概要
中国とロシアに挟まれた内陸国。正式名称「モンゴル国」（モンゴル・ウルス）。現在の国土は清朝時代に外蒙古と呼ばれたモンゴル高原北部の地域であり、南部の内蒙古は現在中国の内モンゴル自治区となっている。
モンゴル人は騎馬民族として中国を征服した歴史があり（元）、13世紀にはユーラシアを席巻し、世界征服しそうだった。
国土面積の割に人口が少ない草原の国。概ね南に行くほど乾燥しており、北部には森林、南部は砂漠が広がる。国土には銅、金、石炭、レアメタルなど豊富な鉱物資源を埋蔵している。モンゴル相撲（ブフ）という伝統格闘技があることもあり、日本の角界の強豪力士はモンゴル出身者が多い。
モンゴルのゴビ砂漠は、恐竜の世界的産地の一つでもあり、これまで数多くの化石が発見された。化石調査には日本の調査団も参加しており、先述した相撲や映画などの撮影、「ゴルバンゴル計画」(チンギス・ハーンの墳墓捜索)への協力などから、日本と関連性が年々増加している国のひとつ。一方、社会主義時代からロシアや北朝鮮との結束が極めて強く、2010年には朝青龍氏が故・金正日総書記のもとを訪問して話題になった。
なお、現在の国旗はモンゴル人民共和国時代のものから共産主義を示す☆を外しただけのものである。「モンゴルのゴルバチョフ」と呼ばれたジャムビィン・バトムンフの政権においてモンゴル人民革命党の一党独裁体制が終焉し、民主主義化した。ハンガリーとならぶ、独裁側からその否定が行われた例である。なおモンゴル人民革命党はモンゴル人民党と改名し、多党制の中でも重要な地位を占める。現在、過半数与党である。
陸軍は精強でT-72を変態機動させることで有名。騎馬から戦車に変わっただけでやってることは変わらないじゃねーか！
一方、内陸国でありながら海軍を保有していたが、2009年に民営化された。
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文化
カシミヤ(モンゴルが主要産地の一つ)
