和名は「曲竜」(きょくりゅう)。
概要
体長約10m。四肢はやや短く体高は余り高くないが、胴の幅が広い。
頭頂部と背中全体が,多角形の堅い骨板で形成された鎧(よろい)で覆われるのが特徴。故にアンキロサウルスとその近縁種を「鎧竜」(“がいりゅう”或いは“よろいりゅう”と読む)と呼ぶ事がある。
尾端には大きな骨塊を持ち、外敵に対してはこの尾を武器に戦ったと推測される。
本種の化石は未だ不完全で、部位によっては他種の復元を参考にしている。
フィクションにおいて
恐竜をテーマにした作品にはよく登場する。
ジュラシックパークシリーズ
ジュラシックパークⅢでは念願の初登場を果たすも、森を歩くだけとわずか10秒程度の出番に留まった(そもそもⅢ以降は植物食恐竜の出番自体が少ないのだが)。
しかし、ジュラシック・ワールドではそれが一転。
なんとインドミナス・レックス相手に鎧と尾のハンマーを駆使して奮戦するという大活躍を見せた。その後、この恐竜にひっくり返されて頭に噛み付かれて殺されたものの、意外な活躍に恐竜ファンは大いに沸いた。なにげにシリーズ初の植物食恐竜と肉食恐竜の戦闘が描写された場面でもある。
モチーフ・キャラクター
アンギラス(ゴジラシリーズ)※アンキロサウルスはアンギラスの学名として劇中では扱われているが、両者がまったく似てないことはよくネタにされる。