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オールマイトの編集履歴

2019-12-31 22:55:05 バージョン

オールマイト

おーるまいと

漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。

「もう大丈夫!」



「何故って?」




「 私 が 来 た ! ! 」



プロフィール

本名八木俊典(やぎ としのり)
誕生日6月10日
身長220cm
体重274kg※
血液型A型
出身地東京都
好きなもの屋久杉・映画
CV三宅健太 / 玄田哲章(VOMIC版)

※公式プロフィールにあるかつての体重。

現在は255kgで、マッスルフォーム時のオールマイトが「この姿だと」と発言しているためトゥルーフォーム時は更に体重が軽くなっている可能性がある。


概要

作中において絶大な力と人気を誇る日本のNo.1ヒーロー。主人公緑谷出久の師匠であり、彼の通うヒーロー養成校雄英高校の教師を務める。

存在そのものが敵(ヴィラン)犯罪の抑止力とされ、作中において“ナチュラルボーンヒーロー”“平和の象徴”と称される生ける伝説。

とある町を訪れた際に“無個性”の少年・緑谷出久と出会い、彼が見せた勇気にヒーローとしての資質を見出して自分の後継者とするべく鍛え上げていく。


人物像

絶対的なパワーと親しみ深いキャラクターによって、長年不動のNo.1の座に君臨し続ける伝説的ヒーロー。正義の味方として常に命がけで悪と戦い続けるが、そんな中でも人々の前ではいつも明るい笑顔を絶やさない。強面な濃い見た目に反して人当たりは良く、ファンサービス精神も旺盛。戦闘中に小粋なアメリカンジョークを飛ばしたりと茶目っ気も強い。


オールマイトさん

決め台詞は、「私が来た」



超常能力“個性”を悪用する犯罪者、通称『敵(ヴィラン)』の蔓延した世の中に“平和の象徴”として君臨し、混迷の最中にあった超人社会の在り方を一変させた。その存在は緑谷出久をはじめとする多くの登場人物達に絶大な影響を及ぼしている。

もはや世間には知らない者は居ないほどの有名人。しかしそのプライベートな素性は謎に包まれており、本名や年齢、“個性”を含めたプロフィールの多くは非公開としている。本人曰く「隠し事はするが、嘘は吐かない」とのことだが…?




実は物語の開始5年前に、とある大物敵(ヴィラン)との闘いで重症を負ってしまい、その後の度重なる手術と後遺症によって、現在では見る影もない痩身となってしまっている。ヒーローとして活動できる時間は物語開始時点で3時間ほどであり、これはストーリーが進む毎にさらに短くなっていく。その秘密を知るのは、後継者である出久や親しい友人、同じ雄英高校の教師達など限られた者のみ。


表向きは理想のヒーローの体現者として振る舞うオールマイトだが、彼のそうした在り方は必ずしも自然体ではなく、決して悪に屈しない完全無敵なヒーローであろうとする強い意思の現れでもある。

ヒーローとして敵の前では決して弱みは見せないが、心の中では弱気な発言をしていたり、人目に付かない所であたふたしていることも多い。自分が常に笑顔を絶やさないのは、ヒーローとしての重圧から己を騙すためとも語っている。

“平和の象徴”には、どんな状況でも絶対に敗北は許されず、決して人々を不安にさせてはならない。その強迫観念とも言える使命感の強さは、サイドキックのサー・ナイトアイや恩師グラントリノからは「ある種の狂気に近い」とも評されている。



雄英高校教師として

出久の入学年度、彼もまた新人教師として自身の母校である雄英高校へと赴任することとなる。彼は教師となる約一年前に出久を自身の後継者として見出したが、元々教職に就いたのは、弱体化のカモフラージュに加えて、ヒーロー育成の最高峰・雄英高校で自身の後継者となる人間を探すことが目的だった。

そうは言っても本人は教師としては全くの素人であり、元来の不器用さもあって日々苦労が絶えない様子。授業にはカンペや参考書が欠かせず、思いのほか優秀な生徒達を前に冷や汗をかくこともしばしば。


出久がオールマイトの後継者であることは周囲には秘密としているが、校内では2人で話し込んでいる姿が度々目撃されているため、出久がオールマイトの「お気に入り」であることは、半ば公然の事実となっている模様。

当初は誰かを救える人間になろうと必死な出久にヒーローとしての資質を見出し、師匠としてできる限りその姿勢を後押ししてきた。しかしアクシデント続きの高校生活の中で、余りにも自分の身を顧みず行動する出久の姿に次第に不安が募っていき、そして雄英体育祭にて一線を越えかけた際、自身の見込んだ出久の心の強さは、逆に彼自身の未来を摘みかねないことに気づいてしまう。

そのため物語の前半は、導く立場の人間として出久を叱責しつつも、悪の手から生徒達の未来を守り抜くために奔走することとなる。


容姿

更に向こうへ!!サイタマXオールマイト


前髪を角のように二本立てたオールバックの金髪と、白黒逆転した強い眼差し、きらりと光る白い歯。筋骨隆々のマッチョボディを誇る大男。なぜか彼だけはアウトラインや陰影が強調されたアメコミ画風で描かれる。

なお、逆立った前髪は、企画段階で彼がまだ「オールマイト」という名前ではなかった頃の名残であり、作者は“ヴィクトリー”の「V」をイメージしたもの」という裏話を語っている。


青を基調とした三原色カラーのヒーローコスチュームは、“ゴールデンエイジ”のコスチュームと呼ばれている。

左イラストは過去に使用していた“シルバーエイジ”のコスチューム。色合いは同じだが、赤い上半身のスーツと赤い裏地の青マントが特徴。ファンサービスのためか、現在でも時折こちらのコスチュームで人前に現れることがある。

過去にはサポートアイテムの装着を検討したこともあったが、自身のフルパワーの反動に耐えることができる装備が存在しなかったため、結局は己の身ひとつで戦うことを決断したという。ちなみにその際の姿は生粋のオールマイトマニアの出久ですら存在を知らなかったほど貴重なものだとか。


トゥルーフォーム

オールマイト


現在の彼の本来の姿。ちなみに、ヒーロー活動中の姿は「マッスルフォーム」と呼ばれる。

トレードマークの二本の角は垂れ下がり、画風もがらりと変わってまるで子供の落書きのような骨ばった姿となる。日頃の無理が祟ってか、この状態では少し興奮しただけで喀血してしまう。

マッスルフォーム時の気迫は目に集約されており、濃い影になった眼窩の奥では、曇りない瞳が強い光を灯している。


普段の姿とのあまりの違いから、一目見ただけでは誰もオールマイトとは気づかない。雄英体育祭では保健室でうっかり出久のクラスメイト達と鉢合わせてしまったが、同一人物だと気づいた者は誰もいなかった。なお塚内と出会った頃は、この姿を使って「オールマイトの秘書の八木俊典」として接触していた(すぐにバレたが)。一部のプロヒーローと雄英教員はこの姿と大怪我のことを知っているが、“個性”に関する秘密は極一部の者しか知らない。


ヤングエイジ

オールマイトToshinori


2018年公開の劇場版「2人の英雄」では青年期(ヤングエイジ)のビジュアルが公開された。アウトラインや陰影が無く、目のくぼみもまだ浅く白目がハッキリと見えている。コスチュームも現在とはやや異なり、ライトブルーのマントと手足を覆う銀色の装甲が特徴。なんでも、留学先のアメリカで生活する内にあのアメコミ調の画風になっていったらしい。腹筋を力み続ける要領でマッチョボディに変身したりと、色々と常識外れな男である。

またアメリカでは当時学生だった“個性”研究の第一人者、天才科学者デヴィット・シールドを相棒としていた。

入場者特典のコミック『Vol.Origin』に掲載された描き下ろし「オールマイト:ライジング」では高校時代のビジュアルが明確に描かれており、雄英卒業の頃にはマッスルフォームの体格となっていた。顔立ちはヤングエイジより更にくぼみが浅くなっている。

オールマイトの"個性"考察のSNSでのコメントから優れたヒーローには付き物の学生時代の逸話が残されていないが、一年間だけ担任だったヒーローによるスパルタ教育の伝説が尾ひれ背びれが大量に付いた状態で雄英に伝わっている。


“個性”

再见了 , One · For · All


彼の“個性”の詳細は世間には公開されておらず、一般的には「怪力」や「ブースト」などと呼ばれている。


“個性”の名は”ワン・フォー・オール”

【己の力を次の者に引き継ぎ、力を育てていく“個性”】であり、歴史の裏で正義の意思と共に脈々と伝承されていた。

詳細は個別記事を参照。


性質としては【自らの肉体を強化する】というとてもシンプルな“個性”。前述の怪我の後遺症に加えて、出久に力の大部分を継承したため、現在では全盛期ほどの力は無いとされる。だが彼はそれを長年の経験と強靭な意志力によってカバーしており、衰えてなお他を寄せ付けない圧倒的な力を保持している。

幾人もの超人達によって極められたその力は作中を通しても破格の威力を誇り、ジャンプ一つで日本中を飛び回り、ありとあらゆる敵を圧倒的な力技でねじ伏せてしまう。まさに究極の脳筋


オールマイトはこの“個性”の8代目の継承者に当たり、自身は元々“無個性”だったとの事。先代の志村菜奈を始めとする歴代の継承者は他の“個性”も持っていたらしいので、“無個性”でなければ継承できない訳ではない。

なお、彼は“個性”の扱いに関しては天才肌であったようで、継承された直後には既にOFAの力を感覚的に扱うことができたという(そのため、出久への指導には勝手がわからず苦労している様子が度々見られる)。

グラントリノによれば彼と出会った時には既に100%の出力を引き出すこともできたようだが、どこにでもいる“無個性”の少年であった当時の彼が、なぜそれほどの常人離れした身体能力を持っていたのかは、作中では明らかになってない。


当初この“個性”の秘密を知っているのはリカバリーガール根津校長塚内直正、そして後継者の緑谷出久のみとオールマイトは発言しているが、実際はオールマイトを扱き上げたグラントリノと元サイドキックのサー・ナイトアイもこの秘密を知っている。


ルーツ

この“個性”の発端は、「オール・フォー・ワン」と呼ばれる人物が自身の【他者の“個性”を奪い、与える“個性”】によって弟に与えた【力をストックする“個性”】と、その弟が元々持っていた【“個性”を譲渡する“個性”】が合わさって生まれたもの。

そもそも、弟は裏社会の支配者として君臨する兄の所業に心を痛めていて、力を与えられても従わずに後継者を育て、いつの日か兄に対抗出来る者を出す道を選んだという。


前述した「オールマイトに重症を負わせた大物敵(ヴィラン)」というのもこのオール・フォー・ワン。彼との戦いはオールマイトの代だけでも長期に渡るものだったようで、先代継承者・志村菜奈も18歳の頃の戦いで殺されている。そして、5年前の戦いでは、自身も脇腹を貫かれながらも致命傷を与え長き戦いに終止符を打った。


・・・とオールマイト達は思っていたのだが、あちらもまた満身創痍ながら生き延びており、敵(ヴィラン)連合の黒幕として暗躍している。


死闘の果てに

平和の象徴

「さらばだ ワン・フォー・オール」


「次は君だ」


夏合宿で攫われた爆豪勝己の奪還と敵(ヴィラン)連合の殲滅のため、プロヒーローと警察の連携による電撃奇襲が行われ、あと一歩の所まで追い詰めたのだが、最後まで潜伏していると思われたオール・フォー・ワンが現れ、直接対決する事になる。


お互いに衰えてもなお圧倒的な力を持っており、街を壊す程の凄まじい激突を繰り広げていくが、ついに活動限界を超えてしまい、さらに世間に「トゥルーフォーム」を知られてしまう。だが、それでも皆の声援と「生きて出久を導かねばならない」という使命感で限界を超え、渾身の一撃「ユナイテッドステイツ・オブ・スマッシュ」を決めて勝利を収める。

だが、この戦いで彼の中に残った「ワン・フォー・オール」の残り火は潰えてしまい、“平和の象徴の死”という大きな代償を払う事になった。


そのため、彼自身はヒーローを引退し、雄英高校で出久の育成に専念する事を決意する。

だが、当然“平和の象徴の消失”が世間に与えた衝撃は大きく、ヒーローと敵(ヴィラン)の双方が在り方を変化させていく激動の時代を迎える。


引退後もマッスルフォームへの変身だけなら数秒ほど可能なようで、挨拶代わりにこの姿になることがある。


ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-

ちょい役で何度か出ていたが、第37話にてようやくメインで登場。

サイドキックのサーがいないこととトゥルーフォームが出てくる事から、オール・フォー・ワンを一度退けた後の模様。


余談

  • 2016年6月10日に発売された『月刊ニュータイプ』7月号では、『ヒロアカ』アニメ第1期が大詰めを迎えていたことと、発売日の6月10日がオールマイトの誕生日だったことから、ヒロアカ特集ならぬ「オールマイト特集」が組まれていた(内容は見開き2ページの描き下ろしイラストに加え、担当声優・三宅健太、キャラクターデザイン&総作画監督・馬越嘉彦へのインタビュー、原作者・堀越耕平へのアンケートなど、オールマイトを作り上げる上での裏話が数多く語られていた)。
  • 物語開始直後はその一切が謎に包まれているオールマイトだが、ストーリーが進むにつれてその素性が明かされる。それと共に、No.1ヒーローとしての輝かしい功績の裏で、彼が多くの犠牲と後悔を積み重ねてきたことが明らかになっていく。作中においては、出久の純粋で直向きな姿にかつての自分を重ねており、そして弟子である出久に触発されて変化していくオールマイトの心情もまた作品の見所の一つである。
  • オール・フォー・ワンとの戦いにより左上腹部に大きな傷跡があり、この大怪我により呼吸器官(恐らく左肺)半壊、胃袋全摘出となった。作中ではギャグのように堰をしながら血を吐く描写が目立つが医学的に深刻な状態である。当然ながら胃がないためオールマイトは食べ物をかなり咀嚼してからでないと呑み込めず、食べる量も激減している。雄英高校では、食堂で振る舞われるランチラッシュの料理ではなく、恐らく手作りであろう小さな弁当を持参している。また同僚の相澤消太が一杯奢ると言った時、飲めないと発言していることから元々アルコールが飲めないのか、胃の摘出に伴い肝臓の機能が低下しているためとも考えられる。
  • ちなみに学校における彼のポジションは、「主人公と重要な秘密を共有して、影ながら応援しつつも導いていく。病弱(?)設定な学園のアイドル(?)新米教師」とてんこ盛り属性持ちである。自作の弁当を持って出久をお昼に誘うなど、そこだけ見るとまるでヒロインのようにも見えてしまうのだから、恐ろしい箇条書きマジックである。
  • 少なくとも自動車免許は有しており、目指せ合格アメリカンドリームプランで出久が片付けたゴミを乗せる軽トラを運転している。また同プランの実施中、ランニング中の出久にセグウェイに乗って伴走。現在の日本の法律上、セグウェイを公道で使用できないのだが"個性"社会のために法律が変わったのか、はたまたランニング場所での使用が認められているのか、オールマイト個人の私有地なのかは不明。
  • 年齢は明言されていないがエンデヴァー(45歳)が18歳で雄英卒業、20歳でNo.2ヒーローまで上り詰めた段階でオールマイトは既にNo.1の座に君臨していた。オールマイト自身は18歳で雄英卒業後直ぐにアメリカに留学、23歳で帰国していることから帰国して直ぐにNo.1ヒーローになったのだとしたらエンデヴァーよりも3歳程年上の48歳、数年の下積みがあればそれ以上の年齢、すなわち50代であることが伺える。ヒーロービルボードチャートJP(日本のヒーローランキング)は半期制なこと、オールマイトの日本でのデビューは出久が何度も再生した動画にある通り未曾有の大災害であることから、帰国直後に1,000人以上の人々(オールマイトは現場に駆けつけて助けられなかった人はいないため更に多い可能性がある)を助けたのだとすればアメリカでの活躍も相まってたった数か月でNo.1になってもおかしくはない。

関連イラスト

軌跡の果て「もう大丈夫!私が来た!!」

僕のヒーローアカデミア


関連動画

「オールマイトvs脳無」


「原点〈オリジン〉」


「UNITED STATES OF SMASH」


関連タグ

僕のヒーローアカデミア

ワン・フォー・オール(“個性”) 志村菜奈(師匠・先代) 緑谷出久(弟子・後継)

グラントリノ(師匠) デヴィット・シールド(アメリカ時代のサイドキック) サー・ナイトアイ(日本でのサイドキック)

ワン・フォー・オール(宿敵)

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