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ビームローターの編集履歴

2018-12-24 21:51:14 バージョン

ビームローター

びーむろーたー

ビームローターとはTVアニメ「機動戦士Vガンダム」に登場する、ミノフスキー・エフェクトを利用した航空技術である。

概要

ザンスカール帝国の技術陣(旧サイド2駐留サナリィ)がビームシールドを発展させる形で開発した、重力下における最新空中航行システム。


ミノフスキー・クラフトと比較して到達可能高度は更に低空となっているが、ビームシールドを運用するだけのジェネレーター出力さえあれば稼働させられる――すなわち当該世代のあらゆる機体に装備できるほど簡素かつ小型であり、さらはに非常に低速ではあるがプロペラントを消費せずに推進力を得ることが可能という画期的な特徴を有している。


技術的詳細

帝国の技術陣がビームシールドの改良・発展を研究する中で、シールドを展開したまま基部を回転させると、ビーム周辺にIフィールドよりも更に立方格子形成指向の強い、斥力を持った力場を形成できることが判明した。ミノフスキー粒子は静止状態では質量がゼロに近いながらも導電体を透過しない特性を有している事から、当然ながらこの立方格子型力場も陸地とMSというそれぞれの物質を透過することなく、結果として斥力場で機体が空中を浮遊する事になる。


ここまでは、かつてより存在していたミノフスキー・クラフトとほぼ同原理であるが(それでも、モジュールサイズ、力場の強度で大きく勝る)、技術陣は更にこの力場の発生方向を一方向に偏向すると、力場の密度が若干ながらも変化するのを発見した。これを利用して、ビームローターは機体前方斜め方向に基部を傾ける事によって、前後方向のミノフスキー粒子力場に密度差を作り、小さいながらも推進効果を得ているのである。(例えるなら、陸地から組み上げた見えない滑り台を前方に滑り落ちつつ、同時に後方から持ち上げる事で、高度を変化させずに永遠と不可視の滑り台を滑り続けている状態である。)


ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉は従来より、反応元素であるヘリウム3によって半永久的に稼働し、加えて宇宙世紀0120年代以降のMSは小型化(省エネルギー化)・高出力化によって自機でのミノフスキー粒子の縮退(ビームの発生)が可能となっている事から、ビームローター装備機は機構上、大気圏内において無限に空中航行を継続できるのである。


重ねて更に、大気圏内でビームローターを使用して空中移動を行うと、ある程度の整流効果がある事もわかった。つまり、MS形態という空力特性の圧倒的に不利な形状であっても、空気抵抗を減免する事で上述で得た推進力をほぼそのまま利用する事ができた。


以上の原理によりゾロは、戦地移動を主とするトップ・ターミナル形態時はプロペラントを消費しない低速航行で運用し、戦闘機動が必要となるMS形態時はローター傾斜角を任意方向かつ急角度としつつ、熱核スラスターと併用する事で機敏な空中戦を実現させた。

これにより中央ヨーロッパ地区を防衛していた、旧来のスラスターによる短時間飛行しかできないジェムズガンを瞬く間に駆逐し、ベスパは占領領域を拡大していった。


航行システムであると同時に、本来のビームシールドとしての役割も果たす。

さらに武装としても利用可能であり、ビーム発振部の任意ヶ所からソードのように発生させる用法もあれば、回転させたままビームソードとして使用する場合もある。

ただし、腕に装備している機体では攻撃や防御に使う間は空中機動を封じてしまう欠点もあったため、メッメドーザのようにビームローターを空中機動に限定した機体も開発されている。


関連項目

機動戦士Vガンダム ザンスカール帝国

搭載機

ゾロ トムリアット ゴッゾーラ メッメドーザ リグ・シャッコー ドムットリア



ファントムガンダム デスフィズ

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