概要(ネタバレ注意)
「白夜の魔眼」頭首リヒトの正体。ウィリアム・ヴァンジャンスの肉体を使って暗躍していた。
詳細はウィリアム・ヴァンジャンスの記事を参照。
彼とは別に本物のリヒト(エルフ族の長でユノの父親)が存在する。
人物
危ないレベルで誰よりもリヒトを慕っていた。
しかし言霊の悪魔が画策した襲撃事件で殺害され、500年後(アスタの時代)にウィリアム・ヴァンジャンスの肉体に転生。どういうわけか本物のリヒトに似た顔立ちとなっていた。大まかな違いは、本物のリヒトが男前に対し、パトリは女性的なイメージが混ざっている。
基本的にエルフの魂と転生先の人間の魔法は同じだが、パトリが光魔法に対し、転生先のヴァンジャンスが世界樹魔法で異なる例外である。魔導書も両者のものが別々に存在するが、パトリの方は絶望で5つ葉に変化して言霊の悪魔に奪われ、その悪魔がアスタに倒された事で失われた。更に言うと、魂と肉体の年齢差が他の転生エルフよりも極端で、成人or中年の肉体に対し、魂は子供のまま(アスタがパトリの精神に入り込んだ時に判明)であった。
言霊の悪魔が倒された後、成仏する筈だったが、ラデスの死霊魔法で抜け殻状態の本物のリヒトのコピーボディ(サリーが作った)に宿る形で復活。コピーボディは元々パトリ用に作られていたが、転生魔法発動の際に予定変更で本物のリヒトの魂を入れたとのこと。ちなみにコピーボディは宿った魂を基準に顔立ちが変化するギミックがあり、前述の顔立ちの違いも忠実に再現している。こうして彼は生きて贖罪する機会を得た。
魔法
全魔法属性最速を誇る「光魔法」の使い手。四つ葉の魔導書に選ばれていた。
「光」という性質上、魔法1つ1つが目にも止まらぬ速さをしている。また、眩しく光り、目眩しにもなる。
ただ「光を反射する」という性質上ゴーシュ・アドレイの「鏡魔法」とは相性が悪い。
絶望で闇墜ちしてダークエルフ化すると「魔光魔法」に変化し、言霊の悪魔の魔法に抗えるようになる。
光魔法
断罪の光剣(だんざいのこうけん)
空中に無数の光剣を生成し、広範囲に放つ。
掌から射出することもできる。
神罰の光芒(しんばつのこうぼう)
広範囲に高出力の光を放つ。
パトリが現時点で撃てる最大の魔法と言うほどの魔法で、その威力はヤミ(次元斬り習得前)でも防ぎ切れないと語るほど。なお、反魔法の剣で跳ね返そうとするアスタに対してヤミは「剣だけが無事残る」と予想した。
クローバー王国全土を覆うほどの無数の光剣を天空から放つ。
封印魔法を解除したパトリが放った魔法。
魔法帝ユリウスが魔力の大半を失って若返るキッカケとなった魔法でもある。
裂天の閃光(れってんのせんこう)
光移動魔法。
名称は、ライアより。
光創成魔法
裁きの光鞭(さばきのこうべん)
光で長い鞭を創り出して攻撃する。強大な威力と範囲を併せ持つ。
光回復魔法
癒やしの光粒(こうりゅう)
光の粒子によって瞬時に回復させる。