概要
名古屋市を中心とする東海地方で圧倒的なシェアを誇っており、系列紙である東京新聞他の地方紙と合わせた場合の発行部数は毎日新聞や産経新聞を上回る日本有数の大手紙である。
また、他のブロック紙の北海道新聞、西日本新聞と連合を組んで特派員を世界中に送りだしており、全国紙でないにもかかわらず通信社の記事にあまり依存していないことも特徴。
そのせいか、地方紙でありながら固定翼機(普段「飛行機」と呼ばれるもの。ちなみにヘリコプターは回転翼機)を所有していた(ちなみに最後に所有していたのはボンバルディア・アメリカ製のビジネスジェット機を取材用に改造したもの)。
中日ドラゴンズの親会社。スポーツ欄のプロ野球関連の記事はドラゴンズが中心である。
報道姿勢は左寄りで基本的に政権に批判的な立場を取っている。ただし中京圏の地方行政問題では行政寄り・トヨタ自動車寄りの報道をすることが多い。
東京電力原子力発電所事故以降、原子力発電の報道に非常に力を入れており、福島に支局を置いている。毎週日曜日にはその週の福島第一原書力発電所の様子をまとめた記事を政治面に掲載している。
放送局と以下のつながりを持つ。特にフジテレビ系列との結びつきが強い。
- 中日新聞社:CBCテレビ、東海テレビ、CBCラジオ、東海ラジオ、ZIP-FM、テレビ愛知、三重テレビ、FM三重、FM岐阜、テレビ静岡、K-mix、びわ湖放送、FM滋賀、長野放送
- 北陸中日新聞:石川テレビ、FM石川、富山テレビ
- 日刊県民福井:福井テレビ
- 東京新聞:TOKYO MX、チバテレビ、テレビ埼玉、tvk
さらにはFM北海道(AIR-G')の株式を17.0%、静岡朝日テレビの株式を11.5%持っている。
北陸中日新聞
1952年3月に創刊。元々は富山県の地方紙・北日本新聞の石川県版「北陸新聞」だった。石川県の新聞である北國新聞が、戦後に「富山新聞」として復刊させたため、北日本新聞社が対抗して「北陸新聞」を発刊させた。
だが、石川県は北國新聞があまりにも強かったことから、北日本新聞はわずか1年で北陸新聞の経営を手放し、金沢資本の百貨店である大和が経営を引き継いだ。
その後1960年に中日新聞が北陸新聞社を買収し、現在の「北陸中日新聞」と名を改めている。
北陸中日新聞は石川県を中心に富山県と福井県に販売エリアを拡大したが、1992年に中日新聞が福井県の地元紙「日刊福井」を買収し、1994年に福井支社発行の「日刊県民福井」として再発刊したため、販売エリアは石川県と富山県となった。
中日スポーツ
中日新聞によるスポーツ新聞。1950年にタブロイド週刊紙「中日ウィークリー」として創刊、1954年2月に日刊紙に昇格したうえで現在の名称に改めている。なお題字は、日刊紙昇格・改名の頃から、一度の変更もなく使用している。
1面ほぼ毎日中日ドラゴンズの記事が中心となっている。ドラゴンズが勝っても、負けても、引き分けても、シーズンオフでも、他のジャンルで話題が出てこない限りドラゴンズ一面にこだわる。
東京中日スポーツと同じく、モータースポーツの記事を掲載している。
家庭でも安心して読めるスポーツ新聞を基本理念にしており、風俗店などの広告は載せるが、駅売り版・宅配版のいずれもアダルト面は設けていない。
中日クラウンズ
1960年に中部日本招待全日本アマ・プロゴルフ選手権としてスタートした、日本のゴルフ大会。1966年に名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースに開催場所を固定したのを機に現在の名称に改めている。1926年に第1回が開催された日本プロゴルフ選手権(日清食品杯)、1927年に第1回が開催された日本オープンゴルフに次いで歴史がある。
ほとんどがトヨタ自動車の自動車車種のひとつであるクラウンの販売促進に使われている。
優勝賞品は、基本的にはクラウンが送られるが、他の車種が贈られる例外もある(東日本大震災の時は賞金追加に変更)。
テレビ中継はTBS系列で放送されるのだが、実は2011年から2016年までは、最終日が15:30-17:30の放送であったため、「日5」の放送時間が30分繰り下がった。なお、日5廃枠後は15:00-17:00に放送時間が変更されている。
過去の連載漫画
テレビ欄について
購読地域が広いためテレビ欄は地域ごとに異なる。ここではNHK以外の民放について扱う。
愛知県版
フルサイズ
左から順にCBCテレビ、東海テレビ、テレビ愛知、名古屋テレビ、中京テレビ
ハーフサイズ
なお岐阜放送が視聴可能な地域は愛知県内ではごく少なく、三重テレビも東三河北部地域などでは受信できないためハーフサイズでの掲載となっている。
岐阜県版
フルサイズ
左から順にCBCテレビ、東海テレビ、名古屋テレビ、中京テレビ、テレビ愛知
テレビ愛知はあくまでも愛知県域局のため、岐阜県内では受信できない地域が圧倒的に多いために最も右端に配置される。
ハーフサイズ
岐阜放送はライバルの岐阜新聞系列だが、岐阜県版ではハーフサイズながら左に掲載される。
三重県版
三重県版は伊賀版と紀州版、三重版の3種類に分かれる。
三重版フルサイズ
CBCテレビ、東海テレビ、三重テレビ、名古屋テレビ、中京テレビ
中日新聞資本の入った局を左端に固め、テレビ愛知はハーフサイズで掲載。
三重版ハーフサイズ
伊賀版フルサイズ
MBSテレビ、ABCテレビ、関西テレビ、読売テレビ、CBCテレビ、東海テレビ
伊賀版ハーフサイズ
三重テレビ、名古屋テレビ、中京テレビ
伊賀地域では関西広域局が広範囲で視聴可能なために三重テレビと非中日系の名古屋テレビと中京テレビをハーフサイズで掲載。テレビ愛知とテレビ大阪は受信不可能なため非掲載。
紀州版フルサイズ
CBCテレビ、東海テレビ、名古屋テレビ、中京テレビ、MBSテレビ、関西テレビ
紀州版ハーフサイズ
三重テレビ、テレビ和歌山、ABCテレビ、読売テレビ
静岡県版
西部地方版と東部地方版の2種類がある。
西部・東部共通フルサイズ
西部版ハーフサイズ
CBCテレビ、東海テレビ、テレビ愛知、名古屋テレビ、中京テレビ
東部版ハーフサイズ
日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京