「女ぁ、気に入った」
データ
別名 | 雷撃獣神 |
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身長 | 55m |
体重 | 4万t |
CV | 辻󠄀本貴則 |
概要
『ウルトラマンタイガ』第19話「雷撃を跳ね返せ!」に登場。
宇宙に名を轟かせる雷神にして、「出会った者には必ず死が訪れる」と恐れられている厄災の神ともされ、召喚されると有り余る闘争心を満たす為に、戦い続けるといわれている。トライスクワッドの3人もその存在を知っており、ヒロユキに注意を促した。
また、怪獣だが一応の知性は有り、片言口調で人間の言葉を喋り「ゴロロロ……」と笑う(鳴いている?)。
でっぷりとした腹に、アヒルのような口が目立つ、間抜けそうな顔つきが特徴。
両肩には発電機のような突起を備えた装甲、胸には太鼓にも見える二つの丸いパネルが付いている。
又、ヘソにはカラータイマーを思わせる結晶があり、上記の台詞を発した後に佐々木カナを拉致・幽閉した(この後に巨大化したようにも見えた為、恐らくエネルギーを吸収する器官の意味合いが強い模様。又、後にこの結晶が切除された際、本当のヘソが現れた)。
その手には電気によって生成されたと思しき「ゴロン棒」と言う、木を削って作ったような棍棒を持っている。
胸の太鼓のような器官を、ドラミングのように叩いてエネルギーを充電し、それを片腕の吸排口から発射する『サンダースパーク』、両腕から竜巻を放つ『ゴロタツマキ』等の技を用いて敵を攻撃する。
ゴロン棒は1億アンペアの電流および、1兆ボルトの電圧を発生させる事ができ、打撃と共に相手に浴びせる。
また、股間を中心に配置された回しのような部位に加え、四股を踏む、塩撒き、攻撃アクションに連動してお囃子が鳴る等、随所に相撲や力士を思わせる挙動や演出も特徴。
あまり強そうには見えない、ひょうきんな姿をしているが、称号に違わずその実力は本物であり、サンダースパークを重ねる事でエレクトロバスターを押し返す等、搦め手なしの真っ向勝負で苦戦知らずだったタイタスを追い詰め、トライストリウムとも互角に格闘戦が行える程(敢えて言うなら、手持ち武器がないタイタスではゴロン棒の電撃を防ぐ手段がない為、自慢の筋肉ガードが一切役に立たない)。
この強さには呼び出した霧崎も焼肉ポーズばりに身体を仰け反らせながら高笑いし、「いいぞゴロサンダー、想像以上だ!」と絶賛していた。
最期はカナの応援で奮起したタイガにヘソの結晶を切り落とされてカナを救出されると、自身のサンダースパークを吸収して威力を増幅したタイタスバーニングハンマーで倒された(この時、体が首まで地面にめり込んだ後に爆発し、赤い肉片が飛び散っていた)。
劇場版『ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』にも登場が予定されている。
余談
本話監督の辻󠄀本監督曰く「タロウっぽい怪獣」を意識したとの事で、間の抜けたような外見やどこか愛嬌のある動きをするが、そこからは想像も出来ないような強豪怪獣であるという点は、まさしくそれと言えるだろう。
また、その特徴もタロウの怪獣と類似している点が多い。
- エンマーゴ:カラーリングが似ている他、別作品で「突然の死を暗示する」という類似点がある。
- オルフィ:へそに宇宙人が入り込んで操られそうになった所を助けられた、ゴロサンダーとは真逆の立ち位置となっている。
- ドロボン:ゴロサンダーと同じく棍棒を武器とし、人間を捕らえた。また、ウルトラマンジャックのカラータイマーを盗んだ事で(胸部とへそとで設置部位が違うものの)、似た外見特徴を持つ。
- モチロン:タロウと相撲勝負を繰り広げた。
- ライブキング:でっぷりとした腹とでべそが特徴的。こちらも「腹に穴を開けて飲み込まれた人間を救助しようとする」という似たシチュエーションがある。
なお、声優は辻本監督自身が担当している。
関連タグ
ギャラクトロン…ほぼ同上だが、こちらは人質ではなく、意思疎通の為の部品としての意味合いが強い。
ノスフェル…人質を取った繋がりだが、こちらはウルトラ怪獣……所か、特撮全般から見ても、屈指のトラウマ製造機である。
ジヒビキラン…相撲繋がりの怪獣。
コダイゴンジアザー、ジャシュライン…タイガの兄弟子が戦った、間の抜けた外見や挙動の割に強い怪獣達。
クラウドマン…ゴロサンダーという名前の必殺技がある。