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親父にもぶたれたことないのに!の編集履歴

2019-11-08 08:20:41 バージョン

親父にもぶたれたことないのに!

おやじにもぶたれたことないのに

「機動戦士ガンダム」第9話での主人公アムロ・レイの台詞。

概要を書いて何故悪いか!?

機動戦士ガンダム』第9話「翔べ!ガンダム」内でのアムロ・レイの台詞。


セリフが使われた経緯

元々は民間人であるにも関わらず、なし崩しにガンダムのパイロットになったアムロは、サイド7から大気圏までの死闘を果敢に戦い抜いてきた。

しかし一向にジオンからの追撃は止まず、ホワイトベースに保護している他の民間人からの苦情を受ける身となっていた。


士官候補生の身で艦長代理に任命されたブライトもまた、経験の浅さ故に民間人協力者に過ぎないアムロを気づかう余裕がなく、軍人として高圧的に振舞ったことでアムロの精神は疲弊し続け、敵襲の最中にアムロはボイコットを起こしてしまう。


「なぜ自分の任務を果たそうとしない」と詰め寄るよるブライトだが、軍人ではないアムロに軍規を押し付けても効果はなく、逆に「ブライトさんはなんで戦っているんです?」「そんなにガンダムを動かしたいんならあなた自身がやればいい」とある種の正論を返され「出来ればやっている」と逆上。

口答えが止まらないアムロに対して、とうとう平手打ちをかました。


頬を張られたアムロは「殴ったね…!」と恨めしそうな目つきで返し、ブライトは何故か仰々しく両腕を広げて背後の空いているドアの方を振り向きながら「殴って何故悪いか」と言いふらすように叱咤した。


戦わないと死ぬかもしれないという状況の中で、やむなく回ってきたパイロットという激務を受け入れられないアムロは更に口答えしてしまう。

怒ったブライトはもう一発殴るが、ここでアムロが言ったのが


「ぶったね…」

「二度もぶった…!!」

親父にもぶたれたことないのに!!!」


の「ぶった」三段活用であった。

これに対してのブライトからの返答は「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」という買い言葉であるが、アムロの複雑な家庭環境は「甘ったれ」で言い表せるものではない。


当然ながら激怒したアムロは「もうやらないからな!誰が二度とガンダムなんかに乗ってやるもんかよ!!」と戦闘を拒否するが、ブライトは「今のままだったら貴様は虫けらだ。俺はそれだけの才能があればシャアを超えられる奴だと思っていたが、残念だよ」と、アムロに対する期待を露呈しながら部屋を出て行く。


ブライトの思わぬ発言を受けて素に返るアムロだったが、更に幼馴染のフラウ・ボウが(アムロが乗らないなら)自分がガンダムに乗るとまで言い出した。

「自分のやった事にうぬぼれられない人なんて嫌いよ。今日までホワイトベースを守ってきたのは誰でもない俺だって言えないアムロなんて男じゃない」と叱責を受け「悔しいけど、僕は男なんだな…」と意を決してジオンとの戦いに向かうこととなる。


余談を語って何が悪いか

このシーンは「ガンダム」全編を通しても俺を踏み台にしたぁ!?たかがメインカメラをやられただけだ!に並んで有名なシーンである。

ちょうど家庭や学校内で子供への体罰教育を廃止しようという試みがなされていた時代背景もあり、作品内の名言というよりは社会的な方向で話題となった。

CMなどにも起用され、後発の作品などでパロディされることも多い台詞。事実、『戦場の絆』のCMではこのパロディーがなされている。

そして、「親父にも殴られたことないのに!」とか「親父にもぶたれたことなかったのに!」などと間違って覚えている人も結構多い。


機動戦士ガンダム00』でカティ・マネキンパトリック・コーラサワーが2回殴られた際にも「二度もぶった!」と言っているが、残念ながらマネキン大佐は美人だったためコーラサワーが次にいった台詞は「はっ…いい女じゃないか」であった。


ガンダムビルドファイターズ』では、催眠術を掛けられたイオリ・セイがこのシーンのセリフを言っている。


関連項目を示して何が悪いか

ギレンの野望…シリーズ初期の頃は何故かアムロ撃墜時のセリフに宛がわれていた。

テム・レイ…結局、生涯アムロを殴ることはなかった親父。

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