「へ…… おれ達に必要なのは ただ”任務遂行の意思”」
「くだらねぇ仲間意識は死を招くだけだぜ…」
概要
カフェ『NEWスパイダーズカフェ』の従業員で、元犯罪組織バロックワークスのオフィサーエージェント「Mr.5」である。男性のオフィサーエージェント達の中ではMr.0やMr.1に匹敵する冷徹な男。
プロフィール
本名 | ジェム |
---|---|
異名 | Mr.5(バロックワークス時代)、国境のジェム |
懸賞金 | 1000万ベリー |
能力 | ボムボムの実(超人系) |
出身地 | 南の海 |
CV | 高塚正也氏 |
能力
名称 | ボムボムの実 |
---|---|
解説 | 体を爆発させる |
種類 | 超人系 |
全身各部を自分の意思で、何度でも起爆させることができる「爆弾人間」。
格闘攻撃と同時に体を起爆させることで打撃と爆撃を同時に叩き込むなど、非常に攻撃的な特性を持つ能力。爆発の規模や威力はある程度自分で操作する事ができる。体だけでなく、鼻糞や吐息までもが爆弾と化し、これを利用した遠距離攻撃も可能で、戦闘における応用力はなかなか高い。本人曰く、ウイスキーピークに派遣されるまでこの能力を駆使して遂行できなかった任務は無かったという。
「体が自在に爆発する」という特性のためか、火薬類による爆撃ではダメージを受けないという防御能力もある。それどころか、爆発物を食べる事ができる。食べた爆発物がそのまま体内で爆発しても、その爆発によるダメージは全て無力化され、口などから僅かに煙が噴き出すだけで終わってしまう。ちなみに本人が言うには質の低い火薬は味がイマイチであるらしい。
戦闘においては単純に能力を駆使した爆撃一辺倒というわけではなく、相方であるミス・バレンタインを爆風で上空まで打ち上げたり、遠距離攻撃で仲間を援護したりと、前線からサポートまで幅広くこなせる。ただし、Mr.5本人は単純な格闘戦などがあまり得意ではなく、何より戦闘のほぼ全てを能力に頼り切っているため、能力を封じられるなどして相手にペースをつかまれると一気に不利になってしまう。
技
鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)
丸めた鼻糞を指で弾き飛ばし、着弾と同時に大爆発させる。
見た目はいろんな意味でアレだが威力は抜群であり、直撃すれば巨人族すら黙らせる。両手で同時に放つ”鼻空想二連砲”(ノーズファンシーダブルキャノン)という技もある。
技名の由来は「鼻空想→はなくうそう→はなくそ」で、作者はこの技を考えた時、一人で大笑いしたという。
足爆(キッキーボム)
蹴りつけると同時に足を起爆させ、打撃と爆撃を一度に叩き込む。
Mr.5自身は格闘があまり得意ではないらしいが、爆撃の威力はそれを補って余りある。
そよ風息爆弾(ブリーズ・ブレス・ボム)
自前のリボルバー拳銃の弾倉に息を吹き込み、その息を銃弾として射撃する。
Mr.5曰く「おれの究極能力」。「息」であるために弾が見えず、しかも対象に息が掛かった瞬間に起爆するため避けようが無い。
全身起爆
相手に抱き着き、そのまま全身を起爆させて木端微塵に吹き飛ばす。
劇中ではウソップに対して使おうとしたものの、発動する前にゾロに切り伏せられたため、存在だけ示して不発に終わった。
性格
基本的には冷静沈着で滅多に動揺することはない。どんな人物であろうと任務とあらば顔色一つ変えず抹殺しようとし、必要とあらば関係者を拷問することも辞さない、殺し屋らしい冷徹さも持つ。
一方、ミス・バレンタインの能力を最大限に活用するために自分の能力で援護する、Mr.3の拘束から力任せに脱出しようとしたブロギーを即座に攻撃してダウンさせるなど、意外に仲間のサポートやフォローが得意な一面もある。
性格だけでなく言動も基本的にクールだが、一番の得意技がアレな事もあってか、人前でも気にせず頻繁に鼻をほじる癖がある。また、圧倒的実力差のあるルフィやゾロなどが絡んだ際には、仰天、絶句、動揺など、人間らしい様々な感情を見せた。
内心で思い描いていた理想は、テロリストのような自身の能力とはまるで対極に位置する「消防士」であった。
活躍
初登場のウイスキーピークでは、バロックワークスに潜入して社長の正体を知ってしまったミス・ウェンズデーことネフェルタリ・ビビを、相棒のミス・バレンタインと共に急襲して始末しようとしたが、些細な事からケンカを起こしていたモンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロの戦いに巻き込まれ失敗した。
次の登場はリトルガーデンで、ウイスキーピークでの失態を帳消しにするため、Mr.3ペアの手先として麦わらの一味とビビを襲った。しかし、抹殺まであと一歩というところでゾロに斬られて倒された。
その後、バロックワークス壊滅をMr.3が残した蝋の家で、相棒のミス・バレンタインとMr.3の相棒であったミス・ゴールデンウィークと共に知り、そこでミス・ゴールデンウィークの発案により仲間を救出するため海軍の要塞に侵入、ミス・ダブルフィンガーとMr.4ペアを脱獄させた。現在は殺し屋から足を洗い、カフェ『NEWスパイダーズカフェ』で働いている。服装は消防士のそれだが、内装や備品の修繕などの雑務を担当している模様。