概要
七つの人類悪の一つ、『愛欲(快楽)』の理をもつビースト。
ビーストⅢはR・Lと対の概念が存在し、結果1つのナンバリングで2体ものビーストが顕現する。2体のビーストはそれぞれ正反対の性質をもつが、快楽によって人類を破滅させる事は共通している。
対との関係
上記にもある通り、ビーストIIIはLとRで対の関係になっている。
キアラがカーマについて何らかの心当たりがあると発言しつつそのやり口を酷評しているのも、
片や、「愛の快楽」の独占を渇望し、全人類の私物化を企む「自愛」のブラックホール
片や、全人類の渇望を献身で飽和させ、「愛の堕落」を企む「他愛」のホワイトホール
と、同じ愛欲の獣でありながら両者の愛のベクトルが相反する対極関係にある為。
『他者の愛(トラウマ)』を浅ましく貪る菩薩を魔王は軽蔑し、
『他者の愛(ごちそう)』をクズへ貶める魔王を菩薩は侮蔑する。
それは目的や方法だけに留まらず、状況や最期等、ありとあらゆる部分が徹底して対となっている。
キアラ | カーマ | |
---|---|---|
自愛 | 自分だけが愛おしい | 自分だけが愛せない |
外見 | 年増扱いされる | 若く見える |
存在の拡張 | 自身を際限なく肥大させる | 自身を際限なく増殖させる |
仕切り直し | "桜"に主人公を逃がされる | "キアラ"に主人公を逃がされる |
敗れた対象 | 少女の恋に敗れる | 老婆の親心に敗れる |
末路 | その場から身動きがとれずに海の底へ沈んでいく | 自由になりすぎたせいで空の果てへ放逐される |
カルデアへの協力 | 自ら力を貸すことを決めた | 誘われて乗り気になった |
バトル | 特殊バフを多数使用。弱体化がかなり面倒なうえ弱体化したとしても強敵 | 特殊デバフを多数使用。弱体化は比較的簡単なうえ弱体化した場合非常に弱い |
一覧
原罪のIII/R (ラプチャー)『愛欲』 ヘブンズホール/須弥霊掌快楽天魔性菩薩
個人が到達した、人類を最も端的(最短)に救う大災害
随喜自在第三外法快楽天を名乗る、新しい天(かみ)。
類い希なる救世主としての資質を持った魂が、その全てを自己愛と快楽に費やし、第三魔法の亜種(ヘヴンズホール)に至った時に変生した。
- 本性『七十億の命をただ自分(ひとり)の為に使い、快楽のみで“人間”を救おうとする』。
- 愛『地上のすべての動物を快楽によって救い、またその快楽の受け皿になって最高の救済を求める』。
固有スキルはネガ・セイヴァー。
原罪のIII/L(ラプス) 『愛欲』 カーマ/マーラ
神魔が成り果てた、人類を最も広範に救う大災害
煩悩の化身、堕落の獣。
宇宙に値する存在となったことで新たなる力を得た性愛の神。
何もかもを究極まで甘やかし、堕落させてそれらを愛する。
- 本性『』
- 愛『』
固有スキルはネガ・デザイア。
余談
旧セイバーが追っている“LとR”の獣、ビーストVIはⅢとは対照的に、2つ揃って完成する性質を持っている可能性が囁かれている。
この該当者候補は現状、黙示録の獣とバビロンの大淫婦となっている。