格差歓迎!み〜んなライバル!セレブだけアイドル!
概要
第77話のウィンタードリームアイドルグランプリで、ひびき率いる「セレパラ歌劇団」がらぁら達「ふれんど~る」に勝利した結果を受け、ひびきは赤井めが兄ぃからプリパラの運営権と責任者の証である赤縁のメガネを奪い、プリパラを自身の理想とする世界に作り替えることにした。
このプリパラの革命の産物が「セレパラ」である。
詳細
全体的に王宮を意識したような豪華な街並・設備に改装され、プリパラTVが設置されていた中心部には巨大な城「セレパラ城」が建立され、ひびきの拠点となっている。
アイドルも外国から多くの厳選されたアイドルが参加することになったが、その反面トップクラス以上のアイドルしかライブにエントリーできなくなった。
格差と競争を掲げるセレパラで、アイドル達は友情や努力を失念しかけ、セレブリティ4の様なランクの低いアイドルを見下すアイドルが増殖し、低ランクのアイドルからトモチケをパキらない事態も発生している。
当然ながらセレパラに反感を持つアイドルも少なくなく、一部のアイドル達は地下パラに移行した。
また、スカウトマスコットによるマネージャー制度も廃止され、城の下働きのみの業務となった。恐らくひびきの語尾嫌いが影響しているものと考えられる。
なお、アニメ版と漫画版では多少設定が異なり、アニメ版ではライブにエントリーする資格が無いアイドルでもセレパラに出入りすることは可能だったが、漫画版では当初セレパラに入ることもできず、らぁら達は一時的にアイドル生命を絶たれる形となっていた。
目的
紫京院ひびきの項を参照。
結末
セレパラ誕生当初はスプリングドリームアイドルグランプリはセレパラ歌劇団の単独ライブとする予定だったが、地下パラでのみれぃの努力を受け、第84話ではふれんど~るのスプドリ出場を認め、奇跡の鐘を鳴らしたアイドルをそのまま四季のプリンセスとした。
第86話では両チームとも全力を出し合った結果、ひびきがらぁらに敗北したことでシステムが暴走。ここにセレパラは消滅した。
消滅はしたものの、システムの暴走の影響でらぁらを除く全てのアイドルから友情に関する記憶が消滅してしまい、めが兄ぃやめが姉ぇも消滅、スカウトマスコット達も中身の綿が抜けたように機能不全となってしまう等、ひびきの革命は、結果的にプリパラそのものを破壊する結果になってしまったのである。
これらはらぁらの奮闘の末すべて解決、システムも完全復活し、ここにプリパラは、ようやく元の状態に戻ったのである。セレパラに関するデータは、これに合わせ全て消去されることになったが、ひびきもセレパラの首謀者として巻き添えを食らいかけた。ひびき救助後に、彼女を封印しようとしたイガイガムシはガァルルによって食べられ、これを以てセレパラのデータは完全に消去された。
その後
第114話で、ひびきは中々神アイドルクランプリ出場に必要なスーパーサイリウムコーデを入手できず、自棄になってセレパラを復活しようとしたことがある。その気になればいつでも復活させることができるようだが、消去されそうになっても、まだ懲りていないとは…。
補足
『アニメージュ』にて、プロデューサーの依田健からは「プリパラに来ている子全員が神アイドルを目標にしているわけではない」「なおのように、気に入っているアイドルを応援する目的で通っている子の方が多いのかも」との見解が示されている。
アイドルを応援したい側の女の子達にとって、セレパラは大勢のニーズには合っており完全な間違いとは言い切れない。
ただ、そのうちステージに立つ可能性を「完全に」封じられたことで、セレパラの在り方に疑問が持たれはじめたとのこと。
事実、この様な展開は本来のターゲットである女児のニーズに合わせたゲーム・グッズの販促目的を無視した行為であり、ひびきの一連の行為も重なったことで2ndシーズンは結果的に女児に受け入れられない結果に終わった。前述のプロデューサーの見解によって、どこでシナリオを間違えたのかセレパラという鬱展開になってしまったといえよう。
いずれにせよ、これを切っ掛けにこれ以降のプリティーシリーズでは、セレパラの様な展開は一切描かれなくなり、「女の子は誰でもステージに立てる」ことのみを主眼に置かれるようになっている。また、これ以降は毎年のエンディング(前半クール)にダンス映像の募集を行うなど、セレパラの影響で離れてしまった女児の視聴者を呼び戻すためのテコ入れも行われている。