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鮫島、最後の十五日の編集履歴

2018-10-09 09:18:26 バージョン

鮫島、最後の十五日

さめじまさいごのじゅうごにち

「鮫島、最後の十五日」とは週刊少年チャンピオンにて連載されていた佐藤タカヒロによる漫画である。

概要

バチバチシリーズ3作目にして最終章。

前作バチバチBURSTから5年以上月日が流れた設定となっている。


しかし、2018年7月3日に作者が急逝、2018年33号(7月13日発売)掲載分で最終回となることが発売元の秋田書店より発表された。


「鮫島は死なない、作品は消えない。」

作者の逝去後、2018年9月7日に単行本19巻が発売。帯には上記の言葉が書かれていた。


「作品は死なない。」

後に2018年43号(9月20日発売)にて「追悼 佐藤タカヒロ『バチバチ』特大号」として横綱白鵬の追悼手形から始まる関係者による手形やイラストとコメント、シリーズの全カラーページ掲載、52pに及ぶ鯉太郎の全取組絵巻が掲載された。表紙には作者が仕事机に残していた20巻の表紙となる予定だった鯉太郎の鉛筆画を掲載。

また、小口(背表紙の反対側)の掲載ページ部分には仕掛けが施されており、少し本誌を曲げると「サヨナラバチバチアリガトウ」と文字が見えるようになっている。


また、報知新聞社が編集を行い、アプリスタイルなる出版社が発行する雑誌「スポーツ報知大相撲ジャーナル」の2018年9月号の表紙を、鯉太郎が(稀勢の里と共に)飾った。


「残酷な未完、情熱の大作。」

そして2018年10月5日に最終巻となる20巻が発売。帯には上記の言葉が書かれていた。巻末にはチャンピオン本誌43号の追悼手形&イラスト企画も掲載され、このシリーズは幕を閉じた。


ストーリー

俺は相撲に選ばれちゃいない・・・


幕下から幕内へと上がり、晴れて大相撲の幕内力士となった鮫島鯉太郎。5年の歳月が経ち、平幕ながらも人気力士へと成長を遂げた鯉太郎だったが、彼の肉体は限界を迎えていた。

恵まれない体格で大相撲に挑み続け、心身をすり減らしながらも勝ち進む鯉太郎の相撲は相手も観客も魅了されるほどのものとなった。それは逃れられぬ終わりを感じさせる、刹那の相撲だった。

これは鮫島鯉太郎の最後の相撲、大相撲九月場所十五日間の記録である。

登場人物

空流部屋

今回は幕内に入り、東前頭十四枚目で登場する。九月場所である本編の前には角番の大関との取組があり勝利しているため、以前はもっと上の番付にいたこともあると思われる。小柄ながら相変わらず真っ向勝負で挑むため、場所後半には休場することも目立つようになったが、憎まれ役だったBURST時代から一転して人気の高い力士となっている。

試合を重ねるごとに力士として著しく成長し続けているが、太れないソップ力士の宿命には抗えず、ダメージを重ねた肉体は既に限界に達しつつある。

  • 空流剛平

現・空流親方で、元関脇・仁王剛平。

先代の親方である空流旭が不慮の事故で亡くなってしまい、部屋継ぎ親方もいなかったため大関目前にして先代の墓の前で自ら髷を落とし、周囲から惜しまれつつも引退する。全盛期に引退したため、3年経った今でも空流部屋最強である。


  • 白水英樹

番付は西小結。三役で空流部屋の部屋頭となったが、相変わらず仁王こと空流親方からはいじられるコメディ要員。幕内で戦い続けた甲斐あって実力は向上しているのだが、隙の多い性格と当たり運の悪さから白星に恵まれていない。

外見の変更部分としては顎鬚が増えた。


  • 松明洋一

前作の常松洋一。番付は前頭六枚目。かつて自身のトラウマとなっていた父と同じ漢字の四股名であるが、前空流親方の提案により「まつあかり」と違う読みになっている。前作からすっかり毒が抜けて空流部屋に馴染んでいるが、ファンにサインをねだられて書いている最中に「金…」と漏らす等金銭への執着は相変わらずである。

研究熱心で、自身が纏め上げた取組相手のデータを使い、鯉太郎をサポートする。


  • 丸山大吉

鯉太郎の弟弟子。腕立て一つもできなかった入門時から大きく成長し、今では空流部屋の厳しい稽古にもついていけてるが、本番に弱いのは相変わらずで番付は序二段。前作では最悪だった常松との関係も良好になった。常松の妹に魔法少女のコスプレ衣装を渡す等オタク趣味も相変わらずである。


  • 豆助

今作から新たに増えた弟子の一人目。番付は序の口で細身であり、人相も口調も悪いが鯉太郎を慕っている。やや涙もろい節がある。


  • 目丸手

読みは「めがんて」。今作から新たに増えた弟子の二人目。番付は序二段。片言で喋る黒人で、怪我の絶えない鯉太郎を「部族に伝わる薬」を使って治療する。


虎城部屋

  • 虎城昇

大相撲協会理事長に就任。テレビでの幕内の取組解説も務める。前作から火竜への憎しみも消え、人格者だった元々の性格が出てきた。解説では鯉太郎に否定的なことを言うも内面では応援しており、ボロボロの体で出場する鯉太郎を見かねて解説席を飛び出し、医務室の鯉太郎の元を訪れたこともある。また、仁王の身勝手な引退行為に大半の親方が反対する中で新寺親方と共に仁王の後押しを行う等、空流部屋との関係も良好になっている。


大関に昇進。相変わらず鯉太郎と出会うと険悪な雰囲気となるが、鯉太郎の実力を認めており、松明の気迫溢れる相撲を褒める等前作と比べて憑き物が落ちたように穏やかな性格となった。

同世代の中の出世頭となっており、相撲に真摯な姿勢も変わっていない。


関連タグ

相撲 佐藤タカヒロ

バチバチ バチバチBURST

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