概要
仮面ライダーを創る女
演:藤田瞳子
G3の設計者にして、未確認生命体対策班の実働部隊G3運用チーム、通称「G3ユニット」の班長を務める人物である。
1977年生まれの25歳。(本作の舞台は2001年のため矛盾が発生しているのだが……。)
ニューヨーク出身の帰国子女で、12歳の時にマサチューセッツ工科大学に入学し、15歳で博士課程を首席で修了。その後日本の城北大学を卒業してから警察官となったという経歴の持ち主。その経歴に違わずIQは180以上。
氷川誠の実力と人柄を高く評価しており、常に信頼を寄せている。
頭の回転が速く、思考そのものは常に沈着冷静。どんな場面でも理性的に物事を考えることができる反面、性格はクールには程遠く常にアグレッシブで強気で押しが強い。その為、北條透を始めエリートを敵に回してしまうことが多い。
上記の経歴ゆえ彼女も十分エリートなのだが、エリート扱いは嫌いらしく、態度や嗜好は庶民派を貫いている。
好物は焼肉とビール。焼肉を頻繁に奢っている他、ビールに関しては昼間から(それも外出先とはいえ勤務時間中に)飲んだり、美杉家でもビールを要求するほど。
劇中では北條と幾度となく皮肉交じりの言い合いを繰り広げている。
またその天才ぶりから、彼女が機械的な完璧を突き詰めると、その機械は人間がついていける領域から外れてしまう。
開発したG3-Xは「機械として」は完璧ではあったものの制御チップなしでは常人に到底使えない代物である(機械として完璧と考えるあまり、G3-XのAIレベルを落とす発想がなかったことからもその危うさが伺える)。
G4に至っては、完璧な強さを追求して開発した結果G3-X以上に人命を顧みない存在と化してしまった。小沢自身の判断でG4の開発は止められたが…。
機械的な完璧を追求してしまう性でありながら人間としての倫理観は持ち合わせており、その点では理性あるマッドサイエンティストと言っても差し支えない。
物語当初は髪を下ろしていたが、夏服時には一本結びにまとめている。
最終決戦から一年後には、警察を辞めてロンドンの大学で教授を務めている。