概要
ギリシア神話のエピソードの一つ『アルゴナウタイ』に登場する青銅の巨人。全創作物初の巨大ロボットなどと言われたりする。
もとは大神ゼウスが愛人エウロペをクレタ島に残して去るにあたって、彼女に与えた贈り物の一つだったとされる。
クレタ島の守り神とも呼ばれ、島に近づく怪しい者を片っ端から迎撃していたとされる。遠くの船には怪力で岩を投げつけて破壊する一方、全身を高熱化させて触れた者を焼き殺すという技も持っていた。しかし全身を流れる神の血をくるぶしの栓が止めており、これを抜かれると血が全部流れ出て動けなくなってしまうのが弱点。後にアルゴナウタイが島に立ち寄った時、この弱点を突かれて倒されてしまった。
原典では大きさは特に記述されていなかったが、1963年公開の映画『アルゴ号の冒険』以降は天を突くような巨人として描かれることが多い(『マジンガーZ』、漫画版『仮面ライダーストロンガー』など)。
ギリシャ神話を題材としたアクションゲーム『ゴッドオブウォー』シリーズでは、巨大なハンマーを武器とするモンスターとして登場。CSアタックで倒すとレイジゲージを回復するゴールドオーブが手に入る。