「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する、ドラゴンに変身して攻撃する呪文。
「火竜変化呪文」と漢字があてられる時もある。
概要
この呪文を唱えた者は、自身を巨大な竜の姿に変え、灼熱の炎や鋭い爪で攻撃する。
ただし変身中は、たとえ主人公自身であっても行動を指示することはできない。
炎のブレスがはぐれメタルを瞬殺出来ることから、かなり重宝する。
ただしはぐれメタルよりも先手を取って変身できるか、はぐれメタルが逃げずにいるか、
炎のブレス攻撃をしてくれるかはプレイヤーのリアルラックにかかっている。
DQ4ではマーニャが習得する他、リメイク版ではピサロも習得。
また、パルプンテの効果で味方全員にドラゴラムがかかるものが登場した。
当時の4コマ等ではマーニャの代名詞として度々使用され、仔竜であるドランと関わらせたネタもいくつかあった。
DQ5ではグランバニア王女やドラキー等が習得。魔法のほかにドラゴンの杖を使うとこのドラゴラムの効果が発揮される。
また、SFC版の裏技で出現するバグモンスターのきせきのつるぎが使うものは味方を強制竜化させた上に1回だけパーティー側へ炎を吐かせる(以降はきちんと敵に攻撃するものの相手は炎耐性があるため通用しない)というとんでもない効果。
リメイク版では鋭い爪で攻撃もするようになった。
職業システムが復活したDQ6では「魔物使い(DS版では魔物マスター)」で、DQ7では「魔物ハンター」と「ドラゴスライム(モンスター職)」で習得できる。
なお6には職業としての「ドラゴン」もあり、そちらでブレスが普通に修得出来るため出番は少ない。
また、変身すると指示を受け付けない状態で戦闘に参加するキャラとして”へんしん”の特性を持つアモスがパーティーメンバーにいる
DQ8では残念ながら未登場。キャラ設定を考えると「主人公が覚えてもよかったのにな」と思う人もいるようだ。
以降も登場していないが、DQ10にはドラゴンキッズが巨大化する「コドラゴラム」という技がある。
設定上は10でも過去の時代に存在したらしいが現代では失われた古代呪文という扱いになっている模様。
他にDQMシリーズにも登場している。ステータスはアップするが特技は激しい炎と凍える吹雪だけになる。
やや使いづらいが、最大HPが999になるため変身後にベホマなどで全回復させると壁役になるという戦法も。
変身後の姿はDQ1の竜王(ドラゴン姿)に準拠している。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロードではSPカードとして登場。スキャンするとマーニャが巨大な竜に変身し、ブレスで相手を攻撃する。
ドラゴンクエストヒーローズではマーニャの必殺技として登場。
漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』、アニメ『ドラゴンクエスト(勇者アベル伝説)』にも登場。
メイン画像はダイの大冒険第2巻のワンシーンで、主人公の師であるアバン先生が特訓のために使用した場面を元にしたものである。
タグとしては、ドラクエ関連を中心に「擬竜化」と同じ意味で使われる時もある。