演:竹島由夏
概要
第1話で父の夏目幸吉を第0号に殺されており、彼女が夏目教授の葬儀で涙を流していたのを見て、五代雄介はクウガとなってグロンギを倒すことを決意した。
その後しばらく登場していなかったが、メ集団の最初のゲゲルが開始された第9話で再登場。現場のグロンギばかりに目が行き、0号の捜査が遅れている警察に対し苛立ちを募らせ、人間不信に陥って一時は自殺すら考えるまでに追い詰められたものの、雄介に勇気づけられて立ち直った。この際、雄介はメ・バヂス・バに狙撃されそうになるものの逆にクウガに変身して返り討ちにしたため、実加は彼の正体を知ることとなった。
その後はジャンの九郎ヶ岳遺跡発掘チームに加わることを決意。
さらに第42話と第43話にも登場。生前の父に勧められて始めたフルートのコンクールに出場するために東京にやってきており、一条薫と親交を深めた。しかしその会場で起きた人質事件で犯人を険しい表情で抑え込める一条を目撃してしまい、恐ろしくなってしまった彼女は一条を避けてしまう。最後には雄介の説得で考えを改めるが、結局一条には会えずじまいとなってしまった。
最終回では手紙の中の写真で登場、高校に進学した事が語られている。
「小説仮面ライダークウガ」
父の敵である0号が死んでから13年の月日が経った『小説仮面ライダークウガ』では警察官として登場し、一条と共に、復活したグロンギの事件を解明するため東奔西走する。テレビ本編では数回登場したのみであったが、本作では実質的なヒロインとしての登場である。
27歳ではあるが、以前とあまり変わらない顔をしているらしい。
また、13年という月日を得て多少なりとも心の傷が癒えたらしく、以前よりも明るくなっており、意外と飲兵衛な一面も…。
杉田守道がとっておきの助っ人と評しただけあり、頭の回転が速いだけではなく、勘が鋭いこともあり、僅かな文章から敵の企みを看破した事もある。
正義感も強く、時には一条が驚くほどの熱意も見せる事もある彼女であるが、実は彼女にはある秘密が隠されていた…。
関連項目
小説版ネタバレ
実は小説の中盤から終盤にかけて登場するクウガは雄介が変身したクウガではなく、彼女が変身したクウガ=クウガ・プロトタイプである。
父である夏目教授が生前に残した研究ノートに、九郎ヶ岳以外の遺跡の存在がある可能性を示唆した部分があり、未確認生命体=グロンギの残党がいるかもしれないと危惧した彼女は、ある日、九郎ヶ岳遺跡付近に大雨が降った真夜中に山岳パトロールを買って出てその付近の調査を開始する。
そしてその危惧通りに第2のグロンギたちが封印された遺跡を発見し(少なくともそれより4年以上前には既にバルバにより封印が解かれていたが)、内部を調査した彼女は『プロトタイプアークル』を発見。クウガ・プロトタイプへの変身能力を手にすることになったのだった。
最終決戦では多くの人々を騙し、殺し、挙句の果てには父の死ですら「よかったじゃないですか」と言ってのけたゴ・ライオ・ダへの憎しみから「凄まじき戦士」となり、「怒りの塔」で周囲の人々ごとライオを殺そうとしたが、事件を知って駆け付けた雄介の決死の説得により、無事に元の姿へと戻る事ができた。
その後の彼女の動向は不明だが、小説後もアークルは未だ体内にあると思われる。