概要
「九つの巨人」の一つであり、ユミル・フリッツが得た巨人化能力である。
全ての巨人の始祖であり、頂点に立つ存在。
巨人を操る能力の他に、記憶を改竄させる能力がある。
しかし、上記の力は王家の人間しか使うことができず、またその王家の人間は初代レイス王の「不戦の契り」によって、真の力を発揮できない。
代々王家に伝えられてきたが、845年にグリシャ・イェーガーに奪われた。
歴代継承者
初代 | ユミル・フリッツ |
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2代目〜144代目 | フリッツ2世〜フリッツ144世 |
145代目 | カール・フリッツ145世(初代レイス王) |
146代目〜829年 | レイス2世〜ウーリの父 |
829年〜842年 | ウーリ・レイス |
842年〜845年 | フリーダ・レイス |
845年 | グリシャ・イェーガー |
845年〜 | エレン・イェーガー |
能力
- 条件
単身で始祖の巨人の真の力を発揮できるのは、ユミル・フリッツの血を継ぐ王家の人間のみ。しかし、現在は初代レイス王が始祖の巨人と交わした「不戦の契り」の影響により、王家の人間はその力を使用出来ない。
しかし、王家の人間でないエルディア人が始祖の巨人を継承した場合、その人間が王家の人間・王家の人間だった者の巨人に触れる事で、その力を発揮する事ができる。
- 「記憶改竄」
エルディア人の記憶を自在に改竄できる能力。
初代レイス王は、壁内に移住した際、エルディア人の記憶を改竄し、他人種系エルディア人には貴族の地位を与えることで「壁外人類」の存在を抹消した。
- 「叫び」(仮名)
巨人を操る能力。
エレンはライナー達に攫われ、巨人に襲われた際に、かつて王家の人間だったダイナ・フリッツの巨人に追い込まれるも、王家の血を引いたダイナの巨人に触れた事で一時的にその能力が使えた。
- 「体の構造を変える」
エルディア人の体の構造を変える能力。
600年以上前、世界の人口が激減する程の流行り病が猛威を振るっていたが、ある日、当時のエルディア王がこの能力を使い、それ以降エルディア帝国からその病に罹った者は一人もいないとされている。
ジークはこの能力で、「エルディア人を子供ができない体に構造を変える」事を目的としている。