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阪堺モ701形の編集履歴

2019-07-14 07:26:28 バージョン

阪堺モ701形

はんかいもななひゃくいちがた

阪堺電気軌道が保有する車両。ここでは当形式と同じ車体を持つモ601形についても解説。

諸元

編成1両
軌間1435mm(標準軌)
設計最高速度60km/h
定員70人(座席定員38人)
自重19.0t
全長13710mm
全幅2470mm
全高3700mm
主電動機MB3279-C(30kW×4基)
駆動方式WN駆動
台車TS-331(東急車輌製)
制御装置間接式抵抗制御
ブレーキ電気指令式空気ブレーキ

概要

モ151形の置き換えを目的として1987年6月から1995年にかけて11両が製造された。

阪堺電気軌道としてはモ351形以来24年ぶりとなる新車で、東急車輌製造による国内向け単行路面電車用車両としては東急デハ150形以来の新造車となる。

メーカーがアルナ工機ではなく東急車輌製造なのは、南海電鉄の車両発注の慣例にならった事によるもの。

側面方向幕が用意されたのも本形式からである。

側面窓は上段下降・下段上昇の二段窓。現在は全車両に広告塗装が施されている。


性能

設計最高速度は60km/h(性能最高速度は70km/h)だが、認可速度が50km/hである事や、50km/h以上で蛇行動が起こる事、線路状態の良くない箇所では40km/h以上から左右に激しい揺れが発生する事から、本来の性能をフルに発揮出来ていない。

従来車に比べてブレーキ性能が高い為、前照灯の隣にブレーキランプが設けられている。(後述のモ601形にはブレーキランプがない)。

マスコンの形状はワンハンドルタイプの変形版である「1軸(同軸)ツーハンドルタイプ」。


運用

阪堺電気軌道阪堺線上町線の全線で運用されている。


2段ステップ化

最終増備車となるモ710とモ711は新造時から乗降口のステップが2段となっている。

1段ステップだったモ709以前の車両についても2007年から2010年にかけて2段ステップへの改造が順次行われた。


モ601形

編成1両
軌間1435mm
編成定員70人
編成重量19.0t
全長13710mm
全幅2470mm
全高3700mm
主電動機MB-3279-C(30kW×4基)
駆動方式WN駆動

1996年から1998年にかけて7両が東急車輛製造で製造された。

車体・台車・電動機・コンプレッサーなどの主要機器はモ701形とほぼ共通のものを新造し、制御装置・ブレーキ・営業機器などをモ121形から流用している。

主電動機は新型のWN駆動方式のものであるが、制御装置は旧型車両の間接非自動制御のものを流用した珍しい組み合わせの車両。

完全新造車のモ701形とは運転台まわりの制御装置に違いが見られる(マスコンは縦軸ツーハンドル)。

ブレーキ性能がモ701形に比べて劣るため、前照灯の隣のブレーキランプが省略されている。


関連タグ

鉄道 路面電車

阪堺電気軌道 阪堺線 上町線

堺トラム(1001形):モ701形登場以来26年ぶりとなる完全新造車で、同社初となるLRV。

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