なんて、情けない子だろう!
概要
アニメ『機動戦士ガンダム』第13話「再開、母よ…」に登場。
アムロ・レイの実の母親だが、夫のテム・レイとはアムロが幼いころに別居。
しかし離婚はせず、技術士官であるテムの『地球居住特権』を行使して地球で暮らしていた。
住んでいる場所が空襲に遭ったため一年戦争では避難民キャンプでボランティア活動をしている。
それによってアムロの実家が長期にわたり空き家となってしまい、心無い連邦軍兵士によって好き勝手に荒らされてしまっていた。
そんな中でホワイトベースの乗組員となったアムロと避難民キャンプで再会し、母子ともに無事を喜び合う。
その後アムロと空襲について話している最中、二人のジオン兵が偵察にやってくる。
アムロをベッドに隠して必死で庇うカマリアだが、その甲斐もなく身元がバレてしまった為アムロが拳銃を発砲し、ジオン兵の一人に重傷を負わせた。
恐れをなして逃げ出したもう一人のジオン兵にも容赦なく発砲するアムロを見て「昔のような優しい子に戻って欲しい」と願うも完全に軍人であるアムロに腹を立たせるだけだった。
走り去るアムロの後ろに向かって「情けない子」と嘆いた後、どうしてああなってしまったのかと泣き崩れていた。
アムロの戦闘後ブライトと対面。
ブライトはアムロにここに残るかと言うが、アムロははっきりと断絶を決意し、敬礼した。
これ以降の消息は放送から数年経った現在も明かされていない。
余談
アニメ放送時は名前が明かされておらず、小説版から逆輸入されたものである。
子離れできない母親を皮肉ったようなエピソードに見えるが「子を想う母」の対応としては不自然な部分が散見される。
最後の別れるシーンで彼女の背後にバイクを止めている男性は「愛人」であることが富野由悠季監督によって明言されており、小説版に至ってはアムロの幼少期の頃から関係を持っているような描写がある。
宇宙に上がる父子を尻目に一人地上に残った理由が「夫ではない男のため」だとするならば、非常に身勝手な女性と言えるだろう。