概要
その独特の性格やスタンド能力は、多くのパロディ作品を生み出している。
名前の由来はイタリア語で「氷」。
容姿
渦巻いた髪型が特徴。また、ジョジョのスタンド使いで数少ない眼鏡キャラでもある。
整ったファッションから、一見するとインテリヤクザにも見えるのだが、狂暴な性格故にギャップがスゴイ。
ちなみに眼鏡は、戦闘中にバイクの部品をぶつけられて壊されるが、ギアッチョはそのまま戦っており、伊達メガネなのか気にする余裕がなかっただけなのかは不明。
ギアッチョの猛々しい気性を考えると、お構いなしに戦う方を選択したのだろう。
性格
一言でいえば「変人」。
ディ・モールトキレやすい。そしてとても執念深くしぶとい。
同じ氷のスタンド使いでしぶといヤツといえば3部のペット・ショップがいるが、その比ではないレベルでしぶとい。
スタンドのチートレベルの強さやそのキレやすい性格からは想像もつかないほどの機転の早さもあってジョルノとミスタを追い詰めた。
上述の「キレやすい性格」について、どれくらいキレやすいのかは、以下の名台詞(迷台詞)を見れば分かってもらえるはず。
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「根掘り葉掘り聞き回る」について
ヤツらを探し出すだめに……『根掘り葉掘り聞き回る』の…
『根掘り葉掘り』……ってよォ~~。
『根を掘る』ってのは、わかる……スゲーよくわかる。
根っこは土の中に埋まっとるからな…。
だが、「葉掘り」って部分はどういう事だああ~~~っ!?
葉っぱが掘れるかっつーのよーーーーーッ!
ナメやがってこの言葉ァ、超イラつくぜェ~~~ッ!!
葉っぱ掘ったら、裏側へやぶれちまうじゃあねーか!
掘れるもんなら掘ってみやがれってんだ!チクショーーッ。
どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
葉掘りって、どういう事だッ!ナメやがってクソッ!クソッ!
ヴェネツィアの呼び方について
フランスの「パリ」ってよォ…………
英語では「パリスPARIS」っていうんだが、
みんなはフランス語どおり「パリ」って発音して呼ぶ。
でも「ヴェネツィア」はみんな「ベニス」って英語で呼ぶんだよォ~~~
「ベニスの商人」とか「ベニスに死す」とかよォーー
なんで「ヴェネツィアに死す」ってタイトルじゃあねえーんだよォオオォーーッ
それって、納得いくかァ~~~、おい?
オレはぜーんぜん納得いかねえ……
なめてんのかァーーーッ、このオレをッ!イタリア語で呼べ!イタリア語で!
チクショオーーームカつくんだよ!コケにしやがって!ボケがッ!
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以上のように、表現や言い回しに余程のこだわりがあるのか、突如気に入らない言葉に対して怒り出す。
一番目の内容はイタリア人にもかかわらず何故か日本語の表現であり、
二番目の「ヴェネツィア」の件に至っては、戦闘中に言い出している。PS2版でも声優の熱演によってしっかり再現されている。
相手すら目に入っていない。ヤベーぜコイツッ!!
この脈絡のないキレっぷりが非常に印象に残るキャラクターであり、人気は高い。
アニメ版
暗殺者チームの回想シーンに他のメンバーと同様に登場した。
やはり自分達の待遇には納得がいかないようで、「俺達が組織で1番腕が立つんだから、もっといい目を見てもいいはずだ」と愚痴をこぼしていた。
スタンド「ホワイト・アルバム」
詳しくはホワイト・アルバムを参照。
余談
日本語版では「根掘り葉掘り」という日本語の言い回しにキレているが、イタリア語版では同様の意味である「麦藁の中から針を一本探す」という言い回しについてキレている。
またヴェネツィアに関して、日本語版ではパリとの比較でキレているが、イタリア語ではパリをパリとは言わない(Parigi、パリージと読む)ので、イタリア語版ではパリの件が削られている。
こちらも参照されたし(おそらくギアッチョの翻訳考察としては最古)↓
外伝小説「恥知らずのパープルヘイズ」では、アバッキオの同僚警官を射殺したチンピラが拘置所内で「真夏なのに凍死する」という変死を遂げており、ギアッチョが任務で始末した事が示唆されている。
また、筆者のあとがきでは「根掘り葉掘り」への苛立ちについて論破されている。文庫版ではあとがきの内容が変わっているが、やはりギアッチョを意識したような記述で締めくくられている。
担当声優
西村朋紘(黄金の旋風)
鈴木達央(オールスターバトル。アニメ版5部ではプロシュートを担当)
岡本信彦(アニメ版5部)
関連イラスト
関連タグ
爆豪勝己:アニメ版での中の人つながり。キレやすい性格や機転が利く部分は似ているが、特殊能力の属性が真逆。