「如何かね?私の芸術的ポートレートは完璧だろう。悲しみの仲間とでも名付けるか」
CV:野田圭一
概要
光るものを好み、肉体を光に変えて光を反射するものの中に潜り込むことができるスぺキオン星人のアリエナイザー。
この能力を解析して自分以外の物質をも光に変える「ミラーイリュージョン」というシステムを開発し、それを悪用して多くの人間を鏡の中に閉じ込め、ポートレートとし芸術品と呼んでいる事から凶悪犯ぞろいのアリエナイザーの中でも数多くの信奉者を持つカリスマ的存在。
かつてテツによって光の届かないクリスト星に追い込まれて逃げ場を失い逮捕されたが、ポートレートとなった人々を解放する手段がなかったためデリート許可が下りず、監獄惑星アルカポに収監されていた。
自分の信奉者の一人であるパウチ星人ボラペーノの情報と、昔自分が起こした事故でテツの家族を殺したことを教えると、テツが流した涙の中に潜り込んで脱獄。
テツに言い放った「死以上の苦しみを味合わせる」という発言を実現するために地球に襲来し、バン以外のデカレンジャーをミラーイリュージョンで鏡の中に封じ込めると、バーツロイドが操縦する怪重機「メガロリア」で街を攻撃。メガロリアを撃退したデカバイクロボに乗っていたバンをも鏡の中に閉じ込めたが、それはミラーイリュージョンの仕組みを解明させるためのバンの作戦であり、その思惑通り胸の鏡を壊せばポートレートになった人間達を解放できることを見抜かれてしまった。
デカブレイクとの一騎打ちでも剣と銃で圧倒し、完璧な芸術的ポートレートとしてデカレンジャーの光のポートレートを見せつけ動揺を図るも、デカレンジャー達に「テツの欠けたポートレートは画竜点睛を欠く駄作」と挑発され激怒。デカブレイクを取り込もうと胸の鏡を開いたが、その隙を逃さず放ったデカブレイクのソニックハンマーで鏡を砕かれ、ポートレートになった人達が解放されてしまう。
そして「124の惑星で一万人以上の人々の自由を奪い、鏡の世界に閉じ込めた誘拐及び幽閉罪」でデリート判決を受けるが、自分を光に変える力は残っている為デカブレイクのバイザーを通して逃げようとしたが、バイザー内に飛び込む寸前光速を越えて放たれたスーパーライトニングフィストで吹き飛ばされ、ライトニングアッパーで空高くかちあげられデリートされた。
OV『デカレンジャーVSアバレンジャー』ではサウナギンナンが復活させた再生アリエナイザーの一体として登場した。
スペシャルポリスの情報によると、スぺキオン星は街のそこら中に鏡やガラスが設置されており、夜でもきらびやかに輝いている。住人はこれを用いて瞬時かつ自由にどこでも移動できるため、住人が遅刻する事はない。
関連タグ
高遠遙一・・・地獄の傀儡師と名乗る犯罪芸術家で犯罪を芸術だと思い込んでる繋がり。
自分が立てた計画を復讐心を持つ人間に渡して実行させる殺人教唆犯。