キャプテン・クロとは、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターである。
概要
東の海(イースト・ブルー)を拠点とする『クロネコ海賊団』の元船長。
本名はクロ。
二つ名は『百計のクロ』。
懸賞金は1600万ベリー。
緻密な計略のもとに犯罪・略奪を行う知能犯で、不要と感じればたとえ部下でも容赦なく切り捨てられる冷酷さを併せ持つ。
しかし、海賊での荒くれ生活に嫌気がさし、当時まだ軍曹だった斧手のモーガンの船に乗り込み、部下である1,2のジャンゴと共謀してモーガン一行と自身の部下を催眠術にかけて『モーガンによって倒された』という事実を捏造し、まんまと海賊から足を洗うことに成功した。
しかし改心するどころか悪行をやめることはなく、シロップ村の富豪の一人娘であるカヤに近づいて彼女の執事となり、善良な執事「クラハドール」を演じて信用を得ることで、その財産を簒奪する計画を立てる。
そして計画の最終段階でとして、カヤの暗殺を実行に移すべくかつての仲間たちを呼ぶも、ウソップと麦わらの一味に計画がばれたことで失敗し、ルフィとの直接対決では僕を喫して逃走した。
その後の行方は分かっておらず、アニメ版ではクロネコ海賊団の船長に返り咲いている。
戦闘力
手袋の指に刀の付いた『猫の手』という独特な得物を用いて戦う。
そのため、カヤの執事をしていたときにも眼鏡を直す際に掌で治す独特の癖が抜けずにいた。
「抜き足」という無音の高速移動法を体得しており、100mを4秒で走り切る驚異的なスピードを有している。そのスピードは海軍格闘術『六式』の剃(ソル)に匹敵するという。
必殺技として、抜き足を利用した『杓死(しゃくし)』という高速殺法を使うが、速すぎて視界が利かないという欠点があり、クロ自身も触ったものを手当たり次第に切っているため、完全な味方殺し技となっている。もう一つの欠点として、全身の筋肉に力を溜めるために発動前に隙が生じるというものがり、ここを突かれてルフィの「ゴムゴムの鐘」によって敗北している。