趣味のアニメです(たつき氏のTwitterより)
概要
ヤオヨロズに所属しアニメ『けものフレンズ』の監督で知られるたつきが、2018年1月31日~7月31日に自身のTwitterアカウント(@irodori7)上で公開した短編アニメ(⇒リンク先参照)。
2月28日・3月31日・4月30日・5月31日には続編が公開された(⇒2.28投稿分/3.31投稿分/4.30投稿分/5.31投稿分 フル版)。
劇中にはたつき氏が同年1月13日に公開した中野の静止画と同時に公開された鬼娘と猫娘が登場している。
またたつき氏は同日にTwitter上で女性の声優二名を募集しており、これについて声優の高杉薫と門脇舞以が新作出演を報告。監督の言及はなかったが、今回の投稿によってこの作品への出演であったことが判明している。
内容
二人の少女が四方山話に花を咲かせるだけのアニメ。
…なのだが、犬と猫の態度の違いに『御社・弊社』という言葉を用いたり、「筆を折ってもおかしく無かった」という台詞があったりと、剣呑で意味深な場面も出てくる。
というか、会話内容がぶっちゃけ制作陣の日常や裏話そのものとも取れるもので、「ケムリクサ」や「傾福さん」など同監督の他作品の名前もさらりと会話の中に出てくる。
登場キャラクター
鬼
CV:高杉薫
頭に二本の角を持つセーラー服を着た女の子。オレっ娘。関西弁で喋る。右手が赤い。使用ガジェットはスマホ。
猫
CV:門脇舞以
桃色の髪にネコミミを生やした女の子。デカい。おっとりした口調の標準語で喋る。右手が桃色。使用ガジェットはタブレットペン。
考察
たつき・irodori作品らしく、本作品においても考察が活発である。
まず『へんたつ』というタイトル自体の意味についてだが、
- irodoriメンバーの伊佐佳久作画監督の“伊佐”は沖縄に集中する苗字であり、伊佐氏のirodori内での愛称「平安」は沖縄では“へん”と読むこと。
- irodori公式サイト内「PROFILE」制作スタッフ欄では桃色の巨乳少女のエロ画を描きながらこちらに向かって「ニコ」とするメガネのおじさん=伊佐氏=平安氏が描かれており、猫娘との共通点があまりにも多いこと。
- 2018年2月11日に開催されたヤオヨロズの近況トークイベントにおいてこの2人が並ぶ一幕があり写真も撮られたが、この写真と『へんたつ』のスクリーンショットを見比べてみると、身長差やたつき氏のポーズまであらゆる点が一致すること。
- そもそもirodoriの所在地が中野であること。
以上のことから、“へん”は伊佐作監=平安、“たつ”はたつきのことだという説が浮上。
そして先述の3月31日投稿分でのある発言から、この説が確定的になった。
まさかの地上波アニメ化
2019年12月28日にたつき氏のツイートに、20年1月4日23:57とTOKYO MX等4つのテレビ局の名前が書かれた段ボール箱の映像がアップされた。
中途半端な時間である事から界隈では新作の告知・CMの類かと騒がれた。
しかし、予告された時間に流れた物はへんたつの新作であった。しかも毎週土曜日の23:57放映の新番組。
何も知らなかった前番組のFGO視聴者は勿論、irodoriファンも「なんだこれ」となる事態となった。
制作とキャストは配信時とほぼ同じ、なのだが『音:アニプレックス』というよく分からない表記がある。考察班の一部は「CMジングルの『ア』だけを切り取っている」という仮説を立てており、それならば確かに「CV:アニプレックス」という表記に符合する。
だが、前がFGO、後がマギレコとアニプレックスが関わる番組に挟まれている事と、作中にて「あと6体倒せば枠を貰える(NIPLEXの6文字?)」という発言があることから、へんたつにも音以外のもので関わっていると思われるのだが…。
尚、5話にてFGOとマギレコに挟まれていることについてプレッシャーを感じていることを吐露していた。そしてゲームの方のFGOに出演している門脇舞以を仲介者としてFGO陣営と仲良しに~などと門脇本人に提案していたらしい(流石に冗談だろうが…)。