概要
PS2用ゲームソフト、ブレスオブファイアV ドラゴンクォーターの通称。ブレスオブファイアシリーズの第五作目である。略称は「ドラクォ」
Pixivでの登録はドラクォのほうが多いのでそちらで検索しても良い。
王道のストーリー、練りこまれた設定とキャラクターたち、激熱のラストバトル。そして感動のEDもあいまって最後までプレイした人の評価は総じて高い。
しかし、高い難易度や、それまでのブレスオブファイアシリーズとは世界観が大きく変わったため、不遇の評価を受けている。そのため『ワンコインで買える神ゲー』と呼ばれることもある。
キャッチコピーは「そらをみにいく」
ストーリー
千年の昔、起きた災厄により人々は『空』を捨て、地下へと逃げ込んだ。
そこで人々は竜とのリンク値『D値』という先天性の能力により差別を図り、よりD値が低いものを虐げて暮らしていた。
主人公の『リュウ』はD値1/8192というレンジャーとしては低い適正であったが、
エリートである『ボッシュ』(D値1/64)とコンビを組んで治安のため下層部で働いていた。
そんなある日、上司ゼノから機密の積荷の警護任務を言い渡される。
しかし任務の途中、反政府組織『トリニティ』の襲撃を受け積荷と共にリュウは最下層部へと落ちてしまう。
そこで見たものは『ディク』に連れ去られそうになっている女の子だった。
ディクから女の子を助け出したリュウは、ひとまず安全なところへと連れて行こうと女の子の手を取る。
女の子はほとんど口が利けなかったが名前だけは何とか口にする事が出来た。その名は『ニーナ』。
そしてリュウはニーナを助けるため、その手を離すことなく、『空』を目指す事になる。
この世界で生きるしかないとしても…
このまま生きるほうが楽だとしても…
その先に何があるか分からなくても…
何も知らないほうが幸せだとしても…
たとえ世界を壊してしまうとしても…
ニーナ、空に行こう。
キャラクター
リュウ=1/8192
本作の主人公。
下層でレンジャー(政府公認の自警団的組織)として暮らす青年。
低いD値でありながら、竜・アジーンと契約を結び絶大な力を振るう。
しかしその代償から体は蝕まれ続け、竜の力を行使する際に急激に上昇するがそれだけでなく、プレイ時間に伴いDカウンターは0%から100%へと刻々増え続け、カウンターが100%に達した瞬間ゲームオーバーとなる。
彼はニーナを助けるため、世界を破壊しながら『空』を目指す。
ニーナ
本作のヒロイン。
背中から不思議な赤い羽根のようなものが生えている。
リュウに助けられたため、とてもリュウに懐くが
ある事件により治療不能の障害を負ってしまうことになる。
地下世界のどこにも彼女を助ける術はなく、ただ一つ『空』へたどり着く事だけが彼女を救う道だった。
リン=XX
反政府組織『トリニティ』の一員。
リュウとボッシュを襲い、機密の積荷を奪おうとした。
D値は不明だがかなり高い数値である事が臭わされている。
彼女もまた、リュウとニーナと共に『空』を目指す事になる。
ボッシュ=1/64
二桁という非常に高いD値を持つエリート。
実績を積むため、今は下層でのレンジャーとして暮らしているが、非常に高い出世欲を持っている。
リュウのことを『ローディー』(自分よりもD値が低い人の事を蔑称としてそう呼ぶ習慣がある)と馬鹿にするが、
決して険悪な仲ではなく、対等の『相棒』として接するリュウのことを彼もまた『相棒』と認めている。
しかしリュウが最下層部へと落ちたときから、彼らは道を違える事になった。