概要
2000年前に正義に目覚めて魔界に反旗を翻し人間界を救った伝説の悪魔。
魔帝ムンドゥスや覇王アルゴサクスを倒し、魔界そのものを封印する。
何故正義に目覚めたのかは未だに不明であるが、少なくとも人間のために同朋を裏切ったのは覆せない事実である。人々から英雄と称されている(実際、一時期領主として統治していた島ではいつの間にか彼を神とする宗教団体が出来上がっていた)が、悪魔達には(元々広く憧れの的となっていたため)今なお激しい恨みの的になっている。
20世紀に入ってから人間の女性・エヴァと添い遂げ、ダンテとバージルを儲けた。
4に至っては2代目主人公・ネロの祖父疑惑が浮上したが、後にそれが事実であると確定した。
アニメ版ではスパーダの弟子であるバアルとモデウスが登場していた。
世界観がさり気なく共有(BAYONETTA側のみ)されているBAYONETTAにて、実はエヴァが魔女になる際の契約が馴れ初めであった可能性が示唆されている。しかし、これはBAYONETTA独自の設定であり、デビルメイクライの公式設定ではない。また、デビルメイクライの設定ではエヴァは特殊な力を持たない普通の人間で、現時点でもスパーダとエヴァの出会いの切っ掛けは明らかになっていない。
DmCDスパーダ
DmCデビルメイクライでもダンテとバージルの父である設定は変わらないが、天使だったエヴァとの駆け落ちをしたとされており、ムンドゥスの処刑で死より残酷な制裁を受け封印されている。
劇中において顔が伏せられている。
魔剣スパーダ
スパーダと同じ名を冠した魔剣。絶大な魔力を内包している。力を封じられた状態のフォースエッジと二つのアミュレットを合体させた『パーフェクトアミュレット』が融合し、スパーダの血族が揃う事でその姿を現す。
神にも等しい力を持つムンドゥスを封印するのに用いられただけあって、その力を狙う者や脅威と見做す者は数知れない。特に心まで悪魔と化した人間たちには神の如き力とまで言われていた。
外見は反った片刃の巨大な剣で、フォースエッジ時の刀身部分には生物的な外装ができ、その姿も相まって真に悪魔が持つ武器という感じである。『5』ではさらに骨や肉塊のようなデザインになったこともあり、禍々しくも神々しいという相反する印象を与える。
攻撃の際に変形する事があり、スティンガーの時は槍のように、ラウンドトリップの場合は大鎌に変形する(しかも変形の際はフォースエッジ時の刀身部分が伸びる)。
見た目通り巨大な剣なので持ち上げること自体は力があれば誰でもできる。だが魔力の解放や刀身の変形と言った力を引き出せるのは、強い魔力を持ち愛する心を持つ者に限られる。
ゆえに扱えたのは使い手であるスパーダ、力と魂を継承したダンテ、ダンテによって愛に目覚めたトリッシュの3人だけ。振るう機会は無かったがネロも使いこなせただろう。そして全ての力を解放するのはやはりスパーダの血が不可欠である。
逆にどちらかが欠けていた場合はただの剣に過ぎない。愛を失ったサンクトゥスは力を引き出すことができず、心があっても魔力のないVは単純に持ち上げることすらできなかった。
活躍
ムンドゥスと戦い勝利したスパーダによって魔界を封じる鍵にされる。その力は複数に分けられ、力を封じられたフォースエッジは魔界に、アミュレットは自分が所持し後に息子たちに託す。
『3』の終盤にてアーカムによって引き抜かれる。
しかしスパーダの血族ではないうえ正しい心もないアーカムではスパーダの力を制御しきれず、醜悪なスライム状の悪魔へと変貌した(最初はスパーダの姿をしていた)。
アーカムが倒された後バージルが手に入れるも、ダンテとの最終決戦にて手放されダンテの手に渡った。
『1』でダンテはフォースエッジを手にマレット島へ向かい、ネロ・アンジェロとの3度目の戦闘の末パーフェクトアミュレットが揃い魔剣スパーダが復活。そして魔帝との戦いの後、ダンテの相棒となったトリッシュの武器になる。
『4』では店の壁に立て掛けられていたが、魔剣教団への潜入の為トリッシュがいつの間にか持ち去っていった。魔剣教団への手土産として持っていったらしく、このせいで黒幕のサンクトゥスの計画が進む羽目になる。
終盤にてサンクトゥスが武器として扱うも、人としての愛する心を捨てたサンクトゥスはスパーダの全ての力を出せずネロに敗北する。その後はネロによって奪還されダンテの手元に戻ってきた。
(最終決戦でサンクトゥスがスティンガーを放つのだが、よく見ると変形していない)
『5』では愛剣リベリオンを失ったダンテが久しぶりに振るう。