概要
正式名称は『怪獣人形劇 ゴジばん』
ウルトラシリーズを題材にした人形劇「ウルトラマンM730ウルトラマンランド」で知られる『人形劇団こがねむし』が制作する東宝公式の人形劇番組。
ネット配信番組ではあるが、『ゴジラTV』以来のゴジラを題材にしたレギュラー番組である。
東宝株式会社とAlphaBoat合同会社が共同運営するプロジェクト「GEMSTONE」の第一回目テーマ:「ゴジラ」に応募されたパイロット版が入賞したことがきっかけとなり、2019年8月9日からGodzilla Channel ゴジラ(東宝特撮)チャンネルで配信が開始された。
以降、毎週金曜17:00に最新話が配信される。
また、徳間書店のWebサイト・アニメージュプラスでは本作の怪獣たちが登場する4コマ漫画「ゴジ漫」が連載されている。こちらは毎週木曜更新。
内容
現在、以下の5つのコーナーが存在する。
毎回すべてのコーナーが配信されるわけではなく、原則1話につき『ヘドじい』以外のいずれかのコーナー+『ヘドじい』がセットで配信される。
Go!Go!ゴジラくん
ゴジラくん、ミニラ、リトルのゴジラ三兄弟をはじめとする怪獣たちが活躍する人形劇。三兄弟が立派な怪獣になる為に特訓を(例:放射火炎の練習)する光景や、三兄弟が昔話を演じる『ゴジばん昔ばなし』などが描かれる。
子供向け作品だが「吹き出しで会話」、「尾を引きずりながら水平移動でドロップキック」などのゴジラシリーズに関する小ネタが披露される事もある。
仕舞いには会社的に名前を言ってはいけない怪獣ネタも披露している。
また、動画のコメント欄に寄せられるリクエストに積極的に応える(更にそのコメントを本編中で怪獣たちが紹介する)のも特徴の一つ。
登場怪獣
ゴジラくん
ゴジラ三兄弟の長男。弟のミニラ、リトルと共に立派なゴジラになるべく特訓をしている。
いつも元気いっぱいで、放射火炎やドロップキックなども立派にこなす。
ミニラ
ゴジラ三兄弟の次男。
当初はリトルとどちらが年上なのかは謎だったが、♯7でリトルより年上と判明。
ゴジラくんやリトルに比べると怪獣としてはまだまだ未熟だが、失敗にめげないマイペースな性格。
♯7や『ゴジラ・フェス2019』公演では、発見した卵を積極的に守ろうとする心優しい面を見せている。
リトル
ゴジラ三兄弟の三男。
当初はミニラとどちらが年上なのかは謎だったが、♯7でミニラより年下と判明。
ゴジラくんやミニラを「あんちゃん」と慕う。
容姿・口調共に幼げだが、なぜか慣性の法則を知っているなど妙に博識な一面もある。
ゴジラくんほどではないが怪獣としての実力は確かで、特訓もそつなくこなす。
#2で初登場したモスラの幼虫。幼いからか言葉を発することはなく、もっぱら「もしゅもしゅ」と鳴く。
ゴジラ三兄弟が手こずる特訓をあっさりやってのける、かけっこ大会で誰よりも早く駆け抜ける(あまりの速さに、その姿はゴジラくんたちには視認できなかった)など、見かけとは裏腹に本作における最強怪獣として活躍する。
後に『ゴジラ・フェス2019』公演で発見された卵からもモスラ幼虫が誕生したが、これが上記のモスラ幼虫や『もしモス』のモスラ幼虫の双子と別個体かどうかは現状不明。
♯3で初登場したゴジラくんの親友。ゴジラくんとは心が通じ合っているため、言葉がなくても(吹き出しで)会話できる。
♯5で初登場した地底怪獣。アンギラスともども、足の速さと体力に定評がある。
ヘドじい
荒野らしき場所をあてもなく歩くヘドちの質問に先を歩くヘドじいが渋く答えるミニ人形劇。『ゴジばん』のコーナーの中では唯一毎週配信されているコーナーである。
含蓄のあるヘドじいの言葉は必聴。また、ヘドちの決まり文句「なるヘドロ!」が癖になるとか、ならないとか。
原則他のコーナーとセットで配信されるが、日本の名所から視聴者の質問に答える『ヘドじい漫遊記』(一回目は某空の大怪獣に深い関りがある熊本県の阿蘇)として単独で配信されることもある。。
かまってゴジラ
様々なシチュエーションで悩み苦しむ女性たちの前に小動物サイズの蒲田くん・カマッテくんが現れ、最初は邪見に扱われながらも次第に心を通い合わせる新感覚の実写ドラマ。
ジェットジャガーに訊け!
ロボロボ博士が発明した意思を持つロボットジェットジャガーを主人公としたギャグ作品。
現時点では唯一のアニメ(イラスト)作品である。
もしモス
『もしもモスラが○○したら?』というテーマで、赤い目と青い目のモスラ幼虫の双子が活躍するコーナー。
また、バトラ幼虫も登場する。(このバトラ幼虫も幼いため「ばしゅばしゅ」と鳴く。)
パイロット版
本編
Go!Go!ゴジラくん
かまってゴジラ
関連タグ
ゴジラアイランド:ゴジラを題材とした人形劇番組としては本作の先輩に該当する番組。ただし、使用されているのは市販のソフビ人形である。