「私はこう思ってる」
「近々『最悪の世代』と呼ばれる者達の中から…」
「『海賊王』が誕生すると!!!」
概要
世界経済新聞社の社長。立場上、新聞には出せない裏社会も含め、かなりの情報力を持つ。その情報力はゼフやカマバッカ王国といったサンジの過去を調べ尽くしている四皇ビッグ・マムが流石というほど。その裏との繋がりにより一応はまっとうな社長ながら、裏社会の大物に数えられる。
動物系悪魔の実「トリトリの実モデル“アルバトロス”」の能力者。
理由は不明だが、常時「人獣型」の姿で行動している。
プロフィール
本名 | モルガンズ |
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異名 | ビッグ・ニュース |
年齢 | 53歳 |
身長 | 305cm |
所属 | 世界経済新聞社社長 |
悪魔の実 | トリトリの実モデル“アルバトロス”(動物系) |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 7月14日(新聞配達の日) |
血液型 | XF型 |
好物 | ポップコーン |
口癖 | ビッグ・ニュース!! |
笑い方 | クワハハハ |
CV | 加瀬康之 |
人物
相手の素性や出身地に纏わる逸話を反芻しつつも、あくまで個人の内面を見定めようとする、自分なりの物差しを持つ。
「ビッグニュースを伝える」ことが好きであり、シャーロット・リンリンによる殺害の現場を見ても「珍しいものを見れた」ぐらいの認識で物おじしないなどよくも悪くも倫理観はあまりないが、玉手箱が爆発した時はこのままだと死に至ることに気づかず夢中で写真を撮るほどスクープが大好物。
四皇ビッグ・マムからの制裁を恐れず彼女を貶める記事を載せるなど、かなりの胆力も持つ。
また歓楽街の女王の素性を知っているが、それでなお消されないほど世界政府に信頼されている。
スクープを逃さないためか行動はとても速くモンドールが目を離したすきに万国からの脱出を決行し、マムのナワバリで起きた事件の記事を出した数日後にはマリージョアに向かう王族達の写真を撮っていた。
いくつもの大事件を起こしてきた最悪の世代を高く評価しており、「彼らの中から海賊王が出てくる」と予見している。
失敗続きで海軍をクビになったアタっちゃんを自分の会社で採用している……が。
戦闘力
「何を載せるかは、おれが決める!」
前項のアタっちゃんはサイファーポールの変装していた姿と判明し、政府に都合の悪い記事の揉み消しを要求され、絶対絶命……と見せかけて、銃を持った相手を素手でボコボコにしてしまう。
対峙したサイファーポールの所属ナンバーは明らかになっていないが、9や0以外の構成員もそれなりの戦闘力を持っているはずなので、モルガンズ自身ある程度の強さがあることが明らかになった。
そもそも立場からすれば海賊・政府のどちらから狙われてもおかしくない人物であることから、当然といえば当然か。
世界経済新聞
海のヒーロー“ソラ”が合体ロボとカモメを従えて悪の軍団「ジェルマ66」と戦う海の英雄物語(ヴィト曰わく海軍の実話をもとに作られた、海軍の正当性を子供たちに植え込むためのプロパガンダ)が載っている新聞。
ニュース・クーを通じて世界中のほとんどの地域に配られており、世界政府による検閲・情報操作こそあるが、手紙を確実に届けることさえ難しいこの世界において数少ない安定した情報源である。
彼の世界経済新聞(と付属の指名手配書)は四皇全員が目を通すほど広く利用されている。
世界中への伝達機構やその影響力など、ある意味彼は海の王ともいえるのかもしれない。
なお、CP‐0のステューシーには「情報操作屋」呼ばわりされているが、「クロコダイル討伐者」「エニエス・ロビー壊滅」、その他ゴール・D・ロジャーやポーネグリフ関連、インペルダウンLEVEL6囚人クラスが起こした事件など、お得意先の世界政府にとって都合の悪い情報は世界経済新聞に載せられていないため、あながち間違っていない。
モルガンズが世界政府により誤った情報を渡されている可能性もあるが、ステューシーに「情報操作屋」呼ばわりされた際は、「新聞屋」だと訂正を求めこそしながらもあまり否定していない。
来歴
万国編
シャーロット・リンリン主催のお茶会兼サンジ&シャーロット・プリンの結婚式にゲストとして招待された。その際に海底の秘宝、玉手箱をビッグ・マムが手に入れたことを最初にきりだし、マムからその耳の速さを評価される。
茶会の場では、海物語のモデルであるジェルマ66の頭領ヴィンスモーク・ジャッジと談笑する場面も見られたが、ペロスペローにジャッジが捕まった時には予期せぬスクープに心を躍らせジャッジの泣き顔を撮っていた。
カポネ・ベッジと同盟を結んだモンキー・D・ルフィの乱入には、部外者でありながらいち早くその正体がルフィであることに気づく。ビッグ・マムのソウルボーカスやジンベエの麦わらの一味入りといったビッグニュースの数々にもひたすら写真を撮りまくる。
リンリンの発狂によってお茶会がパニックになった後は、どさくさにまぎれて玉手箱の中身を記事にしようとしていたが、ステューシーがル・フェルドを射殺する場面に居合わす。ステューシーとは旧知の仲だったため、「玉手箱奪取は全部ル・フェルドの仕業という記事にする」という利害の一致で協定を結ぶも、肝心の玉手箱は城の根元へ落下。その衝撃で大爆発が起きた。
空を飛べないため倒壊する城から逃れる手段を持っていなかったが、彼はそのことを忘れ、ステューシーに指摘されるまで倒壊時も夢中になって写真を撮っていた。
シュトロイゼンにより城はケーキとなって無事に生き残り、ルフィ・ベッジ一行とビッグ・マムの家族達の交戦について指揮を執るシャーロット・モンドールのそばに行き、電伝虫などを通じてそのハチャメチャぶりを楽しむ。
その後、モンドールが目を離したすきに逃走。モンドールは「国外に情報が漏れてしまう」と捕まえるように部下に指示を出したが、いくつもの鳥を使った空飛ぶ船で逃亡に成功。
その間、ステューシーに最悪の世代の今後などについて、「最悪の世代の中から海賊王が誕生する」と自身の予見を述べる。
新聞には爆発場所と起爆した原因などを隠しつつ、麦わらたちの騒動の内容を記載。
麦わらの一味を主犯として掲載(ファイアタンク海賊団・ジェルマ66は傘下扱い)し、その戦果を大きく報告。
(戦いの詳細や犠牲については省かれたその内容は)「将星2つを落とし、ビッグ・マム海賊団に大損害を与えた麦わらの一味の事実上の勝利である」と事実ではあるもののルフィに大きく肩入れされたものであり(当然リンリンはこれに激怒していた)、またいつの間にだか彼の部下がルフィの傘下に取材をしていたため「今や傘下を抱え大組織となったモンキー・D・ルフィは海の5番目の皇帝である」と報じた。
世界会議編
偉大なる航路側のマリージョアに行く港レッドポートで、世界会議に参加する世界政府加盟国の王たちを撮影するため登場。
しらほしの美貌に見惚れていた他、ドラゴン・サボ・火拳・麦わらといった者達を輩出しているゴア王国とその国の王ステリーに興味を持っていた。
余談
飛べない?
モルガンズはホールケーキアイランドの崩壊に巻き込まれて空中に投げ出された際、ステューシーの指摘を受けて「そうだ!!おれ飛べねェ!!」と明らかな焦りを見せていた。そして最後まで自ら飛行しようとすることは無く、ホールケーキアイランド(跡)から撤収する際にも気球に乗って帰っていった。
しかし、後にモルガンズはトリトリの実モデル“アルバトロス”、つまりはアホウドリをモデルとした動物系能力者であることが判明。
このため、彼の発言は複数の解釈が可能となっており、真意は現状不明となっている。
可能性としては、
1.「そうだ!!おれ(能力的に)飛べねェ!!」
飛行可能な鳥類の能力者であるにも関わらず、何故か本当に飛行能力を持ち合わせていない。あるいは能力者としての研鑽を怠っていた、過去に腕(翼)を負傷したなどの何かしらの理由で(少なくとも現在では)飛べなくなってしまった。
2.「そうだ!!おれ(今の形態じゃ)飛べねェ!!」
どのような理由かモルガンズは常に人獣型で行動しており、少なくともその人獣型では飛行ができない(獣型になれば飛行自体は可能になる?)
3.「そうだ!!おれ(今の状況じゃ)飛べねェ!!」
アホウドリは本来、飛行の前準備として長距離の助走を必要とするため、すでに空中に投げ出されてしまった事で例え獣型になったとしても飛行できない状況に陥ってしまった。
以上のいずれかになると思われる。