概要
ジョジョの奇妙な冒険第5部「黄金の風」に登場するギャング組織「パッショーネ」の麻薬の製造や取引を行っている部隊。
当初は設定のみでその詳細は明らかになっていなかったが、(公式設定ではないものの)後日談を描いた 小説『恥知らずのパープルヘイズ』でその全貌が明らかとなった。
それによれば、莫大な利益を齎す部隊であって(ただし、組織の設立当初は麻薬の取扱いそのものが禁じ手だったらしい)パッショーネ設立当初以前から活動していた大物マフィアのコカキをリーダーとした以下4名という少数精鋭部隊である（コカキとチームの中核の人物であるマッシモを除いてとてもそうは見えないが）。コカキを除いて夢も無く、生きる目的すら希薄な退廃的な人物達で構成されている一方で仲間意識は誰よりも強いという特徴を持つ。
ちなみに麻薬を取り扱っているという事もあって、ボスを倒す前まではブチャラティはなるべくあまり関わりたくないと思っていた様子。
ディアボロの死後、パッショーネの負の遺産として追われる立場に陥り、フーゴを始めとする様々な理由で組織から信用を失った組織の者たちが、その“証明”を示すために身を隠した彼らを血眼なってその行方を捜査している。
アニメ版では存在のみが語られており、ギアッチョからは「麻薬を扱う連中」と呼ばれていた。
……繰り返して言うが、公式設定ではない。一部の過激なファンは、ブチャラティが命を懸けて撲滅しようとした麻薬が、『実はたった一人の手で作られていた』という設定をひどく嫌っているので、『恥知らずのパープルヘイズ』のことや麻薬チームのことをネットなどで話題にする際は、その点に気を付けなければならない。個人で好きか嫌いかはもちろん自由である。
メンバー
麻薬チームのリーダー。パッショーネが結成される前から裏社会で活動していた大物マフィアで曲者揃いのメンバーをまとめ上げるだけのカリスマ性を持ち、ジョルノからも敵でありながら高く評価していた程の人物。
普段は物静かだが、自分たちに敵対する者は皆殺しにするという非情な一面を持つ。
チームの要を担うスタンド使いの元貴族の青年。コカキ曰く麻薬チームは彼の為の部隊であるらしい。
彼が生まれた時から既に家柄が没落していた故に荒んだ家庭環境の影響もあってなのか夢や希望を持たない、何事にも無気力な退廃的な性格をしており、その精神を反映してか、“麻薬を製造できるスタンド能力”を身に付けている。それ故にジョルノからは危険視されており、抹殺リストの最上位に掲げられている危険人物であり、第5部のもう1人のラスボスを務めている人物でもある。
チームの紅一点。
血液が「ささくれ立つ」という奇病に体を蝕まれている少女で、その病が性質上、激痛を伴うためにマッシモのスタンド能力でそれを和らげているので、麻薬の末期患者となってしまっている。
全体にちぐはぐで退廃的な言動が特徴的な少年。自身のスタンド能力と自傷行為の為に全身が傷だらけとなっており、何処か精神的に破綻している雰囲気を醸し出している。
