概要
2002年にカプコンから発売されたPS2ゲームソフト。名前のとおり、元となった作品は「ジョジョの奇妙な冒険」の第五部、「黄金の風」である。
またこのタイトルは作者である荒木飛呂彦が命名し、ロード画面などに表示されるイラストなども提供している。
ゲーム内容
一人用3Dアクションゲーム。指定のキャラクターを使ってステージの敵スタンド使いを倒すことでクリアとなる。格闘ゲームのようにどのキャラクターも使うということはできない。そのため操作できるのは味方陣営のみとなる。
ストーリー中は漫画のコマのように表示され音声や効果音が流れる。今でいうボイスコミックに近い。しかし、年齢制限などの配慮やギミック(後述)や演出が困難なところから、名シーンや名台詞、はては存在までもをキングクリムゾンされている為、原作未読の場合はストーリーが把握しにくいという点がある。またファンからも少なからず不満があるようだ。
しかし敵スタンドのギミックやステージ変化、BGMなどは高い評価を得ており、現在でも人気が高い作品である。
登場人物
こちらでは、作中に登場したキャラクターのみを紹介する。
操作できるのは下記のジョルノからポルナレフの8人までとなる。
ブチャラティチーム
ジョルノ・ジョバァーナ(CV:朴璐美)
主人公。使いやすく、性能も安定している。
ブローノ・ブチャラティ(CV:櫻井孝宏)
スティッキィ・フィンガーズは回避や足止め、機動力に優れている。
レオーネ・アバッキオ(CV:稲田徹)
スタンドよりも本体で殴った方が強いことで有名。
スタンド使用中は本体を操作することが出来ないという点がある。しかしスタンドの機動力は高く、ほぼ一方的に相手を攻撃できる。
弾切れに注意しながら戦うスタイル。接近戦は弱いが中~遠距離戦を得意とする。敵を転ばせる技があるのでナランチャ以上に相手を一方的に攻撃できる。ちなみにギアッチョ戦後のアレも収録されてる。
アバ茶はカットだったのに……
パンナコッタ・フーゴ(CV:三浦祥朗)
使用できるキャラクターの中でも屈指の攻撃力を誇る。本体の攻撃力を上げる技などがあるアタッカータイプ。
ダウンさせた相手にハイヒールや鉄パイプで追い討ちをかけることができるなど中々にパワフルなキャラ。
協力者
ジャン=ピエール・ポルナレフ(CV:根岸朗)
作中では再起不能のはずだが、性能面は屈指の強キャラである。移動しながら攻撃が可能なので連続攻撃にたけている。
暗殺チーム
漫画同様小さくする攻撃を行う。スタンド攻撃を喰らうと画面が切り替わり、ホルマジオに捕まらないように時間切れまで逃げる必要がある。
イルーゾォ(CV:根岸朗)
鏡のステージでは操作が左右反転となる。またJ・ガイルのように鏡から鏡を自由自在に移動し、鏡の破片を投げつけて攻撃するなどオリジナルの技を使う。
老化の能力を防ぐために氷を拾いながらの戦闘となる。スタンドに捕まってしまうと大ダメージを受けてしまう。
釣竿に食らいつかれたらボタン連打で振り払う。
ギアッチョ(CV:西村朋紘)
正面からの攻撃が通用しないため背後から殴ることになる。しかし鉄柱へ固定すれば正面からの攻撃が可能。ただし原作同様弾丸での攻撃を跳ね返す技を用いるため、ミスタとナランチャで挑む場合は注意が必要。
リゾット・ネエロ(CV:なし)
出てきたら既に死んでるという有様。基本的にジョルノ視点でストーリーが進むため、登場は丸々カットされてしまった。リーダーェ……
……え?一人足りなくないかって?大人の事情さ。
パッショーネ構成員
ポルポ(CV:岸祐二)
本作では広瀬康一が登場しないので彼の助力を得られず、ジョルノ1人でブラック・サバスを倒さなければならない。
ボスが差し向けた刺客。飛行機でサルディニアへ向かおうとする一行の前に現れ、呆気なく射殺されたが……。
スタンドバトルは小型形態と大型形態の二連戦となっている。
原作と同じくカビをばら撒き、時折自身の身体を分裂させ襲ってくる。スタンドと本体が別々に行動して攻撃してくる。
セッコ(CV:うすいたかやす)
ボスがチョコラータと共に差し向けた、最後の刺客。原作と同じく地中に潜りながら、ブチャラティ一行を襲う。ダイブしながら攻撃する「邪魔だぜ!」は無敵状態の突進攻撃なので注意が必要。
ディアボロ/ヴィネガー・ドッピオ(CV:宮本充)
途中も何度かミッションに登場するが、最後は原作と同様に本作のラスボスとして登場。キング・クリムゾンの戦闘力はゲーム中でもやはり圧倒的で、戦闘では時間消去攻撃以外にも血飛沫による目潰しでプレイヤー自身の視界を奪うという技も披露。「時間を飛ばす」という能力は、「プレイヤーキャラクターの動きをスローモーションにする」というものに置き換えられている。G.E.レクイエムのみ普通に動くことができる。
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