現実における犯罪の解説は→強姦。
主な動向
「強姦」の英訳“rape”に由来する単語で、アダルトビデオを始めとするポルノ産業が当該作品をこうカテゴライズしてきた事により日本でも知られるようになった。
強姦が重犯罪であるため、フィクションといえど堂々と掲げる事を憚って聞きなれない英語を用いたものと思われるが、結果的に娯楽として軽々しく口にされる事も多くなった単語である（例：昏睡レイプ！野獣と化した先輩）。
ポルノでは性行為のきっかけとして珍しいものではなく、二次元においても同等かそれ以上の割合で描かれている。
理由は諸説あるが、「ポルノを必要とする人にとって、ある意味和姦以上に感情移入できるから」「性欲とは無縁の女性が理想なので、最後まで拒んでいてほしいから」あたりが有力かと思われる。
事実、ポルノにおける「和姦」はNTRであったり売春行為の結果であったりする事は珍しくない。
なお、ポルノにおけるレイプは非常に回りくどい手段や、逆に実行すれば速攻で逮捕される事が確実な手段を用いている事も少なくない。被害者が「襲われている内に好きになった」「気持ち良すぎてもうどうでも良くなった」と言いだす事も珍しくなく、最終的になんかハッピーエンドっぽく終わったりもする。
現実においても、有名な「ストックホルム症候群」を始めとする精神の異常によってあり得る展開ではあるが、始めからエログロナンセンス的シュールとしてそうした表現を追求する一派も存在するのである。
同人サークルのクリムゾンの作品はこのようなものの典型であり、レイプされたキャラの多くが最終的に快楽落ちする。
複数の男にレイプされる（輪姦）ポルノ作品も非常に多い。パターンにバリエーションをもたせるためだろうか。
pixivにおいては、フィクション・ポルノ文化の延長として「強姦」よりも「レイプ」のタグ使用数が多くなっている。また、事前・事後であっても状況的に穏やかでない場合にはタグ付けされる事もある。
もっとも、それ以上にタグ付けされずにただの性行為扱いされている例が多く、一般化しすぎているきらいがある事もまた事実である。創作物上の表現は自由であるが、特殊ジャンルである事を自覚し、マイナス検索に協力するくらいの事はしても良いのではないだろうか。
一般作品でも作品展開の一つとして使われることがあり、例えば『少年ジャンプ』の『パジャマな彼女』ではヒロインのレイプ未遂が生々しく描かれ、賛否両論となった。
なお、女性から男性に対して行った場合、「逆レイプ」と呼ばれる事が一般的である。誰が誰に行おうともレイプはレイプなのであるが、ポルノ文化において男性が女性から強姦されたことをご褒美とする面があるため、当たらずとも遠からずといった所か。現実では強制性交等罪が適用される。
また、原作を滅茶苦茶にしてしまうことの比喩表現として「原作レイプ」、レイプ
被害者の表現から転じて虚ろな目を「レイプ目」と呼ぶ事がある。
レイプが性行為を目的とし直接的な性描写がほぼ必須なのに対し
リョナは暴力行為を目的とし直接的な性描写は描写されないのでレイプとリョナは全くの別物である。(ただし併用されることは多々ある)
強姦されたキャラ
浅上藤乃（空の境界）
名門女子校の女子生徒。不良たちに拉致されて廃工場で輪姦される。
庵条ライラ（クリムゾンの作品）
妹思いのグラビアアイドル。妹の彼氏に妹の盗撮画像をネタに脅迫されレイプされる。
和泉こずえ（無限のリヴァイアス）
ロリ巨乳。尾瀬イクミとの中途半端な恋愛に不貞腐れて、自暴自棄に振舞った末、彼女と犬猿の仲の少女たちに焚きつけられた少年たちに輪姦された。
宇田川舞（ジウ）
大学教授の娘の可憐な少女。身代金目的で誘拐された後、実行犯の中国人二人にレイプされる。精神的におかしくなりつつも大人びた様子を見せ、自分をレイプから助けてくれた正体不明の男のために行動するが、敵に惨殺されるという最期を迎えた。
梅宮ゆかり（アイドルな彼女とオタクな僕と）
アイドルグループのリーダーだったが、俳優の男に騙され、薬を飲まされてしまう。気づいたときにはホテルで一晩中犯された。
春日野椿（未来日記）
新宗教の教祖の娘。両親が死んだ後、信者たちに儀式の一環として性的暴行を受け、牢に入れられて犯される日々を送った。
鏡佐奈（フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人）
各務美雨（ヘルタースケルター 白濁の村）
名門女子大の一年生。ミス・キャンパスに選ばれるほどの清楚系美少女で、姉や妹、母も美人で裕福。
ある寒村に家族旅行した際に神社で村の儀式の一環としてレイプされ、姉妹とともに多くの男に犯されて絶望する。
鹿乃（アンゴルモア元寇合戦記）
モンゴル軍に追い詰められ、反撃を試みるも囚われ集団レイプされる。
木崎美果（代償）
主人公のクラスメイトで中学1年生。愛らしく無邪気な少女で、主人公に好意を持たれる。不良たちに誘拐され、5人に輪姦されて処女を失い、数年後に命を絶つ。
柏木楓（痕）
高校2年生の優等生で、主人公の従妹。バッドエンドでは妹の初音とともに陵辱され、精液まみれの姿をさらした。
柏木小梅（ひとつ屋根の下）
主人公の妹。17歳の誕生日に想い人に告白すると決意した直後、帰り道で19歳の予備校生に襲われ、廃工場でレイプされる。放心状態のまま兄に発見されると、「来ないでええ！」と泣き叫んだ。
琥珀さん（月姫）
ある旧家の使用人の少女。8歳の誕生日に主人に強姦され、さらに主人の息子にも犯され、妹の翡翠に手出しをされないように15歳頃まで陵辱に耐え忍んでいた。
佐々木加奈(インゴシマ)
女子高生。メインヒロインの親友。漂着した島で原住民に囚われ、他の女子高生たちとともに野蛮人たちに媚薬を飲まされて毎日レイプされる日々を送る。
シスターウィルマ（聖痕のクェイサー）
クロアチアの美人修道女。民族紛争に巻き込まれ、教会で大勢の男に強姦された後、虐殺された。
杉浦葵(この子誰の子?)
高校2年生の少女。明るい性格で幼馴染の少年とは恋仲だったが、柔道部のマネージャをしていたとき、部室で男子生徒に襲われ、弄ばれて妊娠する。
たえちゃん（コロちゃん、やったねたえちゃん!）
「明日から制服」というセリフから中学1年生として登校する直前であり、12歳であると推定される。『コロちゃん』では伯父に何度もレイプされたなど凄惨の展開によって、「やったねたえちゃん」←「おいやめろ」でおなじみ。
ただし、このトラウマのおかげで、続編では思えぬ姿に変貌を遂げた。
月森天（ふしだらな乙女たち）
天文部部長の高校生。星が大好きな優等生の美少女だが、モテる男の幼馴染だったせいで女子に逆恨みされ、その指示を受けた不良に学校で強姦されてしまう。
遠坂凛（Fate/staynight）
高校2年生の魔術師の少女。颯爽とした雰囲気のメインヒロイン。桜ルートのバッドエンドでは妹の間桐桜に閉じ込められ、桜が味わったのと同じ陵辱、すなわち虫と男たちによる強姦を受け、泣き叫ぶ。桜のセリフ「姉さん、処女だったんですね。わたしがされたコトを一から体験させてあげてるんですけど、一日目で泣き崩れてる。ほら、聞こえますか？助けてって、ゴメンナサイって、狂ったみたいに叫んでる・・・。（中略）おねがいだからココからだして桜、ですって」のみで語られ、残念ながらCGはない。
原美鈴（先生の白い嘘）
友人の引っ越しの手伝いに行った際に、友人の彼氏に強姦され処女を失う。作中では24歳となり、高校教師となっているが、現在もその男に犯され続け、心を病んで心療内科に通う。
姫川玲子（ストロベリーナイト）
17歳のある夏い夜に、自宅に帰ろうと公園を通った際に男に捕まり、トイレの裏に連れ込まれ、脇腹をナイフで刺される。その後、抵抗を諦め、男になされるがまま強姦された。
29歳の警部補となった現在もそのことに苦しんでいる。
藤村ももこ（やったろうじゃん!!）
二代目メインヒロインな存在。不良だが同級生の江崎直人と清く楽しい交際を続けていた最中に、過去に合コンで冷たくあしらった男子の集団に逆恨みされ、暴力を受けながら輪姦された。
本田千鶴（ぼくらの）
中学一年生。学校の教師と性的関係を持っていたが、その教師の差し金で輪姦されビデオ撮影され口止めされた。
マイ（人狼機ウィンヴルガ）
メインヒロインの妹的存在。第1話で侵略者たちに全裸で連れ去られた挙げ句、強姦され惨殺される。
間桐桜（Fate/staynight）
名門魔術師の娘の少女だが、別の家に養子に引き取られると同時に魔力を利用するために使い魔の蟲に犯され、処女を失う。しかも魔力不足を補うために男性の体液、つまり精液を注がれることで補充するため、家に関係する男たちに毎日のように強姦されている。
レイプされたのは6歳がはじめてだが、作中では高校1年生の現在も継続して複数の男に犯されている。
ミシェル・ケイ（無限のリヴァイアス）
幼い見た目ながら妖艶な魅力をもつ少女。物語中盤で抗争に巻き込まれて拘束され、少年たちの性欲のはけ口とされた。
みどり（少女椿）
見世物小屋の一員。見世物小屋に来たその日に輪姦された。
四葉真夜（魔法科高校の劣等生）
良家の令嬢。中学1年生のとき台湾で拉致され、犯人たちにレイプされた。
柊赤緒（ジンキ）
巫女の女子高生。敵のロボットに負けて全裸で拘束され、子を孕ませるために強姦されてしまう。
流木野サキ（革命機ヴァルヴレイヴ）
元アイドルの美少女。制服姿のまま、暴走した主人公に野外で押し倒され犯される。
レン＝殲滅天使（空の軌跡）
紫髪の明るいゴスロリ美少女。幼い頃に犯罪者組織に捕まり、性的暴行を受ける日々を送り、心を病んでいた。
年齢不明（幼女）
ロニエ・アラベル、ティーゼ・シュトリーネン（ソードアート・オンライン）
Web版のみだが、上級生たちに囚われた後、実際にレイプされてしまう。
渡会真樹（NIGHTMARE_MAKER）
高校二年生の美少女。優等生で周囲を見下すが、自分より優秀な主人公のことは一途に思う。騙されて不良の家に連れ込まれ、男三人に泣きながらレイプされ、膣内射精を受ける。
登場人物がレイプされる作品（一般向け作品）
- 『革命機ヴァルヴレイヴ』 - ヒロインの元アイドルの女子高生・流木野サキが主人公にレイプされる。
- 『ジンキ』 - メインヒロインの柊赤緒が敵に拉致され、全裸で拘束・妊娠目的でレイプされる。
