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α・アジールの編集履歴

2011-08-06 13:57:26 バージョン

α・アジール

あるぱあじーる

α・アジール(アルパ・アジール、α Azieru)とは、アニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するモビルアーマー。

ネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルアーマー(以下MA)である。(型式番号:NZ-333)

パイロットはクェス・パラヤ


機体説明

デラーズ紛争期に試作された巨大MAノイエ・ジールの直系の後継機であり、同じ「NZ」の型式番号を持つクィン・マンサに続く機体ともいえるが、実際にはジオン〜ネオ・ジオンのニュータイプ専用機の集大成とも言うべき、様々な要素を盛り込んだ機体となっている。

そのため全長100m超の巨体になってしまい、通常サイズの艦船には格納することは出来ず、非戦闘時には艦船に曳航されて移動する。

MAらしい大推力とサイコミュによってコントロールされる火器を全身に装備し、圧倒的な戦闘能力を有する。


コクピットは頭部にある。

操縦用インターフェースはサザビーヤクト・ドーガと同系のものである。

頭部にも重武装が施されており、口状の部分に大型メガ粒子砲、額には縦に2門並んだバルカン砲、左右側頭部には連装バルカン砲が装備されている。


左右ショルダーアーマーには有線サイコミュ式メガアーム砲が装備され、有線コントロールによるオールレンジ攻撃が可能。 また、ショルダーアーマー内部には腕と三本爪のマニピュレーターが折り畳まれて収納されているが、劇中で使われることはなかった[1]。


主兵装のファンネルもMA用らしく、通常のMS搭載型ファンネルと比較するとはるかに大型で、ジェネレーターを内蔵しており、攻撃力は高い。


書籍によってはIフィールドジェネレーターを装備しているとされているも、劇中でこの機能でビーム兵器を防御する場面は無く、むしろビーム兵器が首の付け根に命中し、傷がつく場面が存在した。

Iフィールドジェネレーターを作動させていなかった、あるいは何らかの理由で作動しなかったのかは不明。

但し機体そのものは巨体相応に堅牢で、後方からジェガン部隊の一斉射撃を浴びた際も衝撃でコクピット内のエアバッグは作動したものの、何ら問題なく戦闘を継続できた。


スカートアーマーから伸びている二本の足のような物は、大型プロペラントタンクとスラスターが一体化した、強襲用シュツルムスラスターユニットと称する、戦闘空域に極めて迅速に本機を投入するためのモジュールである。

基本的に戦域到着後はデッドウェイトになるため切り離される。前垂れ状の腰部装甲裏には着地のための脚も存在し、降着姿勢を取る際使用する。


機体外装は従来のジオン軍機と違い、ほぼ全身クリーム色に塗装され、スラスター部などに赤色のアクセントが入っている。


「アジール」とは一般的には「聖域」「避難所」の意(英語ではアサイラム)。


劇中での活躍

アクシズ落とし作戦の切り札の一つとして投入され、その大火力を活かして連邦のMS部隊をギュネイヤクト・ドーガと共に蹂躙。

しかしアムロの前に歯が立たず、逆に返り討ちにあい損傷してしまう。


ギュネイを撃墜したアムロを追うが、そこにハサウェイジェガンが説得に現れ、接触する。

しかしハサウェイと口論をしている間に、背後から現れたチェーンの損傷したリ・ガズィのグレネードランチャーを受け、轟沈してしまう。


鳴り物入りで出てきた割に、「リ・ガズィのグレネードで撃沈」というあっさりとしたやられ方で視聴者をある意味で愕然とさせた。

ちなみにこれは「損傷箇所に命中したから」であり、本来ならばグレネード一撃で撃沈などほぼありえない。


なお、富野監督自身による「ガンダムイボルブ../」のショートフィルムでは、アムロとの交戦中に彼と和解、武装を解いている。


武装

・メガ粒子砲

頭部の口にあたる部位に装備された、出力19.5メガワットの大型メガ粒子砲。

戦況により収束モードで遠方の敵機を薙ぎ払ったり、敵機に接近された際拡散モードで発射し殲滅する、という使い分けが可能。

胸部の凹みにある赤い部分も大型メガ粒子砲であるとする資料もあるが、劇中では頭部のメガ粒子砲のみを使用している。


・有線サイコミュ式メガアーム砲

ジオングやノイエ・ジールの有線アームの発展型にあたる武装。

有線制御によるオールレンジ攻撃を行う。

一基あたり5門の砲身を持ち、それぞれの砲身はサイコミュによって制御され、別々の目標を狙い撃つことも可能。

1門だけでも12.6メガワットの出力を持ち、威力も非常に高い上かなりの高速で連射することも可能。劇中ではアムロのνガンダムに翻弄され、自機のメガアーム砲を誤射するシーンがある。


・ファンネル

スカートアーマー後部に9基のファンネルを装着している。

ジェネレーター内蔵型の大型ファンネルであり、20.4メガワットというファンネルとしては桁外れの大出力と稼働時間を両立している。


・頭部バルカン砲

額に2門、左右側頭部に連装の合計6門。

額の大型バルカン砲はMS用の携行マシンガン程度の大口径機関砲であり、バルカン砲とは名ばかりの代物。

頭部の武装のみで敵MSを粉砕することも十分可能である。


関連項目

クェス・パラヤ モビルアーマー ノイエ・ジール

クィン・マンサ ニュータイプ

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