概要
聖剣伝説2及び同3に登場し作品ごとに設定が異なるが、いずれも物語において重要な役割を担う大ボスとして登場しているという共通点を持っている。
作品ごとに対する解説は下記を参照されたし。
聖剣伝説2版
「こうなったら一か八かだぁ!お前たちの体をよこせぇぇ!ぐはあぁぁ…」
ヴァンドール帝国四天王の1人にして聖剣伝説2で起きた数々の事件の真の黒幕であるタナトスの正体にして、魔界に心を売り渡し永遠の命を得ようとした古の魔法使いが永きに渡り生き続けた結果、精神を蝕まれ生への執念と怨念の塊の権化と化した成れの果ての姿。
太古から生き続けて来た魔法使いだけあり、ダークフォースLv8、イビルゲートLv8、フリーズLv8といった高Lvの魔法やフリーズビーム 、石化ビームといった様々な状態異常攻撃を駆使してランディ達の肉体を奪おうと襲い掛かってくる。
物語終盤では肉体が既に限界に達しており、朽ち果てる寸前であるため「闇の血」を引いた者であるディラックに乗り移る事を目論み、成功させるがディラックの精神力によって自害されてしまい肉体を失う。
本来は闇の血を引いた者以外に乗り移ると肉体が力に耐えられず爆発してしまうらしく、条件を満たせる肉体がなくなったためヤケクソになってランディたちの肉体を狙い始めた。
また、ワープして姿を消し両腕のみを表出して気絶効果を持った攻撃を仕掛けることも可能。
また、このダークリッチ戦専用のBGM「呪術師」がケチャを取り込んだ一度聞けば忘れられない楽曲になっており、「危機」⇒YouTube、「子午線の祀り」⇒YouTubeに並ぶ名曲となっている
聖剣伝説3版
1人の少女を助ける為に禁呪である“転生の秘法”を解読した結果、禁呪に掛けられた闇の呪いの為に顔ばかりか心まで醜く歪んでしまった仮面の導師こと闇の神官ベルガーが自らにその秘法を用いる事で生まれ変わった真の姿で、ケヴィン、シャルロット編のラスボス。
自身を“死を越えた存在”と称し、“不死”という特性まで得た存在で、その姿は頭部が(何となく人間の顔をしたゼノモーフがアンデッド化したような感じの)髑髏のような禍々しい怪物のものとなっており、巨大な両腕に胴体には魔術師のようなローブを纏っているという異形の怪物。
マナの女神を倒した事で自身を神を越えた存在=“超神”と称し、“超神”となり不死の存在にまで上り詰めた自身を倒せるのは“マナの剣”しかないとし、主人公達が持つ希望という名の心というマナの剣を嘲笑い、死者の世界を築き上げ、その世界の王として君臨するという自らの野望達成の為に主人公たちと最後の決戦を演じる。
ちなみに他のラスボス2人と違い自身の属性が変化すると体の体色ではなく背景の色が変化するという特徴を持つ。
番外
かつて配信されていたGREEゲーム「聖剣伝説 サークルオブマナ」の最終イベント『Circle Of Mana』では、奇跡的に復活を遂げた仮面の導師が別世界のダークリッチであるタナトスと邂逅し、タナトスの方が吸収されるという展開が存在した。(その結果ディラックは死ぬ事無く助かった)