「見せてあげましょ プロのお仕事」
概要
カフェ『NEWスパイダーズカフェ』のオーナーで、元犯罪組織バロックワークスのオフィサーエージェントである。コードネームはミス・ダブルフィンガー。エージェント時代も仮の姿としてカフェ『スパイダーズカフェ』のオーナーをしていた。店主として働いている間は「ポーラ」という偽名を用いている。
一歩歩くごとに大きく腰をくねらせる独特な歩き方が特徴。
プロフィール
能力
名称 | トゲトゲの実 |
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解説 | 体から棘を出す |
種類 | 超人系 |
体の至る所から鋭い棘を何本でも伸ばすことができる「棘人間」。
棘は一本一本が石の壁を容易に貫通するほど鋭く、本数の制限も特に無い様子。腕や足を棘化して相手を突き刺したり、全身を棘化させウニのようになって相手に突進したりして攻撃する。
技
ダブルスティンガー
両手を棘に変化させ、目にも留まらぬ乱れ突きを繰り出す。
スティンガーヘッジホッグ
体育座りのように体を丸め、全身から棘を伸ばして相手の頭上から襲い掛かる。
攻撃が外れて地面に落下しても、そのまま転がって地面を抉りながら相手を追尾することができる。勿論轢かれれば一瞬のうちに蜂の巣。
スティンガーステップ
足の裏に多数の棘を作り、相手を踏みつける。もしくは蹴りつける。
シー・アーチンスティンガー
頭全体を髪の毛ごとウニのように長く鋭い無数の棘に変化させ、体ごと回転しながら頭から特攻する。
直撃した石の壁に焦げ目がつくほどの高速回転で、まともに喰らえば蜂の巣どころでは済まされない。
トゲトゲ針治療(ドーピング)
自分の体に棘を突き刺して筋肉を刺激し、一時的に大幅な筋力強化を図る。
服がはじけ飛ぶほど急激に筋肉が膨張した両腕はそのまま武器として使えるほどで、その腕全体に太く硬い棘を生やしてから振り回す技”スティンガーフレイル”は石柱を一撃で粉砕するほどの攻撃力を誇る。
性格
冷静沈着な殺しのプロ。相棒のMr.1と共に任務に当たる姿はまさに殺し屋と呼ぶに相応しく、バロックワークスの中でも最もまともな殺し屋と言って良い。
バロックワークスに在籍していた時期は本性を隠すために酒場の店主を演じていたが、当の本人はその仮の姿も気に入っていたらしく、殺し屋から足を洗った現在では「本物」の酒場の店主として日々を過ごしている。
活躍
初登場のアラバスタ王国ではバロックワークスの社長の正体を知ってしまった麦わらの一味をMr.2ボン・クレーやMr.4ペアと急襲し、一味を散り散りにして始末しようとしたが、一味の航海士ナミに敗れ、その後海軍に捕まって投獄される。
次の登場は扉絵で、ミス・ゴールデンウィークらによる救出作戦で脱獄し、現在は殺し屋から足を洗ってカフェ『NEWスパイダーズカフェ』のオーナーをしている。
余談
名前
バロックワークスの女性オフィサーエージェントのコードネームは祝日や記念日などが由来となっているが、ザラのコードネーム「ミス・ダブルフィンガー」は、「ダブルフィンガー(二本指)→1+1→1月1日」という事で「元日」が由来である。
スパイダーズカフェでは「ポーラ」と名乗っており、一部では長らくこれが彼女の本名ではないかとも言われていたが、「VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜」にて彼女の本名が「ザラ」である事が公開され、「ポーラ」もまた彼女の偽名であった事が判明した。
同時に「毒グモのザラ」という異名が付いている事も明らかとなった。彼女の場合、能力者ではあるが毒を操ったり蜘蛛のような姿に変身したりする類の能力ではない。しかし、蜘蛛の巣を想わせるような独特な衣装であったり、経営しているカフェが(NEW)スパイダーズカフェであったりと、蜘蛛を意識したデザインやキャラクター性は確かに垣間見える。