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ゴブリン(ゴブリンスレイヤー)の編集履歴

2018-11-08 23:36:29 バージョン

ゴブリン(ゴブリンスレイヤー)

ごぶりん

ゴブリン(ゴブリンスレイヤー)とは、小説及びそれから派生した漫画、アニメの「ゴブリンスレイヤー」に登場するモンスター。

他の作品におけるゴブリンの設定はゴブリンの項目を参照。


概要

祈り持たぬ者(ノンプレイヤー)の筆頭である小型種の怪物、その中でも最弱に分類されるモンスター。小鬼とも書き呼ばれる。

小鬼殺し曰く2つの月の内、緑の月(Green Moon)から来たとされる。

性質

成体でも膂力・知能は人間の子供並程度で、原始的且つ簡素な武具を扱い、簡易な衣服を纏う程度の知力は有しているがその知力はあまり生産には使われず、略奪行為を主とする。

只人の間で『誰かが失敗する度に1匹湧いて出る』と揶揄されるほどに数が多く、繁殖力も強い。単体では弱小だが徒党を組んで襲撃してきた時の脅威は馬鹿に出来ない。



性格は狡猾で残忍、かつ極めて自己中心的で執念深い。

夜目が利き、暗所を好み、闇夜に乗じて害を振り撒く。

「奴らは馬鹿だが間抜けではない」ゴブリンスレイヤーが言う通りである。


性別は雄しかいないが他種族と交配することにより生殖を行い、産まれた子は全てゴブリンとなる。

そのため他種族の女を攫い生殖用の道具(孕み袋)として使う。

食料、娯楽、孕み袋として他種族の女、しばしば人間種のそれを拐かす。

死んだ女性を陵辱することもあり、生殖目的だけでなく快楽としての行為を楽しむ部分もある。


成長が胎児のうちから早いため妊娠期間が短く、出生後もすぐに成長するため短期間で増殖する。子供のうちから性の悪さと狡猾さ、恨み深さを持ち合わせており子供だからと情をかけて見逃すとそう間を置かないうちにあっという間に脅威と化してしまうためゴブリンスレイヤーは容赦無く処分している。


勇敢さ等は持ち合わせておらず、加害対象は主に弱者。他者に対する憐憫や情の類は一切持ち合わせておらず、同族やコミュニティの仲間が殺されても哀悼の念もない。攻撃されて怒るのも、仲間を想っての事ではなく、自分の領域を踏み躙られた事が腹立たしいだけ。


例として、人間を盾にする肉盾で相手の攻撃を防御するのに対し、相手がゴブリンを盾にしてもその仲間への攻撃は躊躇を持たず、むしろ仲間の失態を嘲笑う始末の挙句、数的優位にあっても自分への消耗や負傷が嫌で逃げ出すとことん自分本位な性質。

総じて、弱い者いじめを好む身勝手な悪ガキから完全に倫理を欠落させ、更に性質悪くした存在と言える。


中には狼を番犬、もしくは騎乗しての馬代わりとして飼うゴブリンも存在する。こういう群れは余裕がある証拠であり、余裕がなければそもそも飼おうとはせず、餌にしてしまう。


やる夫スレ版でのAAはまさかのテラフォーマーが当てられていた。・・・なにこれ超恐い。


ゴブリンへの対応

単体が弱いために脅威度評価は低く見られがちで、国家や領主がその害に対して動く事はほとんど無い。正確には、冒険者ギルドが国営の組織であり、国が冒険者を送り込む形となっている為に、軍隊が動くことがない。

対処の多くは冒険者達の仕事となっており、それで事足りてしまうために慣例となっている。


弱いとはいえ一定数の規模に膨れた群れは、自衛力の乏しい村落にとっては十分脅威であり、その害は重大問題なのだが、収入の乏しい村落が依頼主と言う事から実入りも少なく、討伐依頼を敬遠する冒険者は少なくない。そのため、駆け出しの冒険者が引き受ける例が多い。

ただし社会貢献度の評価に関しては比較的高めであるらしい。


駆け出しは経験不足からゴブリンを弱小怪物として侮る傾向が強い一方、事実単体としてはさほどの脅威ではない。

多くは苦戦しながらも勝利し、冒険を侮ってはいけない事を学ぶが、その一方で全滅してしまうケースも発生する。


無残な敗北を辿る原因としては単体の弱さから侮る慢心や、洞窟や廃墟など夜目のきくゴブリンに優位な環境に攻め込む際に十分な対策を取らないこと、後述の上位種の存在を頭に入れていないことなどがある。

本作の世界においては識字率もさほど高くないのも手伝い、冒険者志望の若者にゴブリンのリスクが十分伝達されているとは言い難い。

はぐれた弱いゴブリンをたまたま倒しただけで調子に乗ってしまったり、討伐がうまくいった自慢話を表面的にしか受け取らないことでの慢心も生まれやすい状況とも言える。


また本作においては世界を支配するのが神々の骰子(ダイス)であることから、熟練者であったとしても100%の勝利は確定されず、総じて「面倒くさい」相手とされている。

事実として“ゴブリンは最弱の怪物である”うえに、世界を滅ぼしかねない魔神や竜などが跋扈している世界でもあるため、重要視されることがまず無い。

故に実力者の冒険者が討伐に乗り出そうとすることはあまりなく、ゴブリンスレイヤーが異色の存在たる理由でもある。


拐われた村娘や敗北した女冒険者など、ゴブリンに捕らわれた者は熟練冒険者でさえ直視をためらう程の悲惨な末路をたどる事が多い。だがゴブリン退治全てにおいてそういう状況と対面する訳ではなく、大概はその前に他の依頼を受けるようになるため、結果多くのベテランがゴブリンという種族を十全に理解できていないのが実情である。

一方で、ゴブリン襲撃とは無縁な街や都ではゴブリンの脅威が伝わる事はほぼ皆無であり、ゴブリンに殺されたり、ゴブリンに捕まって陵辱された冒険者を嘲笑い中傷する者も少なからず存在する。


とはいえ、十分に準備をして臨めば初心者でも群れのゴブリンを倒せないわけではなく、実際慢心や準備不足で全滅した序盤のPTでさえも群れの半数近いゴブリンをちゃんと倒している。


そのため受付嬢は駆け出しに対して「ネズミ捕りなど簡単な仕事で練習する」「自分より上位のPTに参加する」ことをやんわり勧めているが、ギルド自体に仕事選びの基準を強制する権限もないため、忠告を聞き入れない新米が取り返しのつかない失敗をする事態を止められない構造となっているのである。

この事について銀等級の重戦士は『きちんと準備していれば、ゴブリンなんて大したこたぁない』と述べている(事実、彼の一党は入念に準備して失敗をフォローしあったため、痛い目を見つつも生きて帰ることができた)。


また、前述のゴブリンの実態が伝わりにくい事もあって、ゴブリン共を従える立場でありながら彼らの生態をまるで理解せず、特性を活かしきれていない祈り持たぬ者(特に人間種)もおり、それらについてはゴブリンスレイヤーから素人と酷評されている。


上位種

ゴブリンの多くは子供並みのサイズと実力だが、中にはそれを超える体格と実力を持った者がおり、群れの用心棒や指導的立場になることがある。


冒険者と同じように用心棒のような職種を得る者もおり、そういった者は巣窟を移動していく“渡り”となり、経験を積んで成長してゆく。また、その経験や知恵が新たな群れで還元されるので、知能は低くとも学習する厄介さを持ち合わせているが、「優しさ」を学び利他に目覚める事はない。


上位種の分類

  • 渡り

巣穴を様々な理由で追われたはぐれゴブリン。弱くやせ細ったままの個体も多いが、渡り歩きの末に実力をつけるケースもある。


  • 田舎者(ホブ)

先祖返りにより大きな躯体となった者。巣穴のボスや用心棒を務めることも多い。


  • シャーマン

妖術を身につけた呪文使い。人骨を使ったトーテムを好んで作る。

ゴブリンの中でも高めの知能を持ち、巣穴に罠を仕掛け、冒険者を返り討ちにしてしまう事がある。

ホブさえも従え、群れの指導的立場になることもある。


  • 小鬼英雄(チャンピオン)

豊富な戦闘経験を積んだ猛者。

単純な戦闘力だけなら『銀等級』の冒険者とも互角に渡り合うレベル。


  • 小鬼王(ロード)

高い統率能力を獲得した小鬼の首魁。ゴブリンとしては異例な程の知能を持つ所謂天才。

多数の上位種をも擁する大規模な群れを組織し、小鬼王に率いられたゴブリン達は怪物の群れではなく統率のとれた一軍として驚異的な力を発揮する。


  • 小鬼聖騎士(パラディン)

甲冑に身を包みマントを纏い、剣を操る知識も豊富なゴブリンの希少種。

自身の得た人族の知識や技術をゴブリンの群れに還元し、ゴブリンによる大軍隊を編成しようと目論む。


  • 小鬼邪神官(プリースト)

ゴブリンの突然変異種。血を触媒として邪神から奇跡を授かる術を得ている。

全身に奇妙な入れ墨を施した、とあるゴブリン一派の頭領であり、配下のゴブリンにも身体の一部に似たような入れ墨が存在する。


関連タグ

ゴブリンスレイヤー

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