概要
ベトナム戦争などの教訓から、未だに近接格闘戦が起こりうる事が分かった。また、ミサイルの回避には、急激な機動を行う必要がある事も判明し、戦闘機は再び機動性が重視されるようになった。 超音速戦術機に向いたアフターバーナー付きターボファンエンジンが実用化されたため、要求される機動性を実現できる飛行性能を実現できた。操縦席のグラスコックピット化やフライ・バイ・ワイヤの導入など、ハイテク化が進められる。また風防は、ドッグファイトに持ち込まれた場合結局一番役に立つのはパイロットの目であると考えられ、高速飛行には向かないが視界がよい涙滴型キャノピーが使用されるようになった。
戦闘機の開発費は年々高騰したため、国際共同開発やマルチロール化などの方法が取られるようになった。
機体性能という点ではひとつの到達点に達した世代と言え、次世代の第5世代ジェット戦闘機との大きな差異は、ステルス性以外には基本的にはない。30年以上にわたりアップグレードが続けられ初期の機体からの進化が著しく、現在も第5世代ジェット戦闘機からの技術的フィードバックを受けたモデルの生産が続けられている→第4.5世代ジェット戦闘機。