概要
プロジェクト東京ドールズとはスクウェア・エニックスより配信されているスマートフォン用ゲームアプリ。2017年6月22日サービス開始。
キャッチコピーは「それでも私は生き続ける、皆から忘れられたこの世界で」
作中用語
組織
- DOLLS(ドールズ)
ドールで構成された大人気のアイドルグループ兼対ピグマリオン用の戦闘組織。
- 害獣駆除特任部隊(がいじゅうくじょとくにんぶたい)
新法案『害獣駆除特別法』に基づいて自衛隊に新設された特殊部隊。通称『害特』。オートギアとピグマリオンを視認できる特殊な処置を施された自衛隊員で構成されている。
舞台
- ドールハウス
ドールの本拠地。表向きはDOLLSが所属するアイドル事務所だが、その実態は対ピグマリオンを目的として設立された政府直属の国家機関である。
浄化ライブの会場を確保できたり、ピグマリオンによる大規模な被害さえも情報操作で揉み消せるほどの絶大な権力を有する。
- 魔都『新宿』
本編より3年前の13時58分に突如としてその存在が消失したかつて東京都・新宿であった都市[20]。ピグマリオンが誕生した場所とされており、極めて汚染度が高い。
- アタラクシア
魔都『新宿』内に存在する謎の建造物。最奥部には鍵で固く閉ざされた扉が存在する。
用語
- ドール
ギアの力により記憶と感情を引き換えに超常の力を獲得した少女たちの総称。
彼女たちの名は、ドールとなった際に失われた本名に代わって与えられたコードネームである。
- ドール登録日
ドールがギアの力によってドールに転生した日で、いわばドールの元となった少女の命日。作中ではドールの誕生日として扱われている。
- ギア
国土から出土したとされる未知の遺物。人間の少女の心臓に埋め込むことで少女をドールへと転生させるが、その代価として記憶と感情を喪失するだけでなく、ドールとなる前の存在までも消失してしまう。
- フィール
ドールの力の源となる人間の感情のエネルギーの結晶。イエロー・シアン・マゼンタ・パープルの4種類が存在し、パープル以外は各ドールの主となる「メインフィール」に対応している。
- テアトル
ドールが戦闘時に展開する結界。ユキ曰く「心の檻」で、ドールのイメージの中にピグマリオンを閉じ込め、周囲に被害を及ぼすことなく掃討する。展開中のドールは無防備となるため、他の2人が守りながらピグマリオンと戦う形となる。
- ピグマリオン
東京に出没し、人間を襲って捕食する未知の怪生物。一般人には視認できず、襲われた者は存在が消失してしまうため、一部の者しかその存在、脅威を認知できない。
- 青白い蝶
ピグマリオン出現の前兆とされる蝶。正式名称『プシュケー』。存在するだけでその地域を汚染し、人々の記憶を奪っていく。
- モノリス
ピグマリオンを召喚する門。
- ミミック
デイリークエストなどに低確率で出現する、宝箱の中に入った人形のような姿をしたピグマリオン。倒すと確実に武器や『武器超越の石』をドロップする。
- ゴーレム
デウスが使役する、岩などの無機物にドールのギアと酷似した疑似的な生命を吹き込むことによって生成された生命体。フィールを動力源として活動する。
- オートギア
「害特」によって開発された対ピグマリオン特化兵器。正式名称『二十七式多脚戦車・感情炉搭載型』。フィールを動力源として駆動する。高度な人工知能による自律行動を可能とし、ガトリングガンとフィールをエネルギーとする強力な熱戦兵器でピグマリオンを殲滅する。
- 浄化ライブ
DOLLSのライブを通して膨大な量のフィールを収集し、ピグマリオンに侵食された地域を浄化する。開催するためには、その地域の汚染度を一定値以下に下げる必要がある
登場キャラクター
DOLLS
チームA
正統派な王道アイドルをイメージとしたチーム。サクラ加入前はミサキとシオリの2人のみであった。
- サクラ
声 - 本渡楓
16歳 / ドール登録日 6月22日 / 身長157センチメートル / 49キログラム / 3サイズ82・58・82
メンバーに加わったばかりの努力家な少女。いつも前向きで元気だが、少し引っ込み思案な面があり、思ったことを口に出せない時がある。加入前からDOLLSのファンであったため、自分がそこに加わったことに戸惑っている。しかし持ち前の頑張りと情熱で、メンバーやファンに受け入れられつつある。
DOLLSの一周年ライブの日に、目の前で倒れたマスターを介抱しており、ライブ後に再会を果たしている。その直後に突如現れたピグマリオンの襲撃により致命傷を負ってしまうが、そこに現れた班目によってギアを渡され、マスターによってドールへと変貌を遂げた。だが、どういう訳かドールになって間もないのに感情を取り戻している
メインフィールは「マゼンタ」。
- ミサキ
声 - Lynn
18歳 / ドール登録日 2月15日 / 身長160センチメートル / 49キログラム / 3サイズ81・55・81
年齢不相応に落ち着いたクールな印象の少女。効率や規律を重んじる委員長タイプで、感情に振り回されるような行動はしないため、シオリから「ロボットみたい」と言われている。丁寧な言葉遣い、ストイックな性格と、隙のないスタイルを貫いている。しかしその意識の高さ故に、融通が利かない側面もある。
メインフィールは「シアン」。
- シオリ
声 - 石原夏織
19歳 / ドール登録日 3月13日 / 身長166センチメートル / 54キログラム / 3サイズ91・62・90
チームAのリーダー。立ち振る舞いの優雅なおっとりした少女。聞く側に回るタイプで、誰のどんな話にも関心を持って接し、場の雰囲気を柔らかくしている。メンバーからも親しみやすいお姉さん的存在として心の拠り所になっている。初期からいるメンバーとして常に周囲に気を配っている。
メインフィールは「イエロー」。
チームB
ダンサブルユニットをイメージとしたチーム。
- レイナ
声 - 久保ユリカ
19歳 / ドール登録日 9月26日 / 身長164センチメートル / 51キログラム / 3サイズ88・60・89
チームBのリーダーでDOLLS全体のリーダー。情熱的で快活な少女。「美しいもの」を愛し、自らも美しくあろうとする独特の思想を持っている。自信に満ちた立ち振る舞いからはカリスマ性が溢れている。歌やダンスの造詣が深く、アイドル活動そのものを愛しており、「アイドルって何ですか」と聞かれて「愛」と答えている。戦闘においても、メンバー全体の士気を支えるリーダー的存在。
メインフィールは「シアン」。
- ヒヨ
声 - 鈴木絵理
16歳 / ドール登録日 10月18日 / 身長143センチメートル / 37キログラム / 3サイズ75・55・76
人懐っこく、元気で素直な少女。好奇心旺盛で関心を持った事は何でも試そうとする。それが災いしてイタズラ心を抑えることが出来ず、トラブルを起こすことも。
無尽蔵の体力を活かして敵を引き付け強引にねじ伏せる戦い方をする。大局的な戦況判断は他のメンバーに任せ、自分は請け負った役割に徹することで勝利に貢献できると考えている。
メインフィールは「マゼンタ」。
- ナナミ
声 - 佐倉綾音
15歳 / ドール登録日 11月7日 / 身長155センチメートル / 45キログラム / 3サイズ81・56・82
いつも一歩引いている物静かな少女。DOLLS最年少だが、頭の回転は速く、深読みしすぎで素直になれず、憎まれ口のような言葉が口をついて出てしまい、後悔することも多い。天邪鬼な性格は自覚しているが、それを直すことは諦めている。
戦況判断に優れ、効果的に任務をこなすため俯瞰的に立ち回る。絡め手や罠のようなパワーに頼らない戦術を好む。
メインフィールは「イエロー」。
チームC
上述の2チームとは違った、個性派揃いのユニークなチーム。
- アヤ
声 - 竹達彩奈
17歳 / ドール登録日 8月10日 / 身長148センチメートル / 43キログラム / 3サイズ84・56・83
チームCのリーダー。流行やファッションに敏感なイマドキの少女。負けず嫌いで、様々な特技を持つメンバーに対し、ライバル意識がある。責任感が強く向上心もあるが、少々調子が良く、楽観的。
戦闘もパフォーマンスと考え、一体感のあるテンションや連携が戦局を左右すると信じている。
メインフィールは「イエロー」。
- ユキ
声 - 内田真礼
17歳 / ドール登録日:12月25日 / 身長160センチメートル / 45キログラム / 3サイズ86・56・82
無口で表情も薄く、考えの読めないミステリアスな少女。自発的に会話に参加する事は少なく、自由気ままに行動するが、用がなければメンバーのいる場所に寄ってくる。
機械のように忠実に任務あたり、他の追随を許さない反応速度を武器に敵を殲滅する。 戦略的判断は他のメンバーに任せ、自分自身を戦闘能力の高い駒として「運用」している。
メインフィールは「シアン」。
- ヤマダ
16歳 / ドール登録日 5月7日 / 身長158センチメートル / 43キログラム / 3サイズ72・56・79
いつも眠そうな顔をした気だるげな少女。肉体労働を嫌っており、様々な手段を使ってサボろうとする。プライベートは部屋に引きこもってゲーム三昧。考え方も性格も偏っているが、人当たりは悪くなくメンバーの会話にはノってくる方。
戦闘になるとスイッチが入るバーサーカー。逆境をご褒美と感じ、リスキーな状況を切り抜けることに快感を得ている。
ドール登録当初は別の名前が与えられていたが、本人がそれを嫌がったため、現在の名前に改名されたという経緯がある。メインフィールは「マゼンタ」。
「ヤマダダ」という名義でYouTuberとして活動している。(バーチャルYouTuber)
ドールハウス
- マスター
本作の主人公(プレイヤーキャラクター)。サクラがドールとなった後も生前の彼女と過ごした記憶を有していたり、サクラの感情を取り戻させるなど、カナ曰く「異常」な存在。
- 斑目 セツナ(まだらめ - )
声 - 明坂聡美
アイドル事務所ドールハウスの所長の女性。自他共に厳しく、メンバーに恐れられている。冷たく見えることもあるが、メンバーの負担を事前に防ぐように立ち回るなど、懐は深い。
その正体は国土調査院・特別課課長であり、ドールを運用する全権を掌握している。
- 南田 香奈(みなみだ かな)
声 - 高橋李依
アイドル事務所ドールハウス所長秘書の女性。スケジュール調整や相談にも応じる事務員。穏やかな性格で、フォローも完璧な頼りになるお姉さんとしてメンバーにも慕われている。
情報管理と地理把握に長けた特殊公務員で、戦闘ではドールのナビゲーターを務める。
ゲームでは「カナ」表記。
- ルリ
声 - 咲々木瞳
アタラクシアに囚われていた少女。DOLLSのファン。実の両親は「新しいパパ」ことピグマリオン・リーパーに殺されて食べられている。リーパーによって、DOLLSへの奇襲の囮として利用された。
リーパーによって目の前で人が殺される光景を見せられることで、フィールを放出している。リーパーはそれで集まった人を喰らっている。
アタラクシアに長く居たため、記憶が食われてしまっており、自分の名前や大好きなDOLLSのことを忘れてしまっているが、現在もDOLLSのファンであることには変わりない。
その後、DOLLSによって救助され、ドールハウスで保護されることとなった。
- EsG(エスジー)
ドールハウスで行われるあらゆる活動の統括・監理を行っているドールハウスの基幹システム。斑目曰く「ドールハウスの切り札」。
独自の意思を持っている模様で、何らかの理由でマスターに興味を抱き、接触を図っている。
その他
- デウス
声 - 花守ゆみり
ゴーレムのマスターの少女。権能は『妄信』。ピグマリオンを宇宙から消し去ることを目的としている。
自らの目的を果たすため『アタラクシア』の扉の鍵を、プレイヤーに渡している。
- パンドラ
女性の姿をした存在。権能は『再生』。
『アタラクシア』の閉ざされた扉の奥にいた存在で、ドールズとの戦闘で弱体化した後にデウスによって『心臓』であるギアを奪いとられた。後にそのギアはデウスの作り出したゴーレム『タロス』に搭載された。
- マキナ
声 - 高橋未奈美
女性。マスターの夢に度々出てきて会話をしており、『諦観の楽園』の管理をしている。
- 小鳥遊 修一(たかなし しゅういち)
声 - 堀内賢雄
防衛大臣を務める男性。自衛隊内部に対ピグマリオン用の特殊部隊『害特』を設立し、ドールズに代わってピグマリオンと戦闘を行う兵器を導入する。
エクスを妻と呼んでいる。
- エクス
女性。液体の満たされた容器に入れられており、生死は不明。