概要
後のヘリック共和国大統領であるヘリック・ムーロア2世の弟・ゼネバス・ムーロアが兄と袂を分かち、(共和国議会による陰謀説あり)中央大陸西部を領土としたゼネバス帝国を建国したのが始まりである。
なお単純に兄弟の権力闘争が大事になったと言う話だけではなく、ヘリック共和国の前身であったヘリック王国は元々戦争をしていた中央大陸東側連合と同西側連合が合併して出来た物であり、西側連合出身者はヘリック共和国に不満があったことも関係している(ゼネバスは母は民族融和の為にヘリック1世の第二婦人として輿入れした西側連合の長の妹。つまり西側連合の長の正当後継者でもある。)。
惑星Ziに漂着したグローバリーⅢ世号に乗船していた地球人の冒険商人との協力関係を築き、ヘリック共和国を凌ぐ技術力を持つに至る。
一度は共和国に首都を占領されたものの、中央大陸のはるか北方にある暗黒大陸を拠点とする覇権国家ガイロス帝国からの支援を受けて首都を奪還、そのまま共和国首都まで占領した事もあった。しかし共和国軍の頑強な抵抗や新型ゾイドの投入により次第に押され気味の戦いを余儀なくされ、最終的にはウラニスク湾に浮かぶニカイドス島にまで追いやられてしまう。
篭城しながらガイロス帝国の救援を待つゼネバス皇帝だったが、そこに現れたガイロス軍は既にゼネバス帝国に見切りをつけていた。
結果、ゼネバス帝国は壊滅し、残存兵力やゾイドはガイロス軍によって接収され、ゼネバス皇帝と共に娘のエレナ姫も囚われの身となってしまう。
その後、惑星Ziに隕石が落下し、壊滅的な被害を与えたグランドカタストロフによりガイロス帝国対共和国の戦争も休戦となり、ほぼ同時期にゼネバスも死去。休戦の証としてエレナ姫だけは共和国に引き渡された。エレナ姫は伯父であるヘリック2世の庇護を受けつつ東西の民族融和に力を注ぎ終には大統領にまで上り詰めた。そう、彼女こそ後のルイーズ・エレナ・キャムフォードである(なお、アニメ版の大統領はルイーズ・テレサ・キャムフォードと言うパラレルワールドの人物である)
しかしながら、これで全てが終わったわけではなかった。
グランドカタストロフから数十年後、ガイロス帝国の名家・プロイツェン家の当主であるギュンター・プロイツェンがガイロス帝国摂政に就任。子供の頃に母親から父親がゼネバスである事を教えられたらしいプロイツェンはゼネバス帝国を再興し、父の無念を晴らすべく様々な謀略を巡らせてガイロス帝国内の議会や軍部を掌握。
ヘリック・ガイロス両国を疲弊させ、共倒れを図った。
旧ゼネバス帝国出身者を数多く擁するプロイツェンナイツによる武装蜂起と共にネオゼネバス帝国の建国を宣言、初代皇帝ギュンター・プロイツェン・ムーロアを名乗る。自身はガイロス帝国首都ヴァルハラと共に敵軍の主力部隊を道連れに自爆したが、これは想定内のことであり、息子で二代目皇帝のヴォルフ・ムーロアとゼネバス帝国出身者の子供達で構成された鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)はこの隙に共和国首都への進行を開始していた。
ゼネバス帝国製ゾイド一覧
- ザットン
- ゲルダー
- マーダ
- マルダー
- ゲーター
- イグアン
- モルガ
- シュトルヒ
- サイカーチス
- シーパンツァー
- シンカー
- ハンマーロック
- ヘルキャット
- ウオディック
- ブラックライモス
- レドラー
- ブラキオス
- ライジャー
- レッドホーン
- アイアンコング
- サーベルタイガー
- ディメトロドン
- グスタフ
- ホエールカイザー
- デスザウラー
- ロードスキッパー
- ドントレス
- デスピオン
- ショットウォーカー
- ゴーレム