概要
第32話でガイソーグの鎧の呪縛をついに跳ね除け、長らくリュウソウジャーとの確執を乗り越えたナダ。ようやく仲間になった彼は、これからリュウソウジャー7人目の戦士としてレギュラー入りし、ともに戦っていき、更にはEDのケボーンダンスに加わるものと視聴者は多くは予想していた。
そう33話が始まるまでは……
ナダショック
リュウソウジャーの前に現れた強敵・ウデン。
彼との戦いでたった一人残されたナダはようやく自在に変身が可能になった不屈の騎士・ガイソーグとして戦い、決死の突撃でコウを脱出させ、相打ち覚悟で放った頭突きによってウデンのバックルを破壊。
辛うじてコウだけを脱出させる事に成功したが、その時に致命傷を負ってしまったナダは、コウの目の前で崩れ落ちる。咄嗟にカガヤキソウルを使おうとしたコウを「それよりも皆の命が危ない!」と一喝。そして抱き起こしたコウの腕の中で、彼に後を託すと息絶えてしまうのだった……
そんなナダとコウの思いに応えるように、ナダから託されたリュウソウルとガイソーグの鎧、そしてナダの亡骸はコウの腕の中で新たな姿へと変化し、コウの新たな装備マックスリュウソウチェンジャーになり、ナダを亡くした怒りと新たな力によってウデンを圧倒して撃破する。
ウデンの別空間から解放された仲間たちだったが、コウの悲し気な姿にナダの死を悟り、悲しみに暮れる。そんな中龍井ういが、ナダが生前に残していた動画を見つけてリュウソウジャーの前で再生する。己の未熟さを悟ったナダは、自分を鍛えなおすために修行の旅に出ることを決意し、その為のメッセージを残していた。
旅に出る前に、自分を助けてくれた仲間たちへの感謝と仲間たちのいいところ、そして今まで言えなかったお礼を告げるナダの姿に、改めて六人はリュウソウジャーとしてさらなる戦いを切り抜けることを決意する。
「最後にええ仲間に会えて、ホンマ……」
「みんな、ありがとう」
かくして、和解からはや翌話にまさかの退場劇となり、リュウソウジャーたちはもとより、視聴者にも大変な衝撃と悲嘆を残した…ついに彼は、カラーから当然予想される「リュウソウバイオレット」を名乗る事も無ければ、仲間との7人同時変身を見せる事も無く、ましてEDのダンスに加わる事も無かった……。
この和解早々のまさかの退場劇は、視聴者に大変な衝撃を与え、Twitterでは「ナダさん」がトレンド入りし「ナダロス」に見舞われる人が続出し、その早すぎる退場に多くの人が涙した。
ナダ役の長田成哉氏も自身のツイートでオールアップと思しき報告をしており、自ら「ナダロス」に言及している……。
余談
上記の様にリュウソウジャー7人目としてレギュラー化し活躍を期待する一方で恐竜スーパー戦隊が始まった時からある「恐竜系戦隊の追加戦士は死亡するというジンクス」を心配する声も上がっていた。
前恐竜スーパー戦隊である獣電戦隊キョウリュウジャーでは追加戦士である空蝉丸が死亡からの復活により(半分は)回避できたが番外戦士である賢神トリンが退場した事により追加戦士だけでなく番外戦士にも降りかかるのではないかと心配されていたがその予感は的中してしまった。
関連タグ
マスターレッド マスターブルー マスターピンク:同じ番組内で先に退場した戦士たち。
ブライ 仲代壬琴 賢神トリン:同じ恐竜系戦隊で戦いの中、散っていった先輩たち。しかも、壬琴とは主人公たちと和解して正式に仲間になった次の回で戦死したという共通点もある。
バケニャーンショック:同年に発生したニチアサキッズタイム関係のショック。