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名刀電光丸の編集履歴

2019-12-10 17:51:50 バージョン

名刀電光丸

めいとうでんこうまる

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。

概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。別名「秘剣電光丸」。

コンピューター内蔵の剣。コンピューターが最適な行動を自動的に取らせるので、どんな人でも剣の達人相手と斬り合って勝利することが出来る(むしろ人間の方がこれを動かすための部品と言える。ドラえもんも「これさえ持っていれば眠っていても勝てる」と言い切っている)。

耐久性も凄まじく、こん棒のような大きく硬い物で叩かれてもビクともしない。更に使用者の腕力や身体能力もお構いなしで敵を斬り倒していく(実際に非力なのび太でも大男が振り下ろしたこん棒を片手で受け止めており、後述の宮本武蔵も大勢の敵を自分でも気づかない内に一瞬で斬り倒している)。

また、相手が刀や剣以外の攻撃手段で襲って来た場合も応戦することが可能で、実際に映画版ひみつ道具博物館』では、相手を転ばせる衝撃波を撃ち出す銃で攻撃してくるころばし屋相手に善戦している(ただしこの作品では、最終的にころばし屋が放った衝撃波で電光丸が吹き飛ばされてしまったが)。また、スピンオフ漫画『ザ・ドラえもんズスペシャル』では、素手で殴りかかって来た敵のロボット2体に対しても互角以上に戦っており、相手が放ったロケットパンチさえ一振りで弾き返している。


原作「名刀【電光丸】」では、ドラえもんとのび太が名刀電光丸を若き日の宮本武蔵に渡したのだが、彼はドラえもん達に電光丸を返すことをうっかり忘れてそのまま持ち去ってしまい、ドラえもん達も現代に戻る途中で電光丸が手元に無いことに気がつくが、大長編『大魔境』ではドラえもんが新しい電光丸を取り出し、それを受け取ったのび太がサベール隊長と戦った。


相手の強さや持ち主の状況次第で電光丸の攻撃力は変わるらしく、子供のチャンバラごっこなら相手にタンコブを作る程度だが(2010年版「夢まくらのおじいさん」)が、相手が本気で向かって来たり使用者に危機が迫る状況だと、相手に大怪我を負わせかねない(水田わさび版アニメ「のび太VS武蔵 巌流島ちょっと前の戦い」ではのび太が宮本武蔵と対決した時、電光丸は武蔵が持っていた刀を容赦無く切断している。先述の『ザ・ドラえもんズスペシャル』においても、落下してくる障害物から持ち主であるドラえもんを守る為に、障害物を全て切断している)。

また、映画版『ワンニャン時空伝』では、攻撃してきた相手を電気ショックで気絶させている(実はこの設定は『ワンニャン時空伝』が初出ではなく、1986年に発刊された『ドラえもん道具カタログ』や、1991年に発刊された『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』にて、電光丸には「電気ショック発生機」が搭載されており、相手を電気で気絶させることが出来ると解説されている)。

更に水田版アニメオリジナルエピソード「王子を守れ!伝説のドラミ三剣士」では、使用者の激しい感情(基本的には怒り)に反応し、そのエネルギーを利用して衝撃波を放ち相手を吹き飛ばすという荒業も行っている。


原作短編・大長編では2度しか登場していないという非常にマイナーなひみつ道具だが、近接戦闘の王道である刀剣である為か、アニメ・映画版(特に水田版)ではバトルシーンで使われる事が多くなっている。


アニメ・映画版では電池式となっており、大抵は肝心な時に電池切れとなってしまうことが多い(ちなみに電光丸の電池切れが初めて描写された作品は『ワンニャン時空伝』である)。

それに対し原作では、名刀電光丸が電池切れを起こす描写がある作品は一切存在しない(先述の通り宮本武蔵が電光丸を持ち去ってしまったのだが、その後も彼が電光丸で戦い続けたとすると、原作・大長編の電光丸は無限動力と考えることが出来る)。

それだけでなく、原作短編・大長編の名刀電光丸は大勢の相手だろうと剣の達人だろうと例外無く全勝しており、負けた事例は存在しない


しかしアニメ・映画版では先述の電池式という設定だけでなく、どんな相手にも全勝している原作版の名刀電光丸と比べて何故か弱体化していることが多い

2017年版「天井うらの宇宙戦争」では悪役が持っていたライトセーバーに対しても問題無く斬り合っているものの、原作でドラえもんが「使用者が眠っていても絶対に勝てる」と断言しているはずの名刀電光丸が、電池切れを起こしていないにも関わらず純粋な斬り合いで敗北している。他にも「アリガトデスからの大脱走」でもドラえもんが名刀電光丸を使用して応戦しようとしたが、純粋な斬り合いで敗北してしまっている。


先述の『ザ・ドラえもんズスペシャル』では、黄色いドラえもんひみつ道具倉庫から名刀電光丸を手に入れた。「これさえあればドラえもんズの皆に負けない強さになるぞ!」と判断したドラえもんだったが、先述の通り電光丸は使用者に危機が迫っている状況であれば、敵や障害物と認識した物を慈悲無く切断してしまう程の攻撃力を持つ。

作中でもドラえもんは敵のロボット2体相手に電光丸で応戦していたが、「このまま電光丸でとどめを刺せば、相手の身体を容赦無く切断して再起不能にしてしまうかもしれない」と考え、ドラえもんは電光丸を使うことを自らの手で止めた。


関連道具

  • ライトニングボルトサーベル

水田版アニメオリジナルエピソード「海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~」に登場したひみつ道具。

名刀電光丸のサーベルバージョンで、相手の動きを感知して自動的に敵を倒してくれる。

水田版アニメで登場した名刀電光丸(の亜種)としては珍しく、電池切れを起こす描写が無い。その為、作中では終始ドラえもん達のメイン武器として活躍した。

ちなみに名称及び効果はアニメ版公式ホームページ「ひみつ道具カタログ」にて解説されているが、作中ではこの道具の名称が呼ばれることは無く、使用法等の説明もされていない。


関連項目

ドラえもん ひみつ道具 妖刀 ロボット

赤原猟犬Fateシリーズ):こちらは敵を追尾する魔剣

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