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生態
大型種でも全長20センチ程度とナマズの仲間にしては小型だが、厄介なのはその食性にある。
砂の中の微生物を食べる比較的おとなしい種類もいるが、大半は他の大型魚のエラから侵入して吸血したり、肉を食いちぎりながら体内に侵入する性質がある。
これだけなら「薄気味悪い悪食魚」程度だがコイツ等は主に魚のエラから出るアンモニアに反応するため、アンモニアを嗅ぎ付ければ発生源が人間だろうとお構いなく、尿道や膣などから体内に侵入することもあるので、「ピラニアよりも恐ろしい」と言われている生息地では原住民が対策用に陶器の下着を着用しているくらい恐れられている(余談だがこの下着、土産物として流通もしている)。
大型種のバイオレット・カンディル(人目をひく捕食形態から、水族館やアクアリウムで飼育されることがある)にもなると皮膚に噛み付いて直接穴を開けることがあるため余計おぞましい(万が一飼育する際はかまれないよう注意が必要であるが、それ以前に興味本位や安易な気持ちで手を出さないこと)。
万が一体内にカンディルが侵入した場合、内臓を食い荒らされなくとも感染症などによって生命を落とすこともある。またカンディルは食らいついた獲物から離れないよう、鰭に矢のような返しが付いており、体内に侵入されると手で引き離すのは容易ではない。このため、摘出するために切開が必要である。このような生態から、現地では毒針を持つ淡水エイと並び恐れられている。
余談だが、以前は動物系バラエティにて度々紹介されたこともある(地元の市場ででも買ったのか、餌に使われるのは大体日本でも熱帯ナマズとしてもポピュラーなタイガーショベル)。
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