてしまおうとしたのだ(つまり、地球を支配下に置くことは諦めていたことになる)。


「星王」という称号とは、「星(々)を支配する王」というよりは(あるいは、それに加えて)、「自らが星である王」という意味だったのだ。


 その正体を知ったチェンジマンたちも体内の消化器官に捕らえ、溶かしてしまおうとしたがゴズマに反逆する宇宙人たちの協力もあって脱出を許す。そして体内深く突入したチェンジロボの必殺技・スーパーサンダーボルトを中枢部分に食らい、宇宙の塵となって消えた。


 地球攻略に手こずった苛立ちゆえの腹いせか、自ら打って出たのが命取りとなったのだった。


 ゴズマの組織規模からして、彼の死後も宇宙各地に大兵力が残存していたはずである。しかし所詮はバズーの恐怖政治による強権的支配からのみ成り立っていた組織であり、バズーさえ滅びれば途端に瓦解したのだろう。その後にゴズマの活動が聞かれることは全く無かった。

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