基礎データ
進化
カブト → カブトプス
概要
カブトの進化系・・・だが、まるっきり原形をとどめていない。
オムスターと対をなす、初代化石ポケモン。
ちょいゴツなカブトから一転、スマートな体躯に進化した。手足を折り畳んで水中を素早く泳ぎ、鎌で獲物を切り裂いて体液を吸っていたという。
当初は水中に特化していた生態だったが、獲物が陸上に上がり始めると同時に、エラや足を変化させて今の陸上でも戦えるフォルムに進化した。メガプテラがプテラ本来の姿であるという説があるように、水中特化型のカブトプスももしかしたら後の作品で出たりするのかもしれない。
生態はカブトガニというよりもタガメなどの水生昆虫を思わせる。
進化して一転、穏やかな性格から凶暴そうな見た目になった為、しばしばグレムリンとギズモに例えられる。また、化石が発見された地層から、一時期世界最古のポケモンと考えられていた時期もあったとか。
名前の由来はおそらくカブトガニ+トリオップス(カブトエビ)。
ちなみに、カブトエビはミジンコの親戚筋に当たる。勘違いされがちだが、カブトガニは甲殻類ではなく、鋏角類(クモやサソリの仲間)、カブトエビが甲殻類である。
化石ポケモンという特別な立場故にアニポケではトレーナーが所持しているケースは非常に少ない。水の都の護神では怪盗姉妹によって大聖堂にあった化石から復活し、サトシ達を苦しめる。この個体は特殊なケースでの復活な為か、白目状態となっている。
従来のアニポケとは異なる展開ではあるもののポケットモンスターTHE_ORIGINでレッドの手持ちとして登場している。
ポケダンでは探検隊シリーズに登場したものが有名。磯の洞窟のボス格のポケモンでナワバリに侵入したポケモンをオムスター兄弟と共に襲っていた。かつてぺラップを襲ったのはコイツらであり、主人公一行と共に磯の洞窟に再び訪れたぺラップを天井から襲った。アイエエエエエ!カブトプス!?ナンデ!?ナンデ!?
ゲームにおける特徴
見た目通り攻撃と防御が高く、素早さも岩タイプの中では高い部類に入る。
「すいすい」を生かしての雨パの物理アタッカーとして用いられることが多い。また、特性が「すいすい」でなくとも「ロックカット」で素早さを補えるので、お好みで砂パの一員にも出来る。
第4世代で「たきのぼり」が物理技になったことで、さらに注目されるようになった。また、岩タイプの決定打とも言える「ストーンエッジ」が追加されたのもうれしい。
なお、捕食の仕方ゆえか「ギガドレイン」を覚えるが、特攻は65と低いので使いどころはない。
特殊がメインのオムスターが覚えていたならば使いどころはあったかもしれないが・・・。
実は第1世代のみ「メガトンキック」と「ハイドロポンプ」を覚える事が出来た。
ポケモンスタジアムで披露する「メガトンキック」はある種一見の価値がある。
現在はどちらもバーチャルコンソール版の第1世代のソフトを介する事で習得可能。