ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

おどろおどろの編集履歴

2019-04-28 16:52:22 バージョン

おどろおどろ

おどろおどろ

おどろおどろしい様子。

概要

日本怪談幽霊妖怪に使われやすい。


妖怪としてはおとろしと呼ばれるものと同一視される。


泥沼を意味するドロドロは同義語ではないが、混ざっていることもある。


ゲゲゲの鬼太郎シリーズではおとろしをモチーフ(というよりもおとろしそのものだが…)とした吸血鬼の一種として登場しており、下記にあるように多くが自身の開発した薬品などで妖怪へと変化してしまった元人間の科学者が正体とされている。


ゲゲゲの鬼太郎に登場する“おどろおどろ”

ゲゲゲの記憶補正110

CV/富田耕(1期)、北村弘一(3期)、佐藤正治(4期)、西村知道(5期)、増谷康紀(6期)


長い毛に覆われた鬼面の獣の様な姿をした妖怪・“おとろし”と酷似(というよりもモデルと瓜二つ)の姿をした毛を突き刺して人間の生血を吸う妖怪。

その正体はマガジン版「おどろおどろ対吸血鬼」、最新版ゲゲゲの鬼太郎、アニメ第5期を除きとある実験の副作用などで妖怪化した元人間の科学者


少年マガジン版、アニメ第1期の設定ではとある科学者が開発した「毛生え薬」を自身の体を使って人体実験を行い、その副作用により化学変化を起こして妖怪化して誕生したという設定で登場。


妖怪になった事で超能力を身に付ける事には成功したものの、その代償に人間の血を吸わなければ生きていけない体となってしまった為、当初は血液銀行から買った血を吸っていたが、不味い上に値段がめっぽう高いという理由から新鮮な子供たちの血に目を付け、苦心の末に手に入れた魔女の箒に含まれているという特殊な元素“ホウキ元素”を混入させたプラモデルの飛行機を子供たちに送りつけて次々に誘拐し、死なない程度に血を吸った後、証拠隠滅の為に“霊界輸送機”で霊界送りにしていた。


正太郎(CV/朝井ゆかり)という名の息子がおり、息子はそんな父を止めるべく彼を人間へと戻すための研究を行っており、事件を調査していた鬼太郎に研究が成功するまでは父を殺さない様に頼んでいた。


しかし当の本人は既に人間としての心を失って完全な怪物と化しており、本気で秘密を知る者全てを全て葬り去る気であった上に霊界へと追放した子どもたちも返す気などさらさらなく、鬼太郎をも血を吸う管となっている毛を突き刺して全ての血を抜き取り殺そうと目論むが、逆に血を吸い取られて絶命した。


その後、子供たちも無事に救出さたが、残された息子の正太郎にとってはかけがえのない肉親であった事、人間に戻す研究を行っていることを告げて殺さない様に頼んでいたにもかかわらず、父の命を奪った鬼太郎に強い怒りと憎しみを抱き、彼に石を投げつけて涙ながらに罵声を浴びせ、そんな彼の気持ちも理解できる鬼太郎はただ「うむ……。」と頷いてゲゲゲの森へと帰っていくという結末で物語は締めくくられている。


なお、後に百々爺が鬼太郎を落とい入れる為に引き起こした「妖怪大裁判」に証人の1人として登場している(元人間なのに……)。


また、マガジン掲載の墓場鬼太郎の「下宿屋」のリメイクである『おどろおどろ対吸血鬼』ではオリジナル版の夜叉の代役として登場している。


第3期の設定では天命に背いて自身の欲望の虜となり人の心を失ってしまった人物に憑りつき変化させる“妖気”が本体という設定で登場。


劇中では不老不死の研究に没頭し過ぎた科学者に憑りつき変化させ、獲物となる子供たちを次々に誘拐していた。


今回は息子として隆(CV/塩沢兼人)という名の青年が登場しており、父の悪事に手を貸してはいたものの、良心の呵責からその行為に耐えかね、父の凶行を止めるべく逆説的に「この事件(最近街で頻発している子供たちの誘拐事件)に手を出すな」という脅迫文を妖怪ポストに投函して鬼太郎が事件の操作に乗り出すように仕組み、妖怪が事件に関与している事をさり気なく知らせていた(その他、子供たちの命を護るために死なない程度の血を吸う様に父に頼んでいた)。


最後は第1期と同じ方法で父が鬼太郎に倒された後、隆は警察に自首し事件の真相を告白した。


4期では話の内容はほぼ原作通りだが、こちらでは息子は存在せず、その代わりの役を彼の助手(CV/根谷美智子)が務めており、鬼太郎に事情を説明して助命を懇願。

事情を知った鬼太郎は彼を元の姿に戻すために自身の妖気を清めた血を敢えて吸わせる事により、原作、1期、3期とは違って無事に物の姿へと戻る事が出来たという救われる形の結末を迎える事が出来た。


5期では人間が実験の失敗で妖怪へと変貌してしまった存在ではなく、完全な妖怪そのものという設定で登場。


恋する女学生の生血を好む吸血妖怪で、おどろおどろに血を吸われた人間は人を愛する心を失い、彼(?)の操り人形と成り果ててしまう。

ちなみに吸血鬼と同じ系列の妖怪だが、本人曰はく「ドラキュラなどという青っ白い西洋妖怪とは違うのだよ」ヴァンパイア一族と一緒にされる事を心外と考えているようだ。


関谷というどこかで見た事が有る様な姿(モデルは上記に記した「おどろおどろ対吸血鬼」に登場するドラキュラ四世)の大学教授に化けてとある大学に潜入し、好物の恋する女学生たちを次々に襲いその生血を啜っていた。


大学を調査しにやって来た鬼太郎と交戦し、鬼太郎の吸い尽くそうと目論むも、最後は鬼太郎が体内に蓄えていた電気を吸収してしまい感電死するという最期をも変えた。


妖怪千年物語では、が封印された祠が研究所の改築工事で崩された事で復活。

科学者の髪の毛に憑りつき実体化を果たすと、取り込んだ科学者を人質にして彼の息子である正太郎を脅して模型飛行機を使って子供たちを誘拐させてその生血を啜っていた。


更に鬼太郎の血と妖力までをも吸収して強大な力を得るが、最後は鬼太郎が引き千切ったおどろおどろの髪を受け取った正太郎が彼の指示通りに髪を祠で焼い捨て、その灰を模型飛行機でおどろおどろに浴びせた事で大幅に弱体化。

その隙におどろおどろから陽極を吸い返し、おどろおどろが再び封印される前に科学者を切り離して助け出した。


第6期では小野崎彰悟という名の生物科学が遺伝子操作で作り出した不死細胞体を使った人体実験の副作用の成れの果てという設定で登場。


原作及び第1期の物語を現代風にアレンジした上でより設定を深く掘り下げた内容となっっており、内容の物悲しさ及び何ともやりきれない後味の悪い結末など、色々と印象深い内容となっている。


また、6期では息子ではなく美琴という名の娘が正太郎の役割で登場しており、父親が妖怪と化している事を知り思い悩んだ末に物語の冒頭では自殺を思い立ち、電車に飛び込もうとしていた事を思わせる描写や、追い詰められてとある犯罪行為を行おうとしたりなど、より悲壮感ただよう雰囲気を漂われている。


詳しい詳細についてはこちらで。


なお、鬼太郎が初めて美琴と接触した際に彼女から微かな妖気を感じ取ってはいたが、あまりにも微弱な為に彼女が妖怪なのか、それとも妖怪に憑りつかれているのか画判別できないといっていた事。不死細胞が作成者にしか作れていなかった事などから、もしかすると今作のおどろおどろも3期と同じくの領域へと踏み込んでしまった奢れる人間に憑りついて怪物化させる“妖気”そのものが正体だったのかもしれないが、詳細は不明。


関連項目

ゲゲゲの鬼太郎 おとろし みんなのトラウマ 哀しき悪役 妖怪

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました